「メタバース」とは?英語で理解して外国人に説明しよう

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「メタバース」という言葉を最近よく目にするようになりました。インターネット上の仮想空間の中で、「アバター」という自分の分身を使って行動するもので、ゲームだけでなくビジネスやショッピングにも活用できます。英語で書くとmetaverseですが、「元々どういう意味?」「metaverseと言うだけで通じる?」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。そこで、metaverseという語の成り立ちや、metaverseのような「仮想空間」について、英語で話をするための表現をお教えします。

そもそもmetaverseとは?

「metaverse(メタバース)って、どうもよく意味がわからない」と思うのも無理はありません。現代に生まれた造語で、概念そのものが新しいのです。metaverseという言葉がどのように生まれたかということと、覚えておくと便利な「meta」の使い方を見ていきましょう。

metaverseという語の成り立ち

metaverseは、meta- という接頭辞とuniverse(宇宙)の-verseが組み合わさった造語です。meta-は「高次の、~を超えて」という意味を表し、uni-(単一の)ではない「meta-(高次の)世界」といったイメージになります。

いつからどこで使われている言葉?

この言葉は、1992年、ニール・スティーヴンスンのSF小説『スノウ・クラッシュ』に初めて登場したとされています。主人公は、オンラインの仮想空間metaverseの中にavatar(アバター)として出入りします。

意外に以前からある言葉ですが、近年、高速大容量の通信システム5Gのおかげで、一般の人もmetaverseが身近なところで使えるようになりました。2021年、Facebookが企業名をMeta(メタ)に変更し、metaverseの活用に力を入れることを発表してから、さらに注目度が高まりました。

どこでmetaverseが活用できる?

ゲームはもちろんのこと、metaverse上でavatar(アバター)を使ったremote meeting(リモート会議)ができます。virtual shop(仮想ショップ)では、あたかも実際に店の中を歩いているかのように買い物ができ、自分のavatarに試着させることも可能です。また、metaverse上でライブやイベントに参加、venue(会場)で参加者同士がコミュニケーションを取ることもできるのです。

meta-を使ったその他の英語

meta-には「~を超えて」「~の後の」「変化して」といった意味があることから、ビジネスや日常の中でもよく使われています。

metadata(メタデータ)

主体データに関する、属性などの付帯情報。

metaphor(メタファー、比ゆ)

「meta(超えて)+pherein(運ぶ)」から、あるものを別の言葉で説明する「比ゆ」の意味で使われるようになりました。

metabolism(メタボリズム、代謝)

「meta(変化して)+ballein(投げる)」から体の「代謝」を意味にするようになりました。カタカナ語の「メタボ」は、metabolic syndrome(メタボリック症候群)という代謝異常のことです。

VR(仮想現実)やAR(拡張現実)とはどう違う?

metaverseが話題になる前から、virtual reality(VR=仮想現実)、augmented reality(AR=拡張現実)という言葉がよく使われてきました。「どこがどう違うの?」という人のために、簡単に意味を押さえておきましょう。

virtual reality(VR=仮想現実)

ゴーグルなどを使って仮想世界を体験する方法。ネットで他の人とつながって自分のavatarが入り込めるのであれば、そこはmetaverseと言えます。

augmented reality(AR=拡張現実)

スマートフォンのカメラなどで現実の世界を映し出し、そこに仮想のビジュアルを入れてaugment(拡張する)こと。例えば、カメラで目の前を写し、そこに恐竜を歩かせることなどができます。自分のavatarが入り込んで他のavatarとコミュニケーションを取ることができれば、そこはmetaverseとなります。

metaverseにまつわる基本の英語表現

metaverseは、英語圏の人にとっても新しい知識。virtual space on the Internet(インターネットの中の仮想空間)のように、かみくだいて言ったほうが通じやすいかもしれません。そこで、metaverseのような仮想空間について話すために必要な英語表現を知っておきましょう。

metaverseに登場するもの

virtual space(仮想空間)
You can walk in the virtual space.
(仮想空間を歩くことができます)

avatar(アバター)
Your avatar will join the event.
(あなたのアバターがイベントに参加します)

元は「化身」という意味で、サンスクリット語に由来。

metaverseの世界を説明する表現

spatial(空間の)
It’s spatial, not two-dimensional.
(2次元ではなく、空間です)

replica(レプリカ、写し)
It’s a replica of the real world.
(現実世界のレプリカです)

physical(物理的な)
It offers experiences that are not possible in the physical world.
(物理的な世界では不可能なことを体験させてくれます)

alternate(代替の)
It’s your alternate reality.
(あなたにとって、代わりの現実です)

metaverseでできること

immerse(没入する)
You can immerse yourself in it.
(没入できます)

interact(交流する)
It’s a place to interact with people you don’t know.
(知らない人と交流する場です)

socialize(社交する、人とつき合う)
You will have more chances to socialize.
(もっと人とつき合う機会が持てます)

work collaboratively(協働作業をする)
Metaverse makes it easy to work collaboratively.
(メタバースは、協働作業を容易にします)

metaverseについて英語で話すための会話例

metaverseは日本でも海外でも大変注目されているため、外国人との共通の話題として楽しめるかもしれません。例えばこんなふうに会話を進めてみましょう。

metaverseについて説明してみる

A: Have you heard of metaverse?
(メタバースって聞いたことありますか?)
B: Yes, but I’m not sure what it is.
(ええ、でも何なのかよくわかりません)
A: It’s a virtual space on the Internet. For example, your avatar will join the event.
(インターネット上の仮想空間です。例えば、あなたのアバターがイベントに参加します)
B: Oh, I see.
(へえ、そうなんですか)

metaverseで何ができるかを話す

A: What exactly can you do in the metaverse?
(メタバースでは実際、どんなことができるんですか?)
B: Gaming, shopping, and business meeting. Since it’s similar to the real world, the metaverse makes it easy to work collaboratively.
(ゲームや買い物、それにビジネス会議。現実世界に似ているので、メタバースは協働作業を容易にします)
A: OK. Maybe it’s worth trying.
(なるほど。試す価値があるかもしれませんね)

そのうち、海外の人と英語でやりとりするのにもmetaverseが使われることになりそうです。

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