英語で「勤労感謝の日」を説明できる?シンプルな3つのポイントを押さえよう!【テンプレあり】

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11月23日といえば「勤労感謝の日」です。宮中行事である「新嘗祭」に由来し、勤労を尊び収穫を祝う日として国民の祝日となっています。土日の前後にあれば三連休になるので、貴重な休みとして認識している人も多いでしょう。

そんな「勤労感謝の日」ですが、英語ではどのように言うのでしょうか。今回は、「勤労感謝の日」についてその概要や由来とともに、英語で説明する方法についても詳しく解説していきます。また、「勤労感謝の日」だけでなく、他の祝日の説明にも応用できる、テンプレートとなるようなフレーズも多数紹介しているので、ぜひ活用してください。

「勤労感謝の日」とはLabor Thanksgiving Day

「勤労感謝の日」は英語だと”Labor Thanksgiving Day”と訳されることが多いです。”Labor”(労働)と”Thanksgiving”(感謝祭)を並べた単語で、ほぼ直訳で表わされます。実は、アメリカやカナダにも”Thanksgiving Day”はあります。これは17世紀にイギリスからアメリカに渡り植民地を開拓したピルグリム・ファーザーズが最初の収穫を祝って開いた祝宴がその始まりです。

「勤労感謝の日」のそもそもの由来や意味

11月23日は、もともと「新嘗祭」という祭日で、五穀豊穣に感謝する日でした。日本古来行われている天皇家の伝統行事で、日本書紀にも記載があるほど古いお祭りです。そのため、全国各地の神社ではいまでも11月23日に新嘗祭が開催されており、一般参列ができるところもあります。

それが戦後、GHQの占領下で、祝祭日に関する改変が行われ、天皇に関わる行事である新嘗祭は廃止されることとなりました。しかし、祝日自体は廃止にはならず「勤労感謝の日」と名前を改め、国民の祝日として制定されることになったのです。1948年に出された「国民の祝日に関する法律」では、「勤労感謝の日」は「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」日(※)と定められています。

(※)出典:「国民の祝日」について|内閣府

「勤労感謝の日」についての具体的な英語説明

このように、「勤労感謝の日」が制定されたのには、歴史的な背景があります。今では祝日の一つとして定着しており、旅行へ出かけたり親戚一同で集まったりと、休みを活用している人は少なくないでしょう。ここからは、そんな「勤労感謝の日」の英語表現を、具体例を交えながら説明していきます。

「勤労感謝の日」にまつわる6つの重要英語表現

日本ならではの「勤労感謝の日」は、表にある単語をうまく組み合わせるとわかりやすく説明できるでしょう。

日本語 英語
労働者 worker, laborer
勤労 labor, work
感謝 thanks, appreciation, gratitude
収穫 harvest
新嘗祭 The harvest festival
五穀豊穣 a huge/good/abundant harvest

「勤労感謝の日」について英語での説明例

ここでは、「勤労感謝の日」についての、英語での説明例を紹介します。上記で紹介した、この日にまつわる重要英語表現を盛り込んでいるので、ぜひ参考にしてみてください。

Labor Thanksgiving Day is a national holiday celebrated on November 23rd.(勤労感謝の日は11月23日に祝われる国民の祝日です。)

It is an annual holiday that Japanese people show their appreciation for their labor and celebrate the production of the year. (日本人が勤労への感謝を示し、1年の生産を祝う1年に1度のお休みです。)

It originated from the imperial harvest festival which is called “Niiname-sai” or “Shinjo-sai” held to wish a huge harvest of five grains, especially rice, the staple food of the Japanese people. (元々は「新嘗祭(にいなめさい/しんじょうさい)」と呼ばれる、米を中心とした五穀の豊穣を願う宮中の収穫祭に由来します。)

They held a ceremony at the Imperial Court in ancient times, the Emperor offered new rice to the gods and then tasted it there.(古代には宮中で儀式が行われ、天皇はそこで神々へ新米を捧げ、その後それを味わっていました。)

It was originally the day for the laborers but now it is the day that people give each other thanks for hard work, and they often have family lunch or dinner to celebrate that day. (そもそもは労働者のための日でしたが、今では人々が互いの労をねぎらう日として、家族で昼食や夕食を囲むことが多いです。)

Also, there are various events which are related to Niiname-sai in many parts of Japan on November 23rd.(また、日本各地では新嘗祭に関連するイベントが11月23日に行われています。)

「勤労感謝の日」を英語で説明するための3つのポイント

上記は「勤労感謝の日」を英語で説明する際の一例です。日本ならではの文化であるため、細かなニュアンスを伝えるためには解説が必要です。歴史的な背景をたどるといろいろと説明できることはありますが、端的に伝えるならば下記の3点を意識するといいでしょう。これは、他の祝日について説明するときにも応用できます。

1.「勤労感謝の日」は何月何日にあたるのか?

日本の「勤労感謝の日」をまったく知らない人に説明するなら、まずはそれがいつあるのか伝えるべきでしょう。

1つ目の例文は、英語学習の初級者も真似しやすいシンプルな伝え方です。2つめは少し言葉を加え、それが国民の祝日であることも一緒に説明しています。どちらも主語と日付を変えれば、違う祝日を説明するときにもそのまま応用できます。ぜひ他の祝日も、英語での説明練習をしてみてください。

Labor Thanksgiving Day is on November 23rd. (「勤労感謝の日」は11月23日です。)

Labor Thanksgiving Day is a national holiday that is celebrated on November 23rd. (「勤労感謝の日」は11月23日に祝われる国民の祝日です。)

2.「勤労感謝の日」は何をする日か?

続いて、それが「どんな日なのか」、「何をする日なのか」を説明できるとより伝わりやすくなります。日本は祝日の多い国として知られ、いろいろな祝日がありますが、それぞれに意味や伝統行事があります。その内容を一言付け加えれば、どんな日なのかがイメージしやすくなるでしょう。

以下で例文を紹介します。

It is the day to show gratitude for labor. (それは労働に感謝を示す日です。)

It is an annual holiday that Japanese people celebrate the joy of labor and give each other thanks for their hard work. (日本人が勤労の喜びを祝い、互いの労をねぎらい感謝しあう1年に1度の祝日です。)

3.「勤労感謝の日」についてプラスの説明

また、プラスアルファの一文を入れるとさらに丁寧な説明になります。慣習的に行うことや食べるものなどがあれば、ここで加えましょう。

Japanese people often have a family party on that day. (日本人は、その日は家族で集まることが多いです。)

It derives from the ancient imperial ceremony which was called “Niiname-sai” or “Shinjo-sai”. It was held to pray for a good harvest of five grains, especially rice which has been the staple food of Japanese people since early times.(それは古代の宮中行事である「にいなめさい」あるいは「しんじょうさい」と呼ばれる「新嘗祭」に由来します。五穀豊穣、特に古くから日本人の主食である米の豊作を祈願するために行われました。)

日本の祝日を英語で説明するときに使える英語表現

ここまでは「勤労感謝の日」を英語で説明するためのフレーズをご紹介してきました。祝日を説明するときは、その日がいつなのか、どんな日なのか、あるいは何を行う日なのかを説明できると、具体的にイメージが伝えられます。

最後に、上記の内容を端的に表現できる、テンプレートとなる英語フレーズをご紹介します。他の祝日について聞かれたときも、これらを応用すればうまく説明できるでしょう。ぜひ活用してください。

〇〇 is on ●●(month/date). (〇〇は●月●日です。)

〇〇 is the national holiday which is celebrated on ●●(month/date). (〇〇は●月●日にお祝いされる国民の祝日です。)

上記2つを使えば、その祝日が「いつあるのか」を説明できます。〇〇と●●の部分には、それぞれ適切な名称や日時を入れましょう。

〇〇 is the day to show our appreciation for △△. (〇〇は△△に感謝を示す日です。)

It is the traditional event which derives/originates from ××. (それは××に由来する伝統行事です。)

Its origin is from an ancient ceremony of ××. (その起源は古代の××の儀式です。)

That holiday was originally celebrated as ××. (その祝日は、もともとは××としてお祝いされていました。)

起源や由来など、歴史的な背景を説明したい場合は上記の例文をうまく使い回しましょう。

Japanese people do □□ on that day. (日本人はその日に□□をします。)

We do □□ to celebrate that day. (私達はその日を祝うために□□をします。)

“do □□”の部分は説明したい内容に合わせて、柔軟に動詞を変えましょう。例えば「お祭りをする」と言いたければ”have a festival”と言ったり、「特別な食事を作る」と言いたければ”make a special meal”などと言ったりします。

勤労感謝の日の英語表現がわかったら

今回は「勤労感謝の日」やその他の祝日を英語で説明するときの表現について見てきました。ここでご紹介したフレーズを組み合わせれば、日本の祝日、ひいては文化について、より深掘りした話ができるでしょう。

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