料理好きなのに、うまく言葉が出てこない!なんて経験をしたことのある人はいませんか。日頃から英語の勉強をしていても、意外と料理で使う表現は知らない人もいるでしょう。今回の記事では、そんな人のために料理中によく使われる単語や表現をまとめています。海外のレシピを見て参考にしたいとき、外国人と料理について会話したいときなど、ぜひ活用してみてください。
「切る」「焼く」「煮る」…まずは基本の調理法から
料理中に使う単語やフレーズはいろいろありますが、その中でもまずは基本を押さえておきましょう。どれも日常的に使う単語ですので、覚えておけばいろいろ説明できるようになります。
「切る」英語表現はいろいろなパターンを覚えておこう
「切る」といえば、cutを思い浮かべる人は多いでしょう。もちろん正解。間違ってはいませんが、実は「どう切るか」によって他にも表現があります。例文と一緒に確認していきましょう。
・薄く切るの「切る」(slice)
Please slice the cheese.(チーズをスライスしてください。)
ハムやチーズのように、「薄く切る」食材のときにはsliceが適切です。
・細かく刻むの「切る」(chop)
Could you please chop vegetables?(野菜を刻んでもらえますか?)
野菜などを大きめに切り刻むときはchopを使います。
・みじん切りの「切る」(mince)
Mince onions and pork meat.(玉ねぎと豚肉をみじん切りにして。)
chopよりもさらに細かくみじん切りにする場合にはminceが使われます。
・(~で)切るの「切る」(cut into~)
Please cut into half.(半分に切ってください)
cutに関しては全般的に使えますが、例文のように「どんな風に」を付け加えるとよりイメージが伝わりやすくなります。
焼く、炒める、煮るなど基本の調理法英語フレーズ
具材を切ったら、次は調理工程です。「焼く」や「煮る」など、基本的な調理の単語を確認していきましょう。
・オーブンで焼く(roast)
Let’s roast chicken thoroughly.(鶏肉をじっくり焼きましょう。)
肉や魚などをオーブンで焼くときにはroastを使いましょう。水分を足さず、熱気でゆっくり焼き上げていくイメージです。thoroughly(しっかりと)という副詞をつけるとより「じっくり」感が伝わります。
・オーブンで焼く(bake)
Did you bake that cookie by yourself?(そのクッキーを自分で焼いたんですか?)
bakeは同じくオーブンで焼き上げるときに使う表現です。クッキーやケーキ、パンといった料理に対して使われます。
・グリルで焼く(grill)
Is this meat grilled enough?(このお肉しっかり焼けていますか?)
肉や魚を焼くとき、特に焼き網を使うときはgrillが適切です。
・揚げる(fry)
Could you fry these chickens slowly?(鶏肉をゆっくり揚げてもらえますか?)
揚げ物をするときにはfryを使います。「アジフライ」などの「フライ」ですね。
・かき混ぜる(stir-fry)
Please stir-fry vegetables on flying pan.(フライパンで野菜を炒めてください。)
Fryにstir(かき混ぜる)という単語をプラスすると、「炒める」になります。
・茹でる(boil/simmer)
Did you boil/simmer broccoli?(ブロッコリーを茹でましたか?)
鍋を使って具材を煮るときにはboilもしくはsimmerを使うのが一般的です。
・煮る(stew)
That meat was stewed with many spices.(その肉はたくさんのスパイスと一緒に煮られた)
肉などをコトコトじっくり煮る場合はstewが使われます。
キッチンでよく見る調理器具の名前
料理をするときには調理器具も欠かせません。ここでは調理器具を表わす英単語と、それを使った例文をご紹介していきます。自分が使いそうなフレーズをぜひチェックしてみてくださいね。
・ボウル(bowl)
Please mix up flour and eggs in a bowl.(ボウルの中で小麦粉と卵を混ぜ合わせてください。)
・まな板(cutting board)
Do you know where a cutting board is?(まな板がどこにあるか知っていますか?)
・包丁(knife)
Do you have a bigger knife?(もう少し大きい包丁はありますか?)
・耐熱皿(heatproof dish)
Let’s put the meat onto a heatproof dish.(耐熱皿に載せましょう。)
~proofは「~を防ぐ、通さない」といった意味でいろいろなアイテムに使われます。例えば他にもfireproof(火を通さない、耐火の)という言い方も可能です。あるいは、proofと同じ意味で~safeが使われることもよくあります。
・おたま(ladle)
Stir soup well with a ladle.(おたまでよくかき混ぜて。)
・ピーラー(peeler)
Watch your fingers when you use a peeler!(ピーラーを使うときは指先に気を付けて!)
・冷蔵庫、冷凍庫(refrigerator/freezer)
Please put this into refrigerator/freezer.(これを冷蔵庫/冷凍庫に入れてください)
refrigeratorは省略してfrigeと言われることも多いです。
・コンロ(stove)
Is your stove electric or gas?(コンロは電気コンロですか、ガスコンロですか?)
・炊飯器(rice cooker)
Did you set a time of a rice cooker?(炊飯器のタイマーをセットしましたか?)
・電子レンジ(microwave)
Can you heat this up in a microwave?(これを電子レンジで温めてもらえますか?)
本来はmicrowave ovenと言いますが、省略して使われることがほとんどです。また、「電子レンジで温める」と言うときにはmicrowaveを動詞化して、
Can you microwave this?(これを電子レンジで温めてもらますか?)
と言うこともできますよ。
・オーブン(oven)
I have to preheat a oven to 200 degree.(オーブンを200度に予熱しなくちゃ。)
実際にレシピを見てみよう
最後に、上記で紹介した単語を使ってある和食のレシピをご紹介します。何の料理を作っているのか、考えながら読み進めてみてください。
Ingredients(材料)
First of all, gather the following ingredients in order to cook.(最初に、次の材料を用意します。)
4 potatoes, 1 onion, 2 carrots and 150 grams of pork.(じゃがいも4個と玉ねぎ1個、人参2本、そして豚肉150グラム。)
As to seasoning, you will need 1 teaspoon of vegetable oil, 300ml of water, 4 tablespoons of soy source, 3 tablespoons of cooking sake, and 3 tablespoons of sugar.(調味料については、油小さじ1杯、水300ml、醤油大さじ4杯、料理酒大さじ3杯、そして砂糖大さじ3杯が必要です。)
How to cook(作り方)
First, cut potatoes and carrots into bite-size pieces, and onions into 8 pieces.(まずはじゃがいもと人参を一口大に、玉ねぎを8等分に切ります。)
Put a pan on medium heat and add oil to it.(中火でフライパンを温め、油を入れます。)
And then, put pork meat in the pan and stir fry until browned.(そして豚肉をフライパンに入れ、茶色になるまで炒めます。)
After that, all vegetables together and stir them for a few minutes.(そのあと、すべての野菜を入れ2~3分炒めます。)
Pour water and simmer it until boiled.(水を加え、沸騰するまで煮立たせます。)
Afterward, put all seasonings and mix up gently.(その後すべての調味料を加え、優しくかき混ぜます。)
Turn down the heat and keep on simmering for 10-20 minutes.(火を弱め、10~20分さらに煮ます。)
Once potatoes are cooked enough, transfer them to a serving bowl.(じゃがいもに充分火が通ったら、お皿に盛りつけます。)
以上です。何を作っているか、材料を見ただけでもわかったかもしれませんね。答えは「肉じゃが」です。牛肉を使いたい場合はporkをbeefに、飾り用のインゲンを使いたい場合はgreen beansを加えてください。ちなみに場所によっては、string beansと言うこともありますよ。豆類は他にもsoybean(大豆)、green soybeans(枝豆)、red bean(小豆)など、最後にbeanがつくことが多いです。
まとめ
いかがでしたか?今回は料理中に使える単語やフレーズについて詳しく見てきました。「炒める」「煮る」など、日常的によく使う言葉でも意外と英語だと何と言ったらいいかわからないこと、ありますよね。今回ご紹介した表現を使って、ぜひ外国人の友達や先生に日本の料理を説明してみてください。
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