“I don’t know.” 以外で「知らない」っていえる?わからない時に使う英語フレーズを学ぼう

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英語で質問されて、「どう答えるべきかわからない」「答え自体を知らない」といった場合に「I don’t know.」を繰り返していませんか?

英語には「わからない」「知らない」の表現方法には、同僚や友達とのカジュアルな場合でのみ使えるもの、クライアントや上司、親しくない人に対して使える丁寧な言い方など色々なものがあります。

「I don’t know.」というワンパターンではなく、色々な表現を覚えて英語でのコミュニケーション力をレベルアップしましょう。

I don’t knowを繰り返すことの問題点

英語学習者がやりがちな「I don’t know」の繰り返し。これには2つの大きな問題があります。「I don’t know」以外の「わからない」英語フレーズを学ぶ前に、まず「なぜI don’t knowの繰り返しはまずいのか」についてと解決方法について解説します。

面白みがない

まず一つの問題として、同じ言葉をいつも繰り返すことは変化がなく面白みがないこと、さらにぶっきら棒に聞こえるということがあげられます。日本語でも「わかんない」「知らない」と一言言われただけだと、その後どう返答していいのか困りますよね。英語も同じです。

「I don’t know」を使う場合は、その一言で終わらせず、「but I’ll try to find out and get back to you」(でも調べて連絡します)などの言葉を添えましょう。

頭が良さそうに見えない

特にビジネスの場面で「I don’t know」を繰り返すのは、「自分は何も知識がない」と無知を晒しているように聞こえますので、避けた方がいいでしょう。相手にそのような印象を与えないためにビジネスで使える「わからない」の表現については、この記事の後半で解説していますのでビジネス英語を学んでいる方は参考にしてください。 

ビジネスでもカジュアルでもよく使われる「わからない」

ぶっきら棒に聞こえず、カジュアル・ビジネス両方のシーンで「わからない」と言いたい時に使えるