英語を読んだり書いたりすることができても、実際に話せるとは限りませんよね。そのような人の中には、英会話力を測れるスピーキングテストに興味を抱いている人も多いのではないでしょうか。
そのひとつがPROGOS®です。株式会社プロゴスが提供するスピーキングテストで、ビジネスシーンで使われる英語力をAIで測定することでも知られ、注目を集めています。
「PROGOS®ってどんな問題が出題されるの?」
「高レベルを狙うためにはどんな勉強をすればいいの?」
こちらの記事では、このような疑問や悩みを一挙に解決!PROGOS®の試験内容や高レベルを狙える勉強のコツなどについて詳しく解説します。PROGOS®を受験して、自分の実力をチェックしましょう。
PROGOS®について下記の記事でも詳しく紹介しているので、併せて目を通してみてください。
PROGOS®とは?AIを活用したビジネス英語スピーキングテストで英語力を測ろう!
PROGOS®試験内容は5つのPartに分かれている
スピーキング力を測定するPROGOS®の試験は、以下の5つのパートに分かれています。
Part1:インタビュー
Part2:音読
Part3:プレゼンテーション
Part4:グラフ・図を用いたプレゼンテーション
Part5:ロールプレイ
ここでは、それぞれのパートについて概要やサンプル問題、回答のコツをご紹介します。
Part 1:インタビュー
Part1のインタビューは、英語の問いに対する一問一答形式の問題です。問題は全10問で、それぞれの解答時間は20秒以内となっています。準備時間はないので、テンポ良く解答する必要があるでしょう。評価のポイントとなるのは回答の的確さと質全般です。
Part 1 サンプル問題
以下は、本番でどのような形式で問題が出題されるかのサンプル問題です。サンプル問題を活用して、本番前に試験の形式に慣れておきましょう。
まず初めに、英語の音源でPart1全体の説明が流れます。説明の内容は英文でも表示されるので安心ですね。続いて、設問の音源が流れるので20秒以内で回答します。設問は音源のみで、英文は表示されません。
Part1回答のコツ
Part1は設問の英文が表示されず、音声のみを頼りに回答するパートです。日頃から英語の音に慣れておくことが必要でしょう。
それぞれの設問の回答時間は20秒と短いので、テンポ良く速く解答することも重要です。音声が全て聞き取れなかったとしても、聞き取れた単語や部分から推測して何かしら話すことを意識してみてください。
Part1では自分の身の回りのことについて質問されるので、単語や表現の幅を増やしておくことをおすすめします。知っている単語であっても、実際に使えるとは限りません。自然にミスなく回答するためには、それらを使える状態にしておくことが必要です。
ほぼすべて5W1H形式の設問なので、What(何が)、Who(誰が)、Why(なぜ)など、何を聞かれているかを把握すると回答しやすいですよ。
Part 2:音読
Part2は画面に表示された英文を読み上げる音読問題です。設問数は全8問。各設問の回答時間は10秒ずつです。聞き手がわかるように発音できているかどうかが評価ポイントとなります。
Part 2 サンプル問題
まずは、Part2の説明が英語音声で流れます。画面に設問の英文が表示され、開始の合図音がしたら10秒以内に英文を音読しましょう。
Part2回答のコツ
Part2では、聞き手がわかるよう英語を正しく発音することが求められます。正確さはもちろん、イントネーションや音の強弱などの音声変化ができているかも評価の対象となります。文章の意味をよく理解し、適切な場所で区切ることも必要です。
冠詞や代名詞、助動詞などは若干弱く発音するといったことも意識してみましょう。文章を読む時にはアクセントも意識し、ネイティブになったつもりでなめらかに単語同士を繋げていきます。発音を苦手とする人は、まず単語の発音記号や抑揚など、英語ならではの発音ルールをしっかりと身につけましょう。
また、試験では緊張して声が小さくなってしまいがちですが、はっきりと大きな声で発音することも大切です。音読の途中、発音がわからない単語があった場合も、止めないように気をつけましょう。
