「どちらかというと」を英語で言える?選ぶ時や除く時に使う英語表現を学ぼう

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日常的に「どっちかっていうとこっちの方がいいかな」「どっちもいいと思う」というような表現を使う場面は多いですが、英語ではどう表現したらいいのかわからないという人は多いでしょう。

この記事では「どちらかというと」に関連する英語表現について解説します。「あ、これは日本語でも自分でよく使っているかも」と感じるものがあれば、ぜひ覚えて英会話レッスンや外国人との会話の中で使ってみてくださいね。

いくつかの対象から選ぶとき

いくつかの中から選ぶときに、「どっちかというとこっち」「両方いいと思う」という表現はもっとも多く使われます。特に日本語ではストレートに「絶対こっちがいい」というような表現を避けたい場面も多いですよね。やんわりと「こちらがいい」と言いたい場合の英語表現を覚えましょう。

「どちらかというと〜」の英語表現

I would prefer

「どちらかというとこうしたい」に使われる代表的なフレーズで、I would preferを I’d preferと短縮する形にもなります。一般的な好みについて話すときは動名詞、つまり動詞のing形があとに続きます。より好きなものをpreferのすぐあとにおき、そのあとtoで比較して劣るものを述べます。このようにごく一般的な好き嫌いについて述べる「I would prefer V-ing to V-ing」の形をとります。

I would prefer swimming to playing tennis.(私はどちらかというとテニスより泳ぐ方が好きです)

もっと具体的なこと、例えば誘われたときや、紅茶とコーヒーどちらを飲みたいか聞かれたときの答えには、preferのあとにはto+不定詞がくる「I would prefer to V」の形になります。通常はより具体的な話をすることがほとんどなので、こちらの形の方がよく使われます。

It may be easier to go by bus but I would prefer to walk.(バスで行く方が簡単かもしれないけど、私は歩いて行く方がいいかな)

A: Would you like to go out for drinks tonight?(今夜飲みに行きませんか?)
B: No, I’d prefer to watch a movie at home.(いや、家で映画を見たくて)

この形で「〜よりも」という言葉を続けたい場合は、「rather than V」をつけます。 toを含まない不定詞であることに注意しましょう。

I’d prefer to go hiking this weekend rather than lie on a beach.(週末はビーチで横になっているより、ハイキングに行く方がいいかな)

他の人の行動に対する自分の好みについて話すときは、「would prefer+代名詞+to不定詞」あるいは「would prefer it if + 過去形」を使います。

I would prefer you to join us. / I would prefer if you joined us.(一緒に来てくれたら嬉しいな)

Would you prefer me to drive? / Would you prefer if I drove? (私が運転した方がいい?)

なお「どちらかというと〜したくない」という否定の表現には「I would prefer not to V」という形が使われます。

I would prefer not to make any comments about it as I wasn’t there.(その場にいなかったし、どちらかというとその件に関してコメントしたくないかな)

I would rather

I would preferと同じ意味で使われますが、日常会話ではI would ratherの方を好んで使う人が多い印象です。 I’d preferと同様にI’d ratherと短縮することができ、通常会話ではI’d ratherが使われます。would ratherの後にはtoを含まない不定詞が続きますが、preferにはto+不定詞が必要な点に注意しましょう。また、「〜よりも」と言いたい場合は、than+不定詞が続きます。

I would rather eat at home than go out for dinner.(ディナーは外食するより家で食べた方がいいかな)

「〜したくない」という否定の表現の場合は「I would rather+not+不定詞」になります。

I’d rather not play tennis.(どちらかというとテニスはしたくないな)

第三者に何かをして欲しい、あるいはして欲しくない場合は過去形になります。否定形の場合は、I wouldn’t ratherではなく、I would ratherのあとに否定の文が続きます、

I would rather we walked.(どちらかというと歩きたい)

She’d rather we didn’t talk about her parents. (彼女は私たちに彼女の両親のことを話題にして欲しくないようだ)

また、このあとに「〜よりも」というthanを入れたい場合は、不定詞になります。

My mom would rather we ate at home than eat out.(お母さんは私たちが外食するより家で食べて欲しいみたい)

少し紛らわしいかもしれませんが、色々な文章を作ってしっかり身につくように練習しましょう。

If I had to choose

「いくつか選択肢のある中からあえて選ぶのであれば」という意味合いの表現です。日本語に訳すなら「強いて言えば」が近い意味です。続く文章はwould+不定詞になります。

If I had to choose, I would take the red one.(強いていうなら赤いほうかな)

If I had to choose between my career and my family, I would definitely choose my family.(キャリアと家庭のどちらかを選ぶとしたら、間違いなく家庭を選びます)

「どちらもいい」の英語表現

Both are fine.

「どっちがいい?」と聞かれてどちらもよくて選べない時に便利な表現です。どちらが選ばれても異論はないという意味ですが、自分では決められないので両方欲しいという気持ちも含まれています。

Both are fine. I’ll be happy to let you make the final choices.(どっちもいいよ。最終的な選択は君に任せるよ)

A: Which one do you want? Cherry pie or chocolate pudding?(どっちがいい?チェリーパイ?チョコレートプディング?)
B: Both are fine! Leave them there. I’ll have them later.(どっちもいいね! そこに置いておいて。後で食べるから)

Either is fine.

どちらかを選ばないといけないけれど、どちらでもいいときに使う表現です。自分で決められない場合に選択を相手にゆだねます。両方の選択肢が取れない場合でも「どちらでもいいよ」の意味でBoth are fineが使われることもありますが、一般的ではありません。この場合はEither is fineを使います。

一つ注意点は、フォーマルな場ではなくカジュアルな場で使われる表現であることです。ビジネスの場でも親しい同僚や上司など気軽な関係ならいいのですが、よく知らない相手だと優柔不断な人で失礼だと取られることもありますので気をつけましょう。

Either is fine with me. I trust your decision.(どちらでもいいよ。君の決断を信じてる)

A: Which restaurant do you want to go?(どのレストランにする?)
B: I love both of those restaurants and either is fine for you to book.(どちらのレストランも好きだし、どっちを予約してもらっても大丈夫よ)

対象の一部を表す「~を除く」「~以外」の英語表現

例えば「未就学児以外は有料です」「スポーツ以外はニュースを見ない」など、選択肢の中から特定のものを除く場合の表現についておさらいしましょう。

except for

対象を含めない、除くという場合にはexcept forを使います。文頭で使う場合にはforを省くことはできませんが、文中の場合は省くことが可能です。ただし一般化する単語(all / everyone / nobody / every / no / whole)の後に限ります。

I like all vegetables except for/except carrots. (人参以外野菜はなんでも好きです)
※I like vegetables expert carrots.とは言わない

Except for Tom, they all joined the party.(トム以外のみんながパーティーに参加した)

I enjoy all kinds of movies except for/except horror.(ホラー以外なら映画はなんでも好き)

apart from

apart fromも「〜以外」という意味ですが、「対象を含めてそれ以外にも」という意味にも使われます。

I’ll be in Tokyo apart from Wednesday.(水曜日以外は東京にいるよ)

Apart from football matches, I don’t watch TV.(サッカーの試合以外はテレビを見ない)

Apart from NYC, we also visited Boston and Washington DC.(NYCに加えて、ボストンとワシントンDCにも行った)

比較する「どちらかというと」「むしろ」の英語表現

特定のものを比較する場合の英語表現について、さらに理解を深めて表現力を高めましょう。

tend to

「〜の傾向がある、しがち」つまり、特定の行動をとる可能性や特定の特性を持つことを意味します。

I tend to eat more in winter.(冬になると食べる量が増えがちだ)

Women tend to live longer than men.(女性は男性より長生きする傾向がある)

When I’m tired, I tend to get upset about small things.(私は疲れているとき、つい小さなことに腹を立ててしまう)

more of…than

特定の物やグループ、その特徴について話すときに使われる表現で、「むしろ、というより」という意味です。

The movie is more of a romantic comedy than a horror story.(その映画はホラーというよりラブコメだ)

I’m more of a dog person than a cat person.(私は猫より犬派なんです)

Since his injury, Rob has become more of a liability than an asset to the team. (怪我をしてからというもの、ロブはチームの戦力というよりもむしろ足手まといになってしまった)

rather

形容詞や副詞を強調するときに「むしろ、どちらかというと」という意味で使われます。quiteと似たような意味ですが、よりフォーマルな表現で予想外のこと、驚くべきことを表現するときによく使います。

I was rather hoping you’d forgotten about that.(むしろあなたがそのことを忘れていたらよかったのに)

I had some rather bad news today.(今日はどちらかというと悪い知らせがあった)

I’m rather busy today.(今日はどっちかっていうと忙しいんだ)

If anything

人々が信じていることが真実ではなく、その逆が真実かもしれないと言うときや、すでに述べたことを強調する意味で使われます。

He’s not a bad person. If anything, he’s a pretty nice guy.(彼は悪い人じゃない。どちらかというとかなりいい人だ)

The huge fight didn’t harm our friendship. If anything, it strengthened it.(大喧嘩しても私たちの友情は損なわれなかった。どちらかといえば強化された)

It’s hot here. A little too hot, if anything.(ここは暑いな。どちらかといえば、少し暑すぎるくらいだ)

対象から選ぶときの英語がわかったら

この中で特にI’d ratherとI’d preferの使い方が混乱しやすく、また会話でもよく使われるのでしっかりと知識を定着させておくといいですね。

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