「英語を話せれば世界が変わる」は本当だった！世界を変えるために今できること

「英語を話せれば世界が変わる」とはよく聞く文言です。実際英語を話せるようになった人からは、そのような意見が聞かれます。もちろん筆者も「英語で世界が変わる」ことを体験した1人です。けれども英語を身につけた人の中には、英語を使いこなせるようになっても「世界は変わらなかった」と感じる人もいるようです。

この記事では、「英語を話せれば世界が変わる」というのが本当である理由とともに、「世界が変わらなかった」と感じる理由についても解説！さらに、「世界を変える」ために今できることも探っていきます。

英語が話せると世界が変わる理由

英語が話せるようになるということは、「日本人以外の人と意思疎通が可能になる」ということです。英語を話せないうちは、英語を話せるようになって変わる世界を想像するのは難しいかもしれません。「日本人以外の人と意思疎通が可能になる」とどのようなことが起こるのか、さっそくメリットを見ていきましょう。

より多くの人に出会える

英語が話せるようになると日本人以外の人と意思疎通が可能になるので、より多くの人と出会えます。日本で暮らしていても、より多くの人と出会えるチャンスが生まれるはず。例えば、日本で暮らしている外国人や旅行者との出会いです。英語が話せなければ、このような外国人とは意思疎通ができませんよね。

当然のことながら、後述する「行動範囲が広がる」ことでも、多くの人との出会いを可能にします。なぜなら、海外に行くことが容易になるからです。英語は世界共通語ですから、英語ネイティブだけでなくさまざまな人とのコミュニケーションが可能になり、出会える人の幅が一気に広がります。

行動範囲が広がる

前述したように、英語を使いこなせるようになれば、世界中どこへ移動するもの抵抗を感じなくなります。好奇心旺盛な人なら、むしろ世界へ飛び出して行きたくなるでしょう。もちろん行動力が伴わなければ実現できませんが、自分次第で行動範囲は飛躍的に広がります。

仕事にもよりますが、「住む国を選ぶ」という選択肢も生まれるでしょう。近年、海外移住する人が増えていますが、その一員になれるかもしれません。

視野が広がる

多くの人と出会って親交を深めることで異文化にふれるため、異なった価値観や考え方を知ることになります。なぜなら言語は文化と深く関わっているので、表現やコミュニケーションの方法の違いなどを深く理解できるようになるから。

ですから、これまで「当たり前」だと思っていたことが決して当たり前ではなく、日本あるいは日本人にとっての「当たり前」だと気づくでしょう。

また海外に出れば外から日本という国を客観的に見られるようになり、これまでとは違った見方ができるようになるため、視野を広げることにつながります。

情報量が増える

日本語でしか情報収集できなかったのが、英語でもできるようになるので情報量が増えます。世界で最も急成長しているオンライン・パブリッシャーの1つである『Visual Capitalist』によると、インターネットで最も使用されている言語は「英語」で、全体の60.4%を占めるそう。一方、日本語のオンラインコンテンツは2.1%です。このことからも情報量が莫大に増えることがわかるでしょう。

当然のことながら英語を使いこなせれば英語の情報に直接アクセスできるので、スピーディーに情報を得ることも可能です。さらに微妙なニュアンスも伝わるうえ、誤訳や誘導記事、フェイクニュースなども、いくつかの英語ソースを調べられるので、真実にたどり着ける可能性が高まります。

加えて、社会・経済・文化・芸術などの多くの分野でより多くの情報にふれられるため、視野を広げることにもつながるでしょう。

参考：
The Most Used Languages on the Internet, Visualized

活躍の場が広がる

英語が使いこなせれば、就活や転職に有利です。つまり、活躍の場が広がるということ。英語が話せなかったときより言語の壁がぐっと低くなるので、日本国内の外資系企業だけでなく、海外で働くことも可能になります。グローバルビジネスの場でも英語は共通言語ですから、英語圏に限らず活躍できるでしょう。もちろん日本国内で働く場合も、選択肢が広がります。

英語を使う仕事は、商社や外資系企業の他、ホテルスタッフ、ツアーコンダクター、キャビンアテンダント、パイロット、ウェブエンジニア、通訳・翻訳などさまざま。英語を身につけてキャリアチェンジを目指すのもいいでしょう。きっと見える世界が変わるはずです。「一芸は財を助ける」と言われるように、気づかぬうちに「英語力」が生計を支える力を持つようになるかもしれません。

自信が持てる

英語を使いこなせるようになれば、「自信」が持てるようになります。なぜなら、英語という「強み」があるからです。特に日本国内なら英語を話せる人は少数派なので、「すごい」と一目置かれる存在になるでしょう。

自信過剰になるのは問題ですが、人が行動するうえで「自信」は不可欠です。他のことに自信が持てなくても、英語を身につけたことが必ず「自信」につながります。自信が持てるようになれば不可能だと思われるようなことにもチャレンジするマインドが生まれ、それが成功したり成し遂げたりできれば、正のサイクルを回せるようになるでしょう。

英語が話せるのに世界が変わらない理由

英語を話せるようになって「世界が変わる」とメリットを感じる人がいる一方、英語が話せるようになっても「世界なんて変わらないじゃん」と感じる人もいるようです。ここでは、「世界は変わらない」と感じる理由を探っていきます。

一気に世界が変わると期待している

「英語を話せるようになると世界が変わる」のは本当ですが、これは主観的なことなのですべての人に当てはまるわけではありません。ただし「変わらない」と感じる人は、一気に世界が変わることを期待していたのではないでしょうか。

当然のことながら、どんなことでも突然「世界が変わる」ようなことは起きません。数年間海外留学や海外勤務をした人も、日本へ帰国した後は留学や海外勤務の前と変わらない生活が続くでしょう。けれどもその中で、「いつの間にか価値観が変わっていた」「前は気にならなかったけど、日本のこんなところが変だと感じるようになった」というように、少しずつ自分が変わったことに気づくはず。その変化が、「世界が変わる」ことの第一歩かもしれません。スポーツにしても習い事にしても、一気に成長することはありません。それと同じです。

自分の可能性を狭めている

自分の「強み」である英語力や異文化体験を活かさなければ、当然「世界は変わらない」と感じるでしょう。何をどうあがいても英語はコミュニケーションのツールであり、それ以上でもそれ以下でもありません。自分の可能性を広げられるのは自分だけ。つまり「世界を変える」ためには、自分が身につけた英語力で何ができるのかを考えて行動することです。

留学でも移住でも海外で暮らす日本人の中には、日本人同士でつるんで現地の人とあまり接点を持たない人がいます。このような人はなかなか世界を変えることはできません。なぜなら、待ちの姿勢で自分から可能性を狭めているから。大切なのは、決断力と行動力です！

すぐに実行できる世界を変える方法

英語を話せるようになれば見える世界が変わることは確かです。さまざまな人に出会い、異なる価値観にふれることで人生を豊かにしてくれます。もし本当に世界を変えたいのであれば、すぐに実行できることは「英語学習を始める」ことです。特にコミュニケーションを重視した「英会話」がおすすめです。

本気で英語学習を始める人が知っておくべきポイント

本気で英語学習を始める人が、あらかじめ知っておくべきポイントを見ていきます。途中で挫折しないためにも、ぜひ心に留めておいてください。

学習開始に「遅すぎ」はない

学習を始めるには年齢的に「遅すぎる」のではないかと考える人もいますが、「英語を身につけたい」「英語を話したい」と思ったときが最適な学習開始時期。ですから「遅すぎ」や「いまさら」などということはなく、いくつになっても始められます。

もちろん年齢が上がれば学生時代のように簡単に吸収はできませんが、決して不可能なことではありません。

本気度と学習方法で学習進度は早められる

英語習得は長い道のりで、一朝一夕にはいきません。自由に英語を使いこなせるようになるには何年もかかりますが、学習の進度はやる気と学習方法で早めることができます。つまり、モチベーションをキープしながら、効率的・効果的に学習すれば習得は早まるということです。闇雲に学習するのは時間のムダになってしまうので注意しましょう。

学習方法を決める前には自分が目指す「ゴール」を定め、明確な目標を立てましょう。目標が明確でないと、効率的・効果的な学習ができないから。自分の苦手分野をしっかり把握することが重要です。

リスニングとスピーキングから始める

英語はコミュニケーションのツールですから、英語の試験などを目指すのでなければ、リスニングとスピーキングから始めるのがベストです。なぜなら読んだり書いたりできても、その英語を声に出して相手に伝え、相手の言ったことが理解できなければコミュニケーションが成立しないから。リーディングとライティングは、リスニングとスピーキングができるようになってから始めましょう。優先順位を明確にすることも、効率的・効果的な学習をするうえで大切です。

リスニングとスピーキングから始めるということは、簡単に言えば「耳で聞いた英語を真似する」ということ。「子どもは母語以外の言語をすぐに覚える」と言われますが、要するに「真似すること」が上手だからです。単語も耳で聞いて意味をイメージとして覚えていくと効果的。子どものように聞いた音を真似することから始めましょう。

頭の中を常に英語モードにする

英語学習を始めたら、頭の中を「英語モード」にするよう心がけましょう。頭の中を「英語モード」にするとは、毎日の生活の中で行動することを「どのように英語で表現するのか」を常に考えるということ。朝起きて、朝食を食べて、歯を磨いて、着替えて、ガキをかけて、電車に乗って仕事に行って、同僚とおしゃべりをして…とすべての行動を英語で考えていけば、必然的に表現の幅が広がるからです。

通勤のときには「あの人は疲れているな」「この人は朝から元気だな」「昨日飲みすぎたのかな」など、頭の中で周囲の人について英語で考えてみるのもいいでしょう。

おすすめは「オンライン英会話」

リスニングとスピーキングのスキルを鍛えるには、「オンライン英会話」がおすすめです。もちろん対面の英会話でも構いませんが、オンラインをおすすめするのはコスパがいいから。経済的な負担が少ない方が長く続けやすいですからね！

オンライン英会話のメリット

オンライン英会話を試したことがない人のために、簡単にメリットを見ていきましょう。

･対面の英会話よりコスパがいい
･深夜や早朝など自分の生活に合った時間に受講できる
･インターネットにつながる環境があればどこでも受講できる
･講師を選べる
･1対1なのでアウトプットの量を確保できる
･教材が豊富にある

特筆すべきは、インターネットにつながる環境であれば時間や場所に関係なく受講できることと、アウトプットの量を確保できることです。インプットは自分でできますが、アウトプットは相手に伝わるかどうかを確認できなければ意味がないので、アウトプットの量が確保できるのは重要なポイントです。

オンライン英会話の活用術

英語は「インプットして、インプットしたものをアウトプットする」という作業を繰り返すことで身につきます。単語を覚えるなどのインプットはスキマ時間にアプリを活用して少しずつ進め、オンライン英会話は「アウトプットの場」と捉えて活用しましょう。

オンライン英会話をフルに活用するには、事前にレッスンの準備をして使いたい表現や単語を考えておくこと。そして事前にシミュレーション、つまり練習をしておくことです。ただ時間になったらレッスンを初めて、なんとなくレッスンを受けているだけでは上達は望めません。毎回「新たな単語や文法」を使うことが重要です。

講師との出会いも「世界が変わる」第一歩ですから、ときにはフリーテーマで話をして親交を深めるのもいいかもしれません。どちらにしても受け身での受講では「アウトプットの場」にならないので、積極的に話すことを心がけましょう。またレッスンを録音して、後から自分の発話をチェックするのも1つの方法です。スムーズに話せていなかったところや間違っていたところなどを確認できるので、改善点が見つけやすいでしょう。

英語で世界を変えてみたいなら