英単語には1つで複数の意味を持つものも多くあります。すべての意味を覚える必要はありませんが、使える英語表現を増やしたいなら、必要最低限の意味は捉えておくといいでしょう。
今回は、”appreciate”という単語に注目し、4つの意味を解説していきます。「感謝する」としてよく使われる英単語ですが、実はよくビジネスシーンで多用する「〜だと幸いです」と表現したいときにも使えます。他にも意味がありますので、最後までぜひチェックしてください。
appreciateの基本の意味
”appreciate”には4つの意味がありますが、ここではまず基本の意味を解説していきます。高校を卒業するまでに習う単語なので、すでにご存じの方も多いかもしれませんが、この機会に復習しておきましょう。
appreciateの語源は「価値づける」
”appreciate”は、ラテン語が語源となっています。語源をたどると、”ad”と”pretium”という要素に分解されます。”ad”は「〜へ(方向を表す)」、”pretium”は「価値、値段」という意味を持つことから、「〜の方向へ価値をつける、値段をつける」が語源です。
appreciateの覚えておくべき意味は4つ
”appreciate”の意味として覚えておくべきなのは、「〜に感謝する」「~と認識する、わかる」「〜を高く評価する」「値上がりする」の4つがあります。いずれも語源から派生しています。
辞書で調べると、他にも意味があることがわかりますが、まずはよく使われるこの4つの意味についてしっかり理解しましょう。以下で、それぞれの詳しい使い方や見分け方を解説していきます。
appreciateの4つの意味の使い方と見分け方
”appreciate”には4つの意味がありますが、英文中の”appreciate”を見て、どの意味で使われているのかなかなかすぐに理解できない人もいるでしょう。そんな人に向けて、以下から見分け方も解説していきます。単語の意味を正しく捉えていないと、文章全体の意味を勘違いしてしまう場合があるので注意が必要です。
「〜に感謝する」の使い方と見分け方
”appreciate”の1つ目の意味は、「〜に感謝する」です。この意味で使われることがもっともポピュラーと言っても過言ではないでしょう。
”appreciate”は他動詞なので、必ず直後に目的語を置いて使うということに注意しましょう。
I appreciate your cooperation.(ご協力ありがとうございます。)
I appreciate your help.(助けてくれてありがとう。)
以下の例文はthat SVの名詞節が目的語となっています。
I appreciate that you contacted me.(連絡してくれてありがとう。)
以下の例文の目的語はitです。「来てくれたこと」を示して置かれています。例文のようにThank you for 〜. I appreciate it.という形で覚えておくとよいでしょう。
Thank you for coming. I appreciate it.(来てくれてありがとう。感謝しています。)
”thank you”との違いは、感謝する対象についてです。”thank you”は人に対して使い、”appreciate”はものやことに対して使います。「〜に感謝する」と表現したい場合は人を目的語にしないよう注意しましょう。
「~と認識する、わかる」の使い方と見分け方
”appreciate”には「~と認識する、わかる」の意味もあります。
こちらも必ず直後に目的語を置いて使います。
I don’t appreciate that very much.(よくわかっていません。)
You don’t appreciate the severity situation.(あなたは深刻な状況をわかっていませんね。)
以下のように、how、what、whyから始まる節が続くこともよくあります。
It seems like Tom doesn’t appreciate how you feel.(トムはあなたの気持ちをわかっていないようだ。)
”appreciate”は「〜に感謝する」として使われることが多い単語ですが、どちらで訳すかは文脈から判断しましょう。
「〜を高く評価する」の使い方と見分け方
”appreciate”には「〜を高く評価する」の意味もあります。こちらも必ず直後に目的語を置いて使います。
I can appreciate your efforts.(あなたの努力は評価できます。)
This service is appreciated by our customer.(このサービスはうちの顧客から高く評価されています。)
以下のように、「〜を高く評価する」を表す場合は目的語に「人」を置くことができます。「人」が目的語にあれば、この意味だと推測できるので、覚えておきましょう。
I appreciate him.(私は彼を高く評価しています。)
「値上がりする」の使い方と見分け方
”appreciate”には「値上がりする、価値が上がる」の意味もあります。
こちらは自動詞として使うので、目的語の必要はありません。主語には「値上がりするもの」を置きます。
Taxes are appreciating yearly.(税金は年々値上がりしている。)
The value of my watch have been appreciated.(私の時計の価値は上がっています。)
I guess the stocks will appreciate shortly.(この株はまもなく値上がりすると予測します。)
「〜していただけると幸いです」を表すappreciateの使い方
ビジネスシーンでよく使う「〜していただけると幸いです」のニュアンスを表現したいときも、”appreciate”が使えます。先ほどご紹介した4つの意味の中では「〜に感謝する」で使われていることになります。「〜していただけると感謝します。」が「〜していただけると幸いです。」に転じて、丁寧に依頼をするときに使います。フレーズでまるごと覚えておくと便利ですよ。
「〜に感謝する」の意味で”appreciate”を使うときは、上で説明したように必ず目的語をとります。以下の例文では ”your understanding of my situation”(私の状況に対するあなたの理解)という名詞句が目的語になります。
I would appreciate your understanding of my situation.(こちらの状況をご理解いただけると幸いです。)
以下の2つの例文では目的語は”it”です。このitは、後に続く”if”から始まる文を指しています。目的語の”it”を置くことを忘れやすいので注意しましょう。
I would appreciate it if you didn’t smoke.(タバコを吸わないでいただけると幸いです。)
I appreciate it if you would let me know when he came.(彼が来たら教えていただけると幸いです。)
以下の例文では、上2つの例文のように使われる目的語”it”が主語になっています。そのため、受動態の形で表現されています。
It would be appreciated if we could start the meeting at 11 am. (11時にミーティングを始められますと幸いです。)
It would be appreciated if you could let me know as soon as possible.(お早めにご連絡いただければ幸いです。)
appreciateの意味を理解したら
”appreciate”の意味を理解したら、ぜひ実際の英会話で使ってみましょう。普段英語を話す機会がないという人は、レアジョブ英会話の無料体験レッスンを活用してみるのがおすすめです。
初回レッスンのレベルチェックをもとに日本人カウンセラーがあなたのためにアドバイスします。
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