ブラックフライデーやサイバーマンデーってなに?セールに関する英語を知ってお得に買いものしよう

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日本でもだんだんと馴染み深くなってきた「ブラックフライデー」。一年でもっとも大きなセールが行われるので、この時にまとめて高い買い物をする人も多いのではないでしょうか。ブラックフライデーは正式には感謝祭の翌日の金曜日で、以前はこの日がホリデーシーズンの始まりとされていました。近年ではフライングで早くセールを開始するお店も増えているようです。

ブラックフライデー、サイバーマンデーについての概要やショッピングのコツ、海外のサイトで購入する時に知っておくと便利な用語の解説をします。高くて購入を控えていたものは、この時期に買うのがお得です。時期を逃さないよう、この記事を参考にしっかりセールスに備え、狙っているものを手に入れましょう!

ブラックフライデー(Black Friday)とは

ブラックフライデーに加え、サイバーマンデーについても解説します。アメリカでは購入するとお得なものも違うようなので、その辺りもしっかり説明します。

なぜブラックフライデーと呼ばれるのか?

「ブラックフライデー」という言葉が初めて使われたのは、金融危機、特に1869年9月24日の米国金相場の暴落の時にさかのぼりますが、ブラックフライデーのセールの習慣が広まったのはわりと最近の1980年代後半です。セールに関する名前の由来にはいくつかの説があります。

一つ目は、年末に向けて安売り商品に大量にお金を使ったため、1年間赤字で営業していた店が感謝祭の翌日には黒字になること。企業が損失を赤インクで、利益を黒インクで記録することようになったことから「ブラックフライデー」と呼ばれるようになったという説があります。

二つ目は1800年代、南部の農園主が感謝祭の翌日に奴隷労働者を安く買い叩いたことに由来する、というものです。現在でもブラックフライデーのルーツについてのこのような説を信じ、ボイコットするよう求める人がいますが、この説に関しては事実は確認されていません。

しかし本当の名前のルーツは、1950年代のフィラデルフィアにあります。フィラデルフィアでは毎年、感謝祭のすぐ後の土曜日に陸軍と海軍のフットボールの試合が行われていました。試合の前日は、郊外の買い物客や観光客が大挙して押し寄せて混乱するのが常でした。この混乱を「ブラックフライデー」と表現したことが始まりです。否定的な意味で使われていたこの呼び名を、企業や小売店は顧客や自分たちにとってポジティブなものに変えて現在に至ります。

セールスが始まるのはいつ?

本来は感謝祭(11月第4木曜日)の翌日から始まるのですが、2013年からは感謝祭当日やそれより前の月曜日や水曜日にセールを開始する企業が多くなっています。

このことからブラックフライデーセールと呼びつつ、近年の一番売り上げが伸びる日は、感謝祭当日と翌週月曜日のサイバーマンデーです。ブラックフライデーセールを狙う人は、11月第4週の月曜日からフライングセールを開始するお店があることを念頭におき、目当てのお店のセール開始日をチェックしておきましょう。

ブラックフライデー(Black Friday)とサイバーマンデー(Cyber Monday)の違い

サイバーマンデーとは、全米小売業協会(National Retail Federation)が2005年に初めて実施した、オンラインショッピングを奨励するためのイベントです。インターネット上=サイバー環境でのショッピングを奨励するためにサイバーマンデーと呼ばれます。ブラックフライデーに便乗して、売り上げをさらに拡大するために後から作ったのがサイバーマンデーです。

2つのセールには、名前の由来以外にも次のような大きな違いが3つあります。

・セール対象商品の種類(高額の大口商品vs値が張らない小口商品)
・販売の中心となる場所(実店舗vsオンライン)
・売り上げ規模(ブラックフライデーの方が売り上げが大きい)

何を買うのがお得?

