返品・交換・試着などショッピングで使える便利な英語表現を覚えよう

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英会話初心者が最初に学ぶ英語として代表的なものに、海外旅行中にレストランや買い物で使う基本表現があります。習った英語の実践として旅行中に英語でショッピングや食べ物のオーダーなどができると、より一層旅行も楽しく思い出深いものになりますよね。帰国後の英語学習にもさらにモチベーションがわきます。

海外旅行は楽しいことだけではなく、ときには商品の不備などで返品や交換する必要があることも。そのような場合でも慌てず対処できるよう、ショッピングに関する基本英語をおさらいしましょう。

商品を探すとき

海外でショッピングにいくとき、あらかじめチェックしていた商品や特定のものを探すことも多いのではないでしょうか。商品の場所や在庫について聞きたい場合には次のような表現を使って質問してみましょう。

特定の商品を探している

お店の人に特定の商品についてきく場合、無理に質問しなくても「〜を探しているのですが」と声をかけることでその商品の場所や在庫のあるなしを教えてくれます。

色々な質問のしかたを覚えるのが大変!という人は、まず次の2つを覚えておいてください。身の回りのものを例に繰り返し練習すると考えなくても口をついて出てくるようになります。

「今探している」ということで現在進行形になります。どちらも使われ方に違いはありません。定型文としてこのまま覚えましょう。

I’m looking for…(〜を探しているのですが)

I’m trying to find…(〜を見つけたいのですが)

I’m looking for a book called ‘The Investigator’.(『捜査官』という本を探しています)

I’m looking for tomatoes.(トマトを探しています)

特定のトマトを探しているわけではなく、「トマト」というものを探しているので複数形になります。他の野菜や果物も同様ですが、cabbage(キャベツ)やlettuce(レタス)のように「食品」として使われる場合は不可算のものもあるので気をつけましょう。これらは「植物として」は可算名詞となります。

また、不可算名詞の場合はI’m looking for some cabbage.のようにsomeと一緒に使われることが多いです。もちろんトマトもI’m looking for some tomatoes.としてもかまいません。someを入れると自然と言いやすくなるのでつける人も多いです。

英語学習者は文法的な細かいことを気にする人もいますが、たいていの場合ネイティヴは「言いやすいから」という理由で深く考えてないことが多いです。自分で言いやすい方を使いましょう。

I’m trying to find a gift for a 5 year old girl.(5歳の女の子に贈るプレゼントを探しています)

I’m trying to find a dress to wear to a party.(パーティーに着ていくドレスを探しています)

洋服の場合はpants, shoes, pajamasなど複数形で一つのものをさす特定の単語以外は基本的に単数形になります。複数のものが1パックになっていたり複数個買う果物や野菜と違って、服飾品は通常一つ気に入れば試着して買うものであり、同じ種類のものを複数買うことがあまりないのもあるかもしれません。

どこにあるか尋ねる

商品がどこにあるかを尋ねる場合、もっともシンプルな表現が「Where is/are…?」です。商品だけではなく、お店を探しているときやトイレの場所を聞くなど、さまざまな場面で使うことができますが、少しひねった表現として次の2つも覚えておくといいですね。

Could you tell me where…is?(どこに〜があるか教えてもらえますか?)

Where can I find…? (どこに〜がありますか?)

Where can I find toothpaste?(歯磨き粉はどこにありますか?)

Could you tell me where shampoo is?(シャンプーがどこにあるか教えてもらえますか?)

シャンプーや歯磨き粉など液状のものは不可算名詞で冠詞がつきませんが、「Where can I find the toothpaste?」のようにtheをつける人もいます。その方が文章を言いやすいのと、頭の中に思い描くブランドや形状のイメージがあることから自然とつけるようです。

英会話は実践で通じればいいので通常はそこまで細かく考える必要はありませんが、文法的なことが気になる人は「そういう場合もある」ということは頭に入れておいてもいいかもしれませんね。

商品自体のあるなしを尋ねる

特定の商品を探しているとき、次のような尋ね方をすると在庫のあるなしも合わせて教えてくれます。「〜を探しているのですが」と聞くよりも、より直接的な表現になります。

Do you sell…?(〜は売ってますか?)

Do you have any…?(〜はありますか?)

Do you sell stamps?(切手は売ってますか?)

Do you have any black dresses?(黒いドレスはありますか?)

特定の商品の在庫を知りたい場合は、次の表現を使って商品のアイテムナンバーや画像を見せるのが簡単です。

Do you have this item in stock?(この商品の在庫はありますか?)

試着やサイズを確かめたいとき

服飾品を試着したい時は、店員にひとことかけて試着可能か確かめます。試着の有無や試着室の場所をきく場合のほかにも試着で使える便利なフレーズを覚えておきましょう。

試着したい

小さなお店や市場の一角にあるお店だと、試着不可の場合もあるかもしれませんが、パッと見で試着室が見つからない場合は次のように尋ねます。試着は英語で「try〜on」試着室は「fitting room」です。

Can I try it on? (試着してもいいですか?) 

Where is the fitting room?(試着室はどこですか?)

Is there somewhere I can try this on?(試着できる場所はありますか?)

サイズが合わない

試着中にお店の人にどんな様子か聞かれた時に、洋服や靴がフィットしないことを伝えるにはシンプルに次のフレーズを使いましょう。

It’s too tight.(きつすぎます)↔︎ It’s too loose.(ゆるすぎます)

It’s too long. (長すぎます)↔︎ It’s too short.(短すぎます)

ほかのサイズや色があるか尋ねる

試着でサイズが合わない、あるいは店頭で気に入った服に自分のサイズが見当たらない、または形は気に入ったけれど別の色が欲しい場合もありますよね。そんなときに覚えておくと便利な表現が次の2つです。

Do you have a smaller/bigger size?(もっと小さい/大きいサイズはありますか?)

Do you have this in another color?(これの別の色のものはありますか?)

商品を戻したい

試着したけどサイズが合わなかった、あるいは着てみたらイメージが違って欲しくないときは、試着室の入口のスタッフに商品を戻したいことを伝えましょう。

Can I put this back? (戻したいのですが)

支払いのとき

支払いでは、わりと日本では無言だったり現金ではないときに「カードでお願いします」程度の会話しかしないかもしれません。海外ではお店に入ったときから店員が気軽に話しかけてきたり、レジで会話がはずむこともあります。支払い方法に関する会話は短くて必ずしも必要ないこともありますが、英会話を実践するいい機会です。ギフトラッピングの事情も日本とは異なるので、ここではそれに関しても解説します。

支払い方法を尋ねる

小さなお店だと、クレジットカードを受け付けない場合があります。大抵はレジにカードのロゴが貼ってありますが、見かけないときは念のため聞いてもいいですね。

Can I pay by credit card?(クレジットカード使えますか?)

Do you take/accept credit cards?(クレジットカードでもいいですか?)

逆にお店の人に支払い方法を聞かれたら、「I’ll pay in cash/by credit card.(現金/クレジットカードで支払います)」と答えますが、さらに短くして 「in cash/by credit card(現金/カードで)」だけでも大丈夫です。

カードを受け付けず現金払いで手持ちが足りない場合もあるかもしれません。その場合は取り置きしてもらいましょう。

Can you put it aside for me? I’ll go get some cash and come back!(これを取り置きしてもらっていいですか?現金取って戻ってきます)

まだ買う意思が固まってなくて、数時間取り置きをお願いしたい場合は「put on hold」という表現を使います。電話やネットで注文する場合にもよく使われる表現です。

Can you put this item on hold?(その商品取り置きしてもらえますか?)

プレゼント用にお願いする

海外では自分でラッピングペーパーを買ってプレゼント用に包装することが普通で、包装紙や箱は文具屋や専門のお店で購入することができます。お店によってはラッピングも依頼できますが、頼むと別に箱代や包装代がかかりますので注意してくださいね。

ギフト用ラッピングを依頼する場合は、次のフレーズを使いましょう。

Could you gift wrap that for me?(ギフト用にラッピングお願いできますか?)

購入した商品に問題があるとき

お店と外やホテルでは光のあたり具合が違うので、買ったはいいけど交換や返品をしたいこともありますよね。また、その場では気づかなかった故障や不備が見つかることもあります。そんなときに役立つ表現も覚えておくと、いざという時に使えて便利です。

商品に不備がある

商品になにかしらの不備がある場合は、不備の部分を指差しながら次のような言葉で問題点を伝えることができます。

It doesn’t work.(動きません)

It’s coming off.(取れてきています)

It has a tear in it.(裂けています)

試着せずに買った場合、着てみたらサイズが合わないこともありますよね。その場合は「体に合う」という意味の動詞「fit」を使って、こう伝えるといいでしょう。

It doesn’t fit.(サイズが合いません)

返品や交換をしたい

日本では返品や交換は1週間以内のお店が多いかもしれませんが、海外では30日ほどある場合が多いです。日本では考えられませんが、パーティーに一度だけ着てなんだかんだ理由をつけて返品や交換する人もいます。そういった事情かどうかはわかりませんが、洋服にほつれや汚れがあることも。購入前にしっかり商品の状態を確認しましょう。

また、これは私も実際経験した例ですが、靴の場合はたまに左右違うサイズのものがペアになっていることがあります。片方だけ試着するのではなく、きちんと両足試着するか両足のサイズの確認が必要です。

I’d like to return this.(これを返品したいのですが)

I’d like to change this for a different color/size.(これを別の色/サイズに交換したいのですが)

返金してほしい

交換ではなく返品による返金を希望する場合は、次のようなフレーズを使って返金の可否をお店の人に聞いてみましょう。返金に応じてくれるところもあれば、交換して差額分の支払いや返金の場合があります。

Could I have a refund?(返金は可能ですか?)

ショッピングで使える英語表現がわかったら

ショッピングの英会話は本当に色々な場面が想定できるので、たくさんの表現の方法があります。今回はできるだけシンプルで「これだけは覚えておくと便利!」というものをご紹介しました。海外旅行の際はぜひ覚えて実践してみてくださいね。

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