皆さんは「粉もの」がお好きですか?「粉もの」はいわゆる小麦粉でできた料理で、お好み焼きやたこ焼き、もんじゃ焼きなど、日本のB級グルメとして愛されていますよね。これらの粉もの料理は海外の方からのウケもよく、レシピを聞かれることも多いもの。そこで今回はそんな「粉もの料理」の英語表現や、その材料となる「小麦粉」の海外との違いについてご紹介したいと思います。
「粉もの」料理や文化を英語で紹介しよう
日本に来た観光客が楽しんで食べる日本食に「粉もの」があります。特に「お好み焼き」や「たこ焼き」は珍しく、ソースの味が観光客にも好まれます。そんな粉もの料理や文化を英語で説明してみませんか?
粉ものを英語で説明しよう
Konamono is a collective term for snacks made from a batter of wheat flour dissolved in soup stock or water and mixed with various ingredients. Okonomiyaki, Takoyaki, and monjayaki are typical konamono.(粉ものとは、小麦粉を出汁や水で溶いて、具を入れて焼く軽食の総称です。お好み焼き、たこ焼き、もんじゃ焼きがその代表です。)
「大阪人は粉ものが好き」と言いたい時などに、まずは「粉ものとはなにか」を説明する必要がありますよね。粉ものとは、「wheat flour(小麦粉)」でできた食べ物の「collective(総合的な)」「term(用語)」であるということをはじめに説明しましょう。「batter」は「溶き粉」、「dissolve」は「溶かす」、「soup stock」は「出汁」、「ingredient」は「具材」、「typical」は「典型的な」という意味になります。
お好み焼きを英語で説明しよう
Okonomiyaki is a Japanese-style pizza made by adding meat, shrimp, squid, cabbage, and other ingredients into a batter of wheat flour and soup stock or water, and cooking the batter on a hot plate. The sauce is poured over the cooked okonomiyaki and they are sprinkled with green leather and dried bonito flakes.(お好み焼きは、出汁や水で溶いた小麦粉に肉やエビ、イカ、キャベツなどを混ぜ、鉄板で焼き、ソースを塗って青海苔や鰹節をまぶした、日本風のピザのようなものです。)
お好み焼きをイメージしてもらう時に、まずその形から「Japanese-style pizza(日本風ピザ)」や「Japanese-style pancake(日本風パンケーキ)」と表現することが多々あります。「squid」は「イカ」の意味。「pour」は「注ぐ」という意味で、「pour over」で「〜の上に注ぎ入れる」となります。「sprinkle」は「撒く」「振りかける」という意味の単語で、水を撒く「スプリンクラー」はこの単語からきたものですね。また日本独特の食文化である「laver(のり)」は「seaweed(のり)」とも表現されますが、青海苔と言いたい時は「green laver」が標準的です。鰹節も難しい言葉ですが、「乾燥したカツオのフレーク(薄片)」が鰹節なので、「dried bonito flakes」と表現します。
たこ焼きを英語で説明しよう
Takoyaki is made by pouring a batter of wheat flour and water into depressions on a special Takoyaki pan, adding boiled octopus, red pickled ginger, green laver, and other ingredients, and baking them into round shapes.(たこ焼きは、くぼみのある専門のたこ焼き器に、溶いた小麦粉を流し、ゆでダコ、紅生姜、青海苔などの具を入れ、丸く焼きます。)
たこ焼きの丸い形をどう作るのか、と聞かれることがたまにありますので、専用のたこ焼き器があることを説明します。「depression」は「鬱」や「不景気」以外にも、「くぼみ」という意味があります。「紅生姜」は「red pickled ginger(赤い生姜の漬け物)」と表現できます。「boil」は「茹でる」という意味で、「boiled octopus」で「茹でダコ」のことですね。
It is said that every household has one takoyaki grill and one hot place for okonomiyaki in Osaka.(大阪では、一家に一台たこ焼き器とお好み焼き用のホップレートがあると言われています。)
大阪でよく話題にあがる「一家に一台たこ焼き器」を説明する言葉です。「household」は「家庭」、たこ焼き器は「takoyaki grill」や「takoyaki pan」などと表現できます。「It is said that 〜」は「〜と言われている」という意味。「絶対あります!」と断言したい時は「It is said that」を省略してもいいでしょう。
もんじゃ焼きを英語で説明しよう
Monjayaki is made by pouring a thin layer of wheat flour and soup stock batter onto a hot plate and cooking it. Some monjayaki contain beef, small shrimp, squid, cabbage, and other ingredients. It is said that monjayaki originated in Asakusa, Tokyo.(もんじゃ焼きは出汁で溶いた小麦粉を鉄板などで薄焼きにしたものです。牛肉、小エビ、いか、キャベツなどを混ぜるのもあります。もんじゃ焼きは東京の浅草が発祥の地と言われています。)
関東の粉もの文化の代表、もんじゃ焼きも外国の方にはとても人気ですよね。「thin」は「薄い」、「layer」は「層」、「contain」は「含む」という意味。「originate in」は「〜で由来する」「発祥する」という表現です。
粉ものの原料「小麦粉」って英語で何ていう?
粉ものの主な材料となる「小麦粉」。英語では「wheat flour」、もしくは単に「flour」と言います。お花の「flower」と発音が同じなので気をつける必要がありますね。
しかし例えばアメリカに行って小麦粉を買おうとすると、初めての方はたいてい戸惑ってしまいます。それは小麦粉の種類が日本の分け方とは少し異なるから。そこで海外で見られる小麦粉の種類を下記にご紹介します。
all purpose flour:準強力粉
「purpose」は「目的」という意味で、「all purpose」は直訳すると「すべての目的に応じた」という意味です。その名の通り、アメリカの家庭で最もよく見かける小麦粉のように思います。
日本では「強力粉」「薄力粉」といった言葉がありますが、これは粉に含まれる「タンパク質(protein)含量」によって分けられています。タンパク質含量が高いほど、弾力のある生地になり、含量が低ければふわふわとした食感になります。
all purpose flourは、ブランドによってかなり異なるようですが、だいたい9-11.5%ほどのタンパク質含量で、日本で言う強力粉と中力粉の中間に位置するものになります。
例えば日本のうどんは一般に中力粉を使うので、海外でうどんを作りたい場合にはall purpose flourを使えばいいというレシピをよく目にします。しかしどんな歯ごたえのうどんを作りたいか、こだわりがある場合には、そのブランドのタンパク質含量をしっかり見て選ぶとよいでしょう。
pastry flour:中力粉〜薄力粉
「pastry」とは、パイやタルトなどのお菓子や菓子パンのことを言います。「pastry flour」は洋風の食感が繊細なお菓子(パイなど)を作る際によく使われる粉です。8−10%のタンパク質含量で、日本の薄力粉から中力粉のクッキーやスコーンなどのお菓子に使われます。お好み焼やたこ焼きはこのあたりの粉が適しているようですね。
cake flour:薄力粉
「cake」と書いてあるので、ケーキのようなふわふわしたものや、天ぷらの衣などによい粉です。タンパク質含量は7-8%ほどと言われています。日本でいう薄力粉に最も近いものがこれにあたります。
bread flour:強力粉
「bread」とは「パン」のこと。パンやピザ生地のようにしっかりとした弾力のあるものを作る際に使われる小麦粉です。タンパク質含量は12%以上のものが多いようです。
self-rising flour:セルフライジングフラワー
イギリスやオーストラリアではよく使われる粉で、直訳すると「自分で膨らむ粉」。all purpose flourにベーキングパウダーと塩が最初から混ざった粉なんです。パンケーキを作る際などに便利ですよね。
Unbleached flour:無漂白小麦粉
これは粉の名前ではありませんが、アメリカの小麦粉には大抵「unbleached」なのか「bleached」なのかが表記されています。「bleached」は「漂白された」という意味で、小麦粉を白くするために化学的に漂白している小麦粉を「bleached flour」と言います。日本の国産小麦は現在漂白されたものは出回っていないので、アメリカでも小麦粉を購入する際は「Unbleached(無漂白)」の表記のものを選ぶほうが安心かもしれませんね。
『粉もの』についての英語がわかったら
そしてもっと『粉もの』について英語で話したいと思ったら、レアジョブ英会話がおすすめ。まずはレアジョブ英会話の無料体験レッスンを活用してみましょう。
初回レッスンのレベルチェックをもとに日本人カウンセラーがあなたのためにアドバイスします。
Please SHARE this article.
英語を話せるようになりたいなら
学習のプロにみてもらおう
英語を学んできたのに、いざ話そうとなると全く言葉が出てこない、その原因は圧倒的にアウトプット量が不足していることにあります。
英会話の経験量を増やしたいなら断然オンライン英会話がおすすめ。1日25分だけ英語を話す習慣が鍵を握っています。高いお金を払って海外留学する必要はないのです。
無料登録しておくとお得な情報が届きます
今すぐ無料体験する最適な学習サイクルが
レアジョブ英会話ひとつで完結
※「ソロトレ」は有料会員様のみご利用いただけます
レアジョブ英会話なら、英会話レッスンはもちろんのこと、「聞いて話す」発話トレーニング「ソロトレ」や一歩一歩英語力を積み上げられるオリジナル教材など、オンライン英会話市場で長年培ってできたコンテンツを豊富に取り揃えています。(追加料金なし/教材無料)苦手を克服したいなら使うべき選りすぐりのコンテンツです。
利用者インタビュー
無料登録~7日以内なら初月半額
今すぐ無料体験する