ネイティブのようなリズムや発音を身につけるためには「シャドーイング」が効果的です。シャドーイングとは、英語の音の後に続いて発音する練習。何度も繰り返し音を真似することで、自然と身についていきます。独学では不安という人は、英語が話せる人にチェックしてもらうのもおすすめです。
Part 3:プレゼンテーション
Part3は提示された3つのポイントを満たしながら、与えられたトピックについて話すパートです。設問数は1問で、解答時間は60秒。準備時間として40秒が与えられます。設問は音声だけでなく、画面上にも表示されます。長めの説明をどのように行うかが評価ポイントとなります。
Part 3 サンプル問題
まずは、英語音声でパートの説明が行われます。設問が文字と音声で示されたら、合図音が鳴り40秒の準備時間がスタート。次の音が鳴ったら設問に回答しましょう。
Part3回答のコツ
Part3は自分の意見について詳しく回答する設問です。ポイントとなるのは、提示された3つのポイントを必ず回答に含めること。それらを軸に回答し、順序よく筋道を立てて話を展開していくことも必要です。1つのポイントに対して1文以上の回答ができるよう、40秒の準備時間を有効に使いましょう。
また、ただ回答するだけでなく、具体例や実体験、なぜそう思ったのかといった理由を交えることで説得力のある内容になります。こちらのパートで必要となるのは正しい文法の知識と豊富な語彙力です。文法や知識があればあるほど表現の幅が広がり、言いたいことをより明確に相手に伝えることができます。
ある特定のテーマに対して、自分の意見を伝える練習をしておきましょう。何度も練習を重ねることで、本番でも焦らずに自分の意見を伝えられるはずです。質問された内容が未経験だったとしても、「自分だったら」とイメージして答えればOKですよ。
Part 4:グラフ・図を用いたプレゼンテーション
Part4はグラフや図が示すものについて説明するパートです。グラフや図が何を示していて、そこから何が読み取れるかを説明します。設問数は1問で、回答時間は60秒。準備時間として40秒が与えられます。設問は画面上に文字で表示されます。事実提示説明の質が評価ポイントとなります。
Part 4 サンプル問題
こちらのパートも、まず最初にパート全体の説明が英語音声で流れます。文字と音声で設問が示されるので、合図音が鳴ったら40秒で回答の準備をしましょう。2度目の音が鳴ったら回答します。
Part4回答のコツ
Part4ではグラフや図を正確に読み取ることに加え、それらが示す内容をわかりやすく伝える力が求められます。数字が出てくることがほとんどなので、数字に関する英語表現を身につけておきましょう。また、ビジネスの業績や売上などに関する設問が多いのも特徴。比較級や最上級などの表現を使い、具体的に説明できることが必要です。
グラフや図から何が読み取れるかを解釈するよりも、事実を説明するほうが簡単ともいえます。Part4が苦手な人は、「このグラフや図は何を表しているのか」「数字やバーは何を指しているのか」「数字がどのように推移しているのか」などを中心に、事実を説明することを意識してみるとよいでしょう。
有効に使いたいのが40秒の準備時間です。グラフや図を見ながら説明できそうな内容をさっと箇条書きにしておくのもおすすめ。最も数字が大きい箇所と小さい箇所、グラフの増減の傾向などは特にチェックしておきましょう。
Part 5:ロールプレイ
Part5は与えられたトピックについて、いくつかの会話のやり取りを行う試験です。設問数は1問で、その中で2~3つ程度の質問が出題されます。各回答に与えられた時間は30秒ずつ、準備時間に40秒が用意されています。Part1~4までの内容と異なり、こちらのパートは一方的に話すだけでなく、やりとりが発生する場面を想定して評価されるのが特徴です。
Part5 サンプル問題
まずは、英語でパート説明の音声が流れます。文字と音声で設問の状況設定や会話のやり取りのポイントが示されるので、あらかじめ内容をよく理解しましょう。合図音が鳴ったら40
秒で準備をします。設問の音声が流れるので、合図音の後に30秒以内で回答しましょう。
