『ぐりとぐら』という絵本を読んだことはありますか?大きなフライパンで作るふわふわのカステラのお話しに、子供の頃夢中になったという方も多いのではないでしょうか。1963年に発表され数々の素敵な絵とストーリーを送り出してきた『ぐりとぐら』は、実は英語にも翻訳されています。今回はそんな絵本『ぐりとぐら』が英語学習にも最適な理由をご紹介したいと思います。
絵本で英語学習が基礎力UPにいい理由―『ぐりとぐら』で学ぶ方法
小さい頃に『ぐりとぐら』を読んだことがあるという方もいらっしゃれば、自分に子供ができて初めてこの絵本を手にとったという方もいらっしゃるかもしれません。作家の中川李枝子さんと山脇百合子さんが描く『ぐりとぐら』は、世代を超えて長年愛されてきた名作です。そんな『ぐりとぐら』は英語学習にとてもオススメ。その理由を幾つかご紹介しましょう。
簡単な英単語しか使われていない
『ぐりとぐら』の英語版は4歳以上の子が一人で読めるように設定されています。ですので、とても簡単な英単語しか使われていません。
”This egg is much too big for our basket!“ says Guri.
(出典:ぐりとぐら/Guri and Gura)
(このたまごは、あまりおおきくて、かごにはいらないよ。と、ぐりがいいました。)
上記のように、難しい単語はほとんどありません。また単語だけでなく、文法も中学英語の復習をするのにピッタリのレベルですよね。難しすぎない文章を繰り返し読むことで、英語力は格段にアップするものですよ。
生活に寄り添ったお話が多い
小さなふたごの野ネズミ『ぐりとぐら』の毎日の生活を切り取ったこのお話は、生活の中でよく出てくる表現や単語がたくさんあります。
Guri takes off his coat and goes to hang it up. But a long red coat with gold buttons is already hanging from the hook!
(出典:ぐりとぐらのおきゃくさま/Guri and Gura’s Surprise Visitor)
(ぐりがマントをぬいで、かべにかけようとすると…そこには、きんボタンのついた、まっかなオーバーが、かかっています。)
例えばこの表現。コートをぬいで壁掛けにかけるという行動がさらりと英語に翻訳されています。英語自体はとても簡単な表現で、読めばわかる方も多いのではないでしょうか。しかし自分で言おうとなると「take off(脱ぐ)」や「hang up(かける)」などの英語表現がさっと出てこないことも。こういった「簡単だけれどすぐに使える表現」を知って、自分のものにすることができるのが、ぐりとぐらの絵本の魅力です。
お料理の名前が多い
『ぐりとぐら』の魅力の一つは、沢山のお料理が登場すること。とはいえ、普段日本に住んでいると、英語でこの料理なんていうのかな?と悩むこともしばしばです。例えばこの表現。
What a big egg! This would make a sunny side-up as big as the moon.
(出典:ぐりとぐら/Guri and Gura)
(やあ、なんておおきなたまごだろう。おつきさまぐらいのめだまやきができるぞ。)
とっても大きな卵を見て、ぐりが言った言葉です。この「sunny side-up」は英語で「目玉焼き」。特に片面焼きで黄身が半熟の目玉焼きを指します。英語では目玉焼きだけでも「Over easy」や「Over hard」など、その調理法によっていろいろな表現にわかれますが、決してレストランでのみ使われる言葉ではなく、子供の絵本にも出てくる表現であるということがわかります。こうした普段聞かない英語の料理名を知ることができるのが、『ぐりとぐら』の魅力です。
声を出して読むのに最適なリズム感
日本語の『ぐりとぐら』の大きな魅力の一つに、声に出していて楽しくなる「リズムのよい文章」が挙げられます。そしてそれは英語版でも言えること。
My name is Guri, And my name is Gura.
(出典:ぐりとぐら/Guri and Gura)
And what do you think we like to do best?
Cook and eat. Eat and Cook. Yeah!
(ぼくらのなまえはぐりとぐら
このよでいちばんすきなのは
おりょうりすること たべること)
読んでもらうのにも、読み聞かせるのにも、とてもリズムがよく、何度読んでも飽きません。音読は英語学習にとってとても重要な勉強方法です。ですので「読む文章が何度読んでも飽きない」というのはとても嬉しいことですよね。ぜひ一度声に出して読んでみてくださいね。
CD版は耳からも学習できる!
最初にご紹介した2冊はCD付きバージョンで、耳で聞いて楽しむこともできます。忙しくて本を手に取る暇のない方でも、車の中や移動時間に少し聞いてみてはいかがでしょう。何度も聞くとそのうち英語のフレーズが定着し、日常の表現が覚えられるようになります。また小さなお子さんがいる方は、お子さんと一緒に本を広げながら聞いてみてもいいかもしれません。
やっぱり美味しそう!
お料理の名前が多いのはすでに述べましたが、それがとにかく美味しそうなのが、『ぐりとぐら』の絵本の最大の魅力といっても過言ではないでしょう。
“Okay, come and get it, it’s ready!“ Gura slowly lifts the lid off the pan. Inside is a smooth, fluffy, yellow sponge cake smiling at them.
(出典:ぐりとぐら/Guri and Gura)
(「さあ、できたころだぞ」ぐらがおなべのふたをとると、まあ!きいろいかすてらが、ふんわりとかおをだしました。)
いかがですか?この描写を見て、ぐりとぐらの絵本を開きたくなった方は多いのではないでしょうか。もちろん文章だけではなく、山脇百合子さんが描くその絵も本当に魅力的。おいしそうな絵本は、大人も子供も大好きで、つい何度も読みたくなります。読んでいて楽しくて魅力的な絵本は、英語でも読んでいて楽しいもの。英語の学習として取り入れるのにはぴったりなんです。
翻訳版書籍の購入方法―『ぐりとぐら 英語版』を手に入れよう
『ぐりとぐら』はいくつかのシリーズが英語に翻訳されていますが、中でも特に日本で手に入りやすい下記の2点をあらすじとともにご紹介しましょう。
ぐりとぐら 英語版 CD付き
お話のあらすじ:森の中で運べないくらいの大きな卵をみつけたぐりとぐらは、その卵を使って大きな大きなカステラを焼くことにします。
ぐりとぐらのおきゃくさま A Surprise Visitor
https://www.amazon.co.jp/ぐりとぐらのおきゃくさま-Surprise-Visitor-CDと絵本-百合子/dp/4898110193
お話のあらすじ:クリスマスの時期、ぐりとぐらは森で雪の上に大きな足跡をみつけます。足跡をたどっていくとぐりとぐらの家まで続いていました。そして台所からはいい匂いが…。
なお、他のシリーズも英語で翻訳されており、海外版のアマゾンで購入可能な場合も。「Guri and Gura」で検索して在庫がある場合はぜひ試してみてください。
英語版『ぐりとぐら』の魅力がわかったら
『ぐりとぐら』は世代を超えて愛される名作です。それは今多くの言語に翻訳されて世界中で親しまれています。そんな魅力あふれる絵本で英語の学習ができたら素敵ですよね。息抜きも合わせて、ぜひ手にとってみてその魅力に触れてみてくださいね。
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