ブラックフライデーは実店舗でまる一日大安売りが行われます。買いたいものを決めておき、売り切れる前に真っ先にその商品へ向かうことがコツです。売れ残りはクリスマス商戦に向けて値上げされますので、買い逃しがないようにしましょう。中にはすでに購入した商品を返品し、同じものをブラックフライデー価格で再購入するツワモノもいるそうです。

サイバーマンデー対策は、事前に目当てのものをカゴに入れておき、当日すぐに更新できるようにしておくことです。こちらも数量が限られているので、買いたいものは先延ばしにしないことがポイントです。

ブラックフライデー(Black Friday)

今では実店舗もオンラインも同じものが買えることがほとんどですが、お店や商品によってはサイバーマンデーよりブラックフライデーの方が値引率が高いです。

ブラックフライデーはアップル製品、TV、PC、ゲーム機など高額のものがお得になります。買い物は大型店が狙い目です。アメリカだとウォルマートやベストバイなどの大手スーパーはブラックフライデーの方がサイバーマンデーよりお得なものが多いです。

また、最新型の携帯やPC、ゲーム機などはブラックフライデーの方が値引率が高い場合が多いので、何を買うかによって購入日を決めておくといいでしょう。

サイバーマンデー(Cyber Monday)

アマゾンやeBayはブラックフライデーよりサイバーマンデーの方がお得です。特にゲーム機や家電などの古い型の値引率が高くなります。最新のものはブラックフライデー、旧型はサイバーマンデーを狙いましょう。また洋服やちょっとしたギフト、小口商品はサイバーマンデーの方が値引率が高いものが多いです。

どちらのセールも商品の数が限定されているので、「買える金額なら売り切れないうちに買っておくのがいい」とアメリカの識者たちはアドバイスしています。海外製品を安く購入できるチャンスなので、気になる商品があるか事前のチェックをおすすめします。

セールに関する英語

ブラックフライデーやサイバーマンデー、そのほかのセールに使われる主な英語を覚えましょう。サイトや商品案内を見てパッと理解できるようにしておけば、「辞書を引いていたら商品がなくなってしまった」などという事態を避けることができますし、別のセール時期や海外旅行中のショッピングにも役立ちます。

BOGO(Buy one, get one)/ BOGOF(Buy one, get one free)

一つ買うともう一つ無料。「BOGO 50% off」と書いてあったら、1つ買うともう1つ半額で買えるということです。

early-bird specials

早期割引・先行割引。オンラインショップで一般販売の前に限定期間のみ割引をする場合や、限定個数の割引などによく使われます。

night owl deals / night owl specials

night owlは夜型の人のこと。 遅くまで買い物をする人のための低価格販売です。日本のネットショップでも「ナイトスペシャル」と銘打って、その日の夜の決まった時間だけの特別価格がありますが、それと同じです。

doorbuster deal / doorbuster savings / early-bird specials

night owl dealsとは逆に、早朝に買い物をする人のための低価格。例えばお店の開店から1時間さらに値引きで販売などの場合に使われます。

sold out

売り切れ。

steal

stealは「盗む」という意味ですが、ショッピングでは非常に低価格のものを指します。とても安い値段で、まるで自分が盗んでいるように感じることを比喩したセールス表現です。「It’s a steal!」と書いてある商品があれば、どれぐらい安くなっているかぜひ価格をチェックしましょう。

price match

他の店がその商品をより安い値段で売っていることを証明できれば、店はその商品をより安い値段で売ってくれるという意味です。

limited quantities

数量限定。

exclusions

セール除外品。

Massive discount / slashed price

大幅な値引き。

price cuts

値下げ。

cyber sale

オンライン限定値下げ。

rain check

セール終了後にセール価格で購入すること。セール終了後にセール価格で購入することを許可する店長からのメモを指します。めあての値下げ商品が売り切れで、入荷がセール後で通常価格に戻っていてもセール価格での購入を保証してもらえます。ブラックフライデー期間中はレインチェックをしないお店が多いですが、通常のセールのとき売り切れだった場合はレインチェックしてもらえるか聞いてみましょう。

red dot clearance

在庫処分のクリアランスセールに行われる赤いシールのついた商品の安売り。通常このシールは赤ですが、異なる割引のために違う色のシールを貼ってあることがあります。たいていは色の違いを説明する看板がありますので、そこで値引率を確認します。海外で特に洋服の買い物をするときは、色のついたシールがあるかどうかぜひチェックしましょう。

ブラックフライデーについて理解したら

実際のショッピング有無に関係なく、海外ブランドやスーパーのサイトをのぞいて、どんな英語が使われているかチェックしてみてください。ブログやニュースサイトと違って直感的にわかりやすいので、英語に苦手意識がある方もとっつきやすいと思います。

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