Part5回答のコツ
実際の会話では、お互いの話を聞いて答えるというコミュニケーションが存在しますよね。Part5では、相手がいることを想定した「会話力」が試されます。すべてを聞き取れなくても、聞き取れた箇所から推測して話を展開させましょう。
自分の意見を述べる時には、まず主張や結論を先に述べ、その後でなぜそう思ったのかの理由や具体例を続けると回答しやすくなります。慣れるまでは、ある程度回答の「型」を決めておくことがおすすめ。制限時間をなるべくギリギリまで使って話す内容を膨らませることも大切です。
また、Part3と同様に、自分が未経験の内容を聞かれた場合も想像を膨らませて回答するようにしてくださいね。ロールプレイは一人で学習するのが難しいパートです。そのため、オンライン英会話サービスなどをうまく活用して、日頃から英会話の練習をしておくのもよいでしょう。
PROGOS®高得点を狙う勉強法
英語で話すのが苦手という人でも、効果的な勉強をすることで高得点を狙うことは可能です。ここでは、PROGOS®で高得点を取るための勉強法について解説します。
英会話学習を日常に取り入れる
PROGOS®では実践的な英会話力が試されるため、各パートの傾向を知り対策を取ることが大切です。回答のパターンを知り、雛形を用意しておくことで高得点を狙えるでしょう。とはいえ、やはり総合的な英語力・会話力を身につけておくと柔軟に対応できます。その場しのぎではない、日常生活やビジネスシーンでも使える英語力を目指したいものです。
生きた英会話力をつけるためには日常的に話す訓練をする必要があります。いくら語彙や文法の知識があったとしても、実際に話すとなると英語が出てこないという人は多いのではないでしょうか。英会話教室やオンライン英会話に参加するメリットは、経験豊富な講師と実際に会話ができること。言い回しがわからない時は、その場ですぐに教えてもらえます。
レアジョブ英会話は、日本人カウンセラーに相談しながら英語学習を進められるのが強みです。学習方法を相談しながら、自分に合った方法を見つけられますよ。オンラインレッスンなので、自分の好きな時に好きな場所で学習できるのも魅力です。無料体験レッスンもあるので、興味がある人はぜひ参加してみましょう。
ディスカッション力を高めるための教材を活用する
英語で話すのが苦手という人は、日頃からディスカッション力を高める練習をしておきましょう。独学で勉強する場合は、効果的な教材を使うことをおすすめします。
「Daily News Article」は、英語中級・上級者向けのディスカッション用の教材です。国内外のあらゆるジャンルのニュース記事を読み、自分の意見や根拠などを説明する練習ができます。英語で論理的に説明できる力がつくので、PROGOS®の試験対策にもぴったりです。
また、レアジョブ英会話の生徒が利用できる「Weekly News Article」も、ニュース記事を読んで自分の意見を伝える練習ができる教材です。内容について実際に講師とディスカッションできるので、実践的な英語表現が身につくでしょう。テーマはビジネスやライフスタイル&エンタメ、スポーツなど6つのジャンルから選べます。
1週間に1回新しい記事が追加されるので、常に新しいテーマに挑戦できるのもポイントです。ディスカッションの練習を繰り返すことで、相手や場面に応じて柔軟に英語で話せるようになるでしょう。
PROGOS®でどのような問題が出るのか把握して高得点を狙おう
PROGOS®は5つのパートで構成された、実践的なスピーキングスキルを測る試験です。ビジネスシーンでも積極的に活用されているため、ビジネス英語をよりスキルアップしたい!という人にもおすすめですよ。
試験で高得点を狙うためには、どのような問題が出題されるのかを把握しておくことが大切です。サンプル記事やこちらの記事で紹介した勉強のコツなども参考に、しっかりと対策を立てておきましょう。設問の時間配分を体が覚えるまで何度も練習すれば、本番でも焦らずに回答できるはずです。
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