海外生活に必要な英語力ってどれくらい？【中学レベルで大丈夫！】

いつか海外で生活してみたい！という夢がある人。あるいは実際に海外で生活することになったという人。そんな方たちにとって、「海外で生活するにはどのくらいの英語力が必要なんだろう？」というのは共通の疑問ではないでしょうか。

この記事では、海外生活に必要な英語力の目安とともに、海外生活に備えての英語学習法や海外生活での英語上達のポイントなどを紹介しています。ぜひ最後まで読んでいただいて、充実した海外生活を実現させてくださいね！

海外生活に必要な英語力

海外生活に必要な英語力というのは、人それぞれ、状況によっても変わってきます。「海外で生活するのに必要な英語力」「海外で仕事をするのに必要な英語力」「留学に必要な英語力」をそれぞれ見ていきましょう！

生活するだけなら中学レベルでOK

生活に支障がでないレベルということであれば、中学レベルの英語でOKです。生活する上での手続きや、買い物・レストランなど、日常生活を送るにあたっては、決まった定型文を使うことで事足りることがほとんどだからです。

日本の生活を思い出してみると分かると思いますが、スーパーやコンビニに行っても決まったフレーズしか使わないですよね。英語圏でも同じです。海外に行く前に、よく使う英語フレーズを覚えておけば、最低限の生活はできるでしょう。

海外で仕事をするのに必要な英語力

職種や業務内容によって大きく異なりますが、TOEIC 730点以上のレベルが望ましいです。通常の会話がほぼ理解でき、業務を遂行する上で大きな支障が生じることはないといわれるレベルです。

出発前にご自身の業界の専門用語を習得しておくといいでしょう。また、ビジネスシーンでは日常生活ではあまりなじみのない、丁寧な表現も求められます。あいさつやメールの表現など、ビジネス特有の英語表現を覚えておくことも必要です。

留学に必要な英語力

留学の目的によっても異なりますが、語学スクールであれば、英語力をそこまで心配する必要はありません。語学スクールに入ると、レベル分けのテストを受けることになります。その結果にしたがって、初級クラス、中級クラス、上級クラスといった具合にふりわけられるので、英語学習初心者でも問題はありません。

語学スクールではなく大学など、現地の学校へ行くというのであれば、入学試験をクリアする英語レベルが必須となります。また、入学後に先生と会話したり、授業や学校のルールなどを理解して学業を遂行したりするための英語力が必要になります。

海外生活に必要な英語フレーズ

日常生活を送るために必要な基本的な英語フレーズをご紹介します。どれも中学レベルの英語です。これらのフレーズを覚えておけば、日常生活はほぼ支障なく送ることができます。

あいさつ

Hello. (こんにちは！)

※英語圏では知らない人であっても目が合えばHello！など簡単なあいさつを交わすこともあります。

It’s OK. (はい/大丈夫です/問題ないです)

I’m fine. (大丈夫です/元気です/私は結構です)

※何かをすすめられたがそれを断る時にも使えます。

That sounds good. (いいですね！)

※あいづちの定番表現

おでかけ

レストランの注文時

Can I order? (注文してもよいですか？)

レストランの会計時

Check, please. (お勘定をお願いします)

お店で商品を見ている時に店員に声をかけられた場合

Just looking, thank you. (見ているだけです、ありがとうございます)

I’ll take this, please. (これをください)

How much is this? (これはいくらですか？)

Can l use a credit card? (クレジットカードは使えますか？)

Can I check in? (チェックインお願いできますか？)

相手のいっていることがわからない時

聞き取れずもう一度いってもらいたい時

Sorry? (はい？)

Could you say that again? (もう一度言ってくれますか？)

Just a moment, please. (ちょっと待ってください)

ひとまずこれくらいのフレーズが言えるように練習をしておきましょう！

海外生活の準備におすすめの英語勉強法

生活する上では中学レベルの英語力で問題はないですが、現地の人たちと深いコミュニケーションがとれた方が、より楽しい経験になるでしょう。海外生活をより充実したものにするためにも、ある程度の英語力を身につけておくことをおすすめします。毎日少しずつでよいので、これからご紹介する方法をとにかく継続してみてくださいね！ 

ニュースを1日1記事音読する

言語の習得には、言語情報を大量にインプットすることが必要だといわれています。言語情報のインプットに効果的な方法が、日々更新されるニュースを英語で読むという方法です。

また、黙読ではなく音読することによって、英語を英語のまま理解する力をきたえることができます。英語を日本語に置き換えることなく、そのまま英語の語順で理解するための思考回路が身につきます。

まずは1日1記事など少量から始めてみましょう。ニュースを読むことで、言語情報のみでなく、いろんな話題がインプットされ蓄積されます。話題の引き出しを多くもっていると、いろんな人との会話においてもとても役立ちます。おすすめの英語ニュースサイトは『NHK World-Japan』です。世界と日本のニュース両方が取り上げられていて、写真や動画が多く、長さも短めなのでとても分かりやすいです。更新頻度が高いのも魅力です。

英語で日記を書く

自分のことを自分の言葉でつづる英語日記は、一押しの勉強方法です。英語日記は、自分の生活に関係のある英単語や英語フレーズを使いこなす練習になりますよ。自分の日常や自分の考えていることを、自分が使える英語フレーズとして、どんどんストックしていきましょう。

その日読んだ英語ニュースを、自分の言葉でまとめたり、感想を言葉にしてみるのもおすすめです。ニュースの中で新しく出会った言葉は随時アウトプットして、自分のものにしていきましょう。英語日記で使ったことのある英単語や英語フレーズは、そのまま海外生活でも使えますよ！

オンライン英会話

日本人の最大の弱点は「スピーキング」です。オンライン英会話で、話す機会を少しでも多く作って「英語を話す」ことに慣れましょう。ニュースを読んで覚えた単語やフレーズ、さらには日記で書いたフレーズをアウトプットする場としてももってこいです。

おすすめのオンライン英会話は「レアジョブ英会話」です。手頃な価格で毎日25分のレッスンを受けられるので、渡航前にスピーキング力を鍛えるにはぴったりです。またレアジョブ英会話にはディスカッション教材として使えるディリーニュース、ウィークリーニュースもあるので、時事について英語で話す力も鍛えられます。毎日の音読教材として利用するのもおすすめです！

Daily News Article（中級-上級者向け）

Weekly News Article（初中級-中級者向け）

海外生活するとどれぐらい英語力はのびる？

「海外に住めば英語力なんて自然にのびるもの」と思われがちですが、英語力は海外生活をしているというだけで簡単にのびるものではありません。海外生活と英語力は直結するものではなく、いかにどっぷりと英語に浸かる環境を作るか、ということが大いにかかわってきます。単純に滞在の長さ＝英語力ではないのです。

住んでいるだけでは英語は身に付かない

海外に住んでいれば、朝から晩までいやでも英語が耳に入りますし、日本にいる時よりも英語に触れる機会はグンと増える、というのは間違いありません。

しかし、「ただ住んでいるだけ」では、英語力の伸びに限界があります。特に最近は、インターネットで日本語のコンテンツを簡単に消費できます。極端な話、海外に住んでいても１日中、日本語の電子書籍を読んだり、日本語のドラマを観たりして過ごせます。

本当に英語力を伸ばしたいのであれば、できるだけ日本語をシャットアウトして、英語にどっぷり浸かる環境を作る必要があります。完全な英語環境を作れば、英語上達のスピードは格段に上がっていくでしょう。

海外生活で英語力をのばすためのポイント

海外で英語力をのばすために最も重要なことは、「間違いを恐れず積極的に英語を話すこと」です。これは私が海外生活をしたうえで最も大事だと思ったことです。たとえ単語や文法の知識があっても、間違いを恐れて黙っていては、英語は上達しません。

一方、文法に多少間違いがあっても、失敗をおそれず現地の環境に飛び込んでいく人は、英語力がぐんぐん伸びていきます。最初はただ単語をならべるだけでもいいのです。とにかく英語を喋る機会を積極的に作ってみてください。たくさん場数を踏むことで、着実に英語力がのびていきますよ！

海外生活を始める前に英語を勉強したい人は