「気分が悪い」って英語で言える?いざという時に使える医療英語をご紹介!

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英語学習者の中でも、医療英語を使いこなせる人は少ないのではないでしょうか。でも医療英語が必要な時というのは、突然やってくるもの。いざ!という時のために、元気な今のうちに練習しておきましょう。この記事では、症状の伝え方、診察で使う英語、検査で使う英語、受付・会計で使う英語など、たくさんの例文をご紹介しているので、ぜひ声にだして練習してみてください!

診察予約時に使う医療英語

海外滞在中、病院で診察を受ける前には、必ず電話で予約をとりましょう。海外では、予約がないと診てもらえないことが多いです。予約時に使える英語フレーズを見ていきましょう!

電話で予約する時の英語フレーズ

How may I help you? / How can I help you?(ご用件をおうかがいします)

直訳すると「どのようにお手伝いいたしましょうか?」という意味になりますが、電話や受付などで使われる鉄板フレーズです。

I have a fever. I would like to make an appointment.(熱があり、予約をお願いしたいのですが)

まず、簡単に症状を伝えましょう。「I have 〇〇.」の〇〇部分に症状を入れて伝えます。具体的な症状の例は次の単語の項でご紹介しています。

appointmentと同じくreservationやbookingも「予約」という意味で使われる単語ですが、この3つの使い方はそれぞれ異なるので注意が必要です。

appointment:医師や弁護士、美容師といった「人」との予約に使われます。
reservation:レストランのテーブルやホテルの部屋など「場所」を予約する際に使われます。
booking:reservation と基本的には同様に使われますが、コンサートや航空券などチケットが発券されるような場合に使われます。

診察の予約をお願いするには、以下のように表現することもできます。

I need to see a doctor.(医師の診察をお願いしたいのですが)

see a doctorで、医者に会う⇒「医者に診てもらう」となります。

Could I see a doctor today?(今日お医者さんに診てもらうことはできますか?)

We have an available spot at 2 pm today for you.(本日2時であれば、ご予約いただけます)
We don’t have any openings till 2 pm. Is that fine with you?(午後2時まで予約がうまっているのですが、その時間でもよろしいですか?)

時間枠の空きをspotやopeningで表現します。

That would be fine.(それで大丈夫です)

Can I have your name please?(お名前いただけますか?)

名前を聞く時の丁寧な表現です。ぜひ覚えておきましょう。

My name is 〇〇.

Is this your first visit?(初診ですか?)

Yes, it is. (はい初めてです)
No, it’s not. I’ve been here before. (いいえ、初めてではありません)

来院歴の確認です。他にも、下記のような表現が使われます。

Is it your first time to come to this hospital / clinic? (この病院 /クリニックに来るのは初めてですか?)
Have you ever been to this hospital / clinic before? (この病院 / クリニックに来たことはありますか?)

最後に、診察の際に持参すべきものについて確認しておきましょう。

Is there anything I need to bring with me? / Is there anything I should bring with me?(何か持っていくものはありますか?)

anythingとIの間には関係代名詞の目的格thatがかくれています。会話文では省略されることが多い関係代名詞です。

Please bring your photo ID and health care card.(写真付きの身分証明書と保険証をお持ちください)

診察予約・電話に関する英単語

予約appointment
初診first visit
再診re-visit
保険証health insurance card
身分証明書identification/ID
症状symptom
発熱fever
頭痛headache
腹痛stomachache
のどの痛みsore throat
cough
吐き気nausea
嘔吐vomiting
下痢diarrhea
痛みpain
発疹rash
動悸palpitations

受付で使う医療英語

次は、受付で使われる医療英語です。電話予約をしていると、受付はスムーズですね。それではみていきましょう。

受付で使う英語フレーズ

How can I help you?(どうされましたか?)

I have an appointment at 2 o’clock.(2時に予約しています)

「予約をする」と言いたい時はmake an appointment、「予約がある」と言いたい時はhave an appointmentを使いましょう。

What’s your name?(お名前は?)

My name is 〇〇.(名前は〇〇です)

Do you have your photo ID and insurance card today?(写真付き身分証明書と保険証はお持ちですか?)

忘れず持参していたら、Yes, I do. Here it is. といって手渡します。

Here it is.の代わりに、Here you are.や Here you go.を使うこともできます。

Please have a seat and fill the new patient form, thank you.(おかけになって、こちらの問診票に記入をお願いします)

Please have a seat in the waiting area.(待合室でおかけになってお待ちください)

The doctor will call your name when he is ready.(準備ができましたらお呼びいたします)

If you feel unwell, please let us know.(もし体調が悪くなった場合は、お知らせください)

受付に関する英単語

受付reception counter / reception desk
紹介状reference letter
医師doctor
患者patient
看護師nurse
問診票new patient form

問診で使う医療英語

問診票の記入のあと、場合によっては看護師などが追加で問診をとる場合もあります。

このあたりから、医療英語らしい単語がたくさんでてきます。問診で使われる医療英語のフレーズをみていきましょう。

問診で使う英語フレーズ

What is your date of birth (DOB)?(生年月日を教えてください)

Did you take your temperature at home?(自宅で熱をはかってきましたか?)

take a temperature / take one’s temperatureで「熱を測る」となります。take a temperature with a thermometerは「体温計で体温を測る」という意味です。

What was your temperature? / How high was it?(何度でしたか?)

It was 38.5 degrees.(38.5度です)

温度の単位として、日本を含めほとんどの国では摂氏Celsiusが使われていますが、アメリカでは華氏Fahrenheitが使われています。摂氏38.5度はおよそ華氏101度となります。その違いはあきらかなため、わざわざ摂氏・華氏どちらかをいう必要もないかと思いますが、きちんというのであれば、It was 38.5 degrees Celsius. となります。

Could you check your temperature? / Could you take your temperature?(検温をお願いします)

Do you smoke? / Do you drink?(タバコを吸いますか?/お酒を飲みますか?)

Do you have any medical history / pre-existing conditions?(既往症はありますか?)

既往症・既往歴はmedical historyと言います。
「前から」という意味のpre-と「存在する」という意味のexistingが合わさったpre-existingは、「以前から存在する」という意味の形容詞です。

I had asthma in the past.(むかし喘息がありました)

Are you currently taking any medications? / Do you take any medications?(薬を服用していますか?)

薬を飲む/服用するはtakeを使います。薬というとdrugが頭に浮かぶかと思います。間違いではないのですが、drugは違法薬剤を連想させる単語でもあります。病院ではdrugではなくmedication、medicineが使われます。

I am taking over-the-counter medicines.(市販薬を服用しています)

お医者さんに処方してもらう薬prescription medicine(処方薬)に対して、薬局で購入する薬はover-the-counter(市販薬)と言います。

Have you ever had any side effects after taking medications?(これまでに薬の副作用がでたことはありますか?)

薬の副作用のことをside effectと言います。副作用のでた薬は処方を避ける必要があるので、副作用がでたことがある人は、必ず薬の名前を英語で言えるようにしておきましょう。

I had rash with amoxicillin in the past.(アモキシシリンで発疹がでたことがあります)

Have you had any surgeries before?(過去に手術を受けたことがありますか?)

I had an operation for appendicitis 7 years ago.(7年前に盲腸の手術を受けました)

Do you have any allergies?(アレルギーはありますか?)

I’m allergic to penicillin.(ペニシリンアレルギーがあります)

I’m allergic to 〇〇. で「〇〇アレルギーがあります」となります。
「花粉症です」は、I’m allergic to pollen. と言います。

問診に関する英単語

体重body weight
身長body height
体温計thermometer
体温body temperature
medicine / medication
市販薬over-the-counter medicine
既往症pre-existing condition
既往歴・既往症medical history
手術surgery / operation
副作用side effect

アレルギーに関する単語:

花粉pollen
蕎麦buckwheat
甲殻類shellfish
ピーナッツpeanuts
小麦wheat
大豆soybeans

診察で使う医療英語

それでは、いよいよ診察室に入り、医師の診察を受けます。限られた時間の中で症状を詳しく正確に伝える必要があるので、しっかりイメージトレーニングしておきましょう。

診察で使う英語フレーズ

How can I help you today? / What can I do for you today? / What brings you here today? / What brings you in today? / What seems to be the problem?(今日はどうなさいましたか?)

いずれも「今日はどうなさいましたか?」と受診の理由をたずねるフレーズです。What brings you here today? / What brings you in today? は「意思を持たない物」を主語とする「無生物主語」の表現です。婉曲表現といって、あえて遠回しに言って物事を丁寧に伝えるという英語らしい表現なので、ぜひ覚えておきましょう。

I have been sick for a couple of days.(2~3日前から体調を崩しています)

現在完了形have beenを使って、数日前から今現在も症状が続いていることを表します。

I have a fever and feel quite dull.(熱があって体がだるいです)

I feel 〇〇. の〇〇の部分に形容詞を入れて、下記のように、気分を伝えることができます。

I feel sick. (気分が悪いです)
I feel dizzy. (めまいがします)
I feel itchy. (かゆみがあります)

When did they start?
(その症状はいつからですか?)

症状がいつ始まったのか、症状の持続時間を聞くフレーズです。

They started last night.(昨晩からです)

Do you have any other symptoms except for a fever?(熱以外の症状はありますか?)

I have a terrible headache.(ひどい頭痛があります)

Have you been in contact with someone who has the flu?(インフルエンザにかかった人との接触はありませんでしたか?)

be in contact withで「~と接触して」という意味になります。「~と連絡をとり合っている」という意味でも使われます。

It seems like you have flu-like symptoms.(インフルエンザのような症状がでているようですね)

診察に関する英単語

診察室examination room
風邪cold
インフルエンザflu
感染infection
頭痛headache
喉の痛みsore throat
鼻づまりstuffy nose
鼻みずrunny nose
cough
くしゃみsneeze
おなかstomach
下痢diarrhea
便秘constipation
めまいdizzy
吐き気nausea
嘔吐vomiting

痛みについて:

How would you describe the pain? (どのような痛みですか?)

It is a sharp pain in my chest. (胸にするどい痛みがあります)

It is a dull pain. (鈍痛です)

It is a throbbing pain. (ズキズキと脈打つような痛みです)

It’s especially focused on my temples. (こめかみ部分がとくに痛いです)

検査で使う医療英語

必要があれば、一旦医師からはなれ、検査技師や看護師から検査を受けることになります。検査で使われる医療英語のフレーズをみていきましょう。

検査で使う英語フレーズ

You will take a blood test and X-ray.(血液検査と胸部レントゲンの検査をしましょう)

take a blood test のtakeはgetにおきかえて get a blood test と言うこともできます。

This is just to check if you have an infection or not.(感染症にかかっているかどうかを確認するためのものです)

Are you OK with alcohol wipes? / Have you ever had problems with alcohol swabs?(アルコール綿は大丈夫ですか?)

Have you ever felt sick during a blood sampling?(採血中に気分が悪くなったことはありませんか?)

Can you please roll up your sleeve and put your arm on this table?(袖をまくって腕を台においてください)

Please lie down on your back on the bed.(ベッドの上にあお向けで横になってください)

Please lie down on your stomach on the bed.(ベッドの上にうつぶせで横になってください)

「あお向け」「うつぶせ」は以下のように表します。

lie down on one’s back(あお向けで横になる)
lie down on one’s stomach(うつぶせで横になる)

on は何かにくっついている状態を表す前置詞なので、台に背中がくっついていれば仰向け、おなかがくっついていればうつぶせ、という具合にイメージできるといいですね。

Please take a big breath in and out.(息を大きく吸って、吐いてください)

Take a deep breath.(深く息を吸ってください)

take a breathで「一休みする」という意味もあります。

Please hold your breath.(息をとめてください)

検査に関する英単語

検査investigation / examination / test
採血blood test / blood sampling
アルコール綿alcohol wipes / alcohol swab
尿検査urine test
血圧blood pressure
レントゲンX-ray
CT検査CT scan
心電図検査electrocardiogram
超音波echography

処方箋・診断書に関する医療英語

検査が終わると、その結果で、診断を受けることになります。医師から病名や薬、治療法についての説明を受けます。難しい単語も出てくるかと思いますが、理解できるまで、遠慮せずに説明を求めてOKです!

処方箋・診断書をもらう時の英語フレーズ

It seems like you have a bacterial infection.(細菌感染のようです)

It seems likeは「~のようです」という意味の便利な表現です。

Here’s your prescription for Loxonin.(こちらがロキソニンの処方箋になります)

Sorry, what is that? / what is that for?(すみません、何の薬ですか?)

Loxonin is for your headache, and it also eases fever.(ロキソニンは頭痛をやわらげ、熱も下げてくれます)


Take one tablet after meal, three times a day, please.(食後に1錠ずつ、1日に3回服用してください)

服用の頻度は、once a day(1日1回)、twice a day(1日2回)、three times a day(1日3回)と表現されます。a day をdailyにおきかえて、three times dailyということもできます。

Can I also get a doctor’s note?(診断書をいただけますか)

診断書はdoctor’s noteと言います。保険会社や学校に提出が必要な場合もあるので、覚えておきましょう。

If the symptoms don’t improve within a week, then come back to the clinic.(もし症状が1週間以内によくならない場合は、もう一度いらしてください)

処方箋・診断書に関する英単語

処方箋prescription
錠剤tablet
カプセルcapsule
軟膏ointment
抗生剤antibiotic
目薬eye drop
痛み止めpain killer
診断書doctor’s note

会計で使う医療英語

最後は会計です。支払いと領収書などの受け取り、また場合によっては次回の予約をとることもあります。

会計で使う英語フレーズ

That will be 40 dollars today.(本日のお会計、40ドルになります)
How would you like to pay?(どのようにお支払いになりますか?)

By card, please.(カードでお願いします)

By card, please. は I would like to pay by card. を省略したものです。手段をあらわす前置詞byを使います。現金であればby cashとなります。

You accept cash payments, don’t you?(現金での支払いも可能ですよね?)

Are you able to issue an invoice and a receipt? I need them to claim for insurance.(請求書と領収書を発行していただけますか。保険金請求に必要なのです)

claim forで「~を請求する」という意味になります。claimは自動詞・他動詞にもなり、さらに名詞にもなります。

Do you want to make an appointment for the next visit?(次回診察の予約をとられますか?)

Yes, please. Can I come next Monday at 10 o’clock?(お願いします。来週の月曜10:00でお願いできますか)

Okay, see you next Monday at 10 o’clock then.(大丈夫です。では来週月曜10:00にお待ちしております)
I hope you feel better soon. / Take care.(おだいじに)

Take care. は他にも「さよなら」「じゃあね」といった感じで使用することもでき、カジュアルな普段の会話でも頻繁に使われます。

会計に関する英単語

会計窓口payment window
支払いpayment
自動支払機automatic payment machine
診察料consultation fee
初診料first consultation fee
診察券patient registration card
請求書invoice
領収書receipt

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