英語の勉強を始めたいけど、何から始めたらいいのかわからないと悩んでいる人はいませんか。アプリや参考書などいろいろと英語学習のツールは充実していますが、選択肢が多いことで逆に「何を選べばいいのか」と困っている人もいるでしょう。そんな人に向けて、今回の記事では英語学習の適切な進め方について詳しく解説していきます。
何のために英語を学ぶのか目的を明確にしておくのが成功のカギ
初心者の英語学習で大切なのは「明確な目標設定」です。効率よく英語学習を続けていくためには、しっかりゴールを意識することが重要です。その理由は大きく2つあります。
英語は「なくても困らないもの」
仕事や留学などで海外に行った人が、英語力が飛躍的に伸びたという話はよく聞きますよね。それは、彼らにとって英語は「不可欠」であり、それが大きな動機付けとなって学習習の継続を後押ししてくれるからです。英語が理解できなければ日常生活にさえ支障が出てしまうため、より「やらなければ」という気持ちになるのです。
対して日本人は、日本に住んでいる限り、英語が話せなくて困るという場面に遭遇することはほとんどありません。今すぐに勉強しなくても、トラブルに巻き込まれたり誰かに迷惑をかけたりするわけではないので、モチベーションを保つのが難しい環境と言えます。強い意思を持って学習を継続するためには、自分のなかで明確な目標を持っておくことが非常に重要です。
目標が決まれば学習プランが立てやすい
英語学習にはさまざまな方法があり、実は「何を目指すのか」によってアプローチ方法が変わります。例えばTOEICで満点を目指している人なら、TOEICで頻出の単語や文法を学ぶ必要がありますし、旅先でレストランのスタッフと英会話を楽しみたい人なら、その状況に合った英語表現を知っておく必要があります。このように、ゴールが定まればそこに至るまでの道のりも明確になり、効率良い英語学習が可能です。まずは英語を使って「何をしたい」のか、それを「いつまでに」実現したいのか、考えてみましょう。
最初の一歩はボキャブラリーを増やすことから
目標を定めたら、まずはそのゴールに自分はどのくらい語彙力を保有しているか、単語帳などを使ってどの程度知っているか振りかえってみましょう。ボキャブラリーが不足した状態で学習をはじめても、理解できないことばかりで「楽しくない」状態に陥り、挫折しかねません。下記に目安を示しているので、参考にしてみてください。
日常英会話に必要なのは1000語+アルファ
ネイティブの大人の語彙力はおよそ2万~3万と言われています。途方もない数字に思えますが、実はそのうち日常会話でよく使われているのは1000語程度だということがわかっています。これは言語学者ポール・ネーション教授の研究で明らかになったもので、頻出の1000語を知っていればネイティブの日常会話のおよそ85%がカバーされるそうです。その1000語に加えて、自分が使いそうな単語を覚えておけば実践的な英会話に向けて十分な準備ができるでしょう。
TOEIC満点に必要な語彙数は
TOEICでフルスコアを取りたいと思うなら、1万語以上を覚える必要があります。TOEICのリーディングでは、日常会話では出てこないような特殊な単語が出てくることがよくあります。例えばビジネス用語や特定の分野の学術用語などです。全部を知らなくても文脈から推察もできますが、知っている単語が多ければ多いほど理解しやすくなり、ハイスコアにつながります。ちなみに、700点なら7000語程度、500点なら4000語程度のボキャブラリーが必要と推定されています。自分の目標スコアに合わせて、目標語彙数も設定してみてください。
英語音声をリスニングして習熟度を確認
ボキャブラリーの勉強がある程度進んできたら、次の段階に移っていきましょう。単語が身についているかどうか、リスニングの実践練習の中で確認していきます。より実践的な勉強で、英語を「使える」ようにしていきましょう。初心者の方は、下記を意識しながらリスニングしてみてください。
じっくり聴く→簡単ディクテーション
まずは音声をじっくり聴きます。聴きながら「これは〇〇かな」と聞き取れた単語を頭の中で反芻しながら繰り返し聴いていきます。2~3回聴いたら、次はディクテーションをしましょう。ディクテーションとは、聞こえた英語を書きとる学習法です。ただ、全て書きとれるのはかなりの上級者ですので、初心者のうちは全部を書きとろうとせず、自分が聞き取れた単語だけを書き出していきましょう。このとき、もしスペルが曖昧でもOKです。音と記憶を頼りにそれらしい単語を書くよう意識しましょう。(例えば”culture”が”calture”になってしまっても大丈夫です)
一通り書き取りが終わったら、スクリプトを見ながら答え合わせをしていきます。中には知っているのに聞き取れなかった、という単語も出てきますから、その場合はもう一度リスニングでその単語を確認していきます。単語の勉強をしつつ、リスニングの勉強にもなって一石二鳥です。この練習には、VOA Learning EnglishというYouTubeチャンネル内にある”English in a Minute”という再生リストがおすすめです。音声は1分間と短く、テーマは日常生活に関することが多いので使われる単語もそれほど難しくありません。また、英語字幕がついているので答え合わせも簡単にできます。
まとめ
英語学習の成功のカギは、モチベーションを保つこと、しっかり学習計画を立てることにあります。そのためにもまずは自分の目標をはっきりさせ、それに沿ったプランを立てていきましょう。英語学習は長い道のりで、ついくじけそうになってしまうときもあるでしょう。そんなときは、その目標を思い出して自分を鼓舞して学習に励んでみてください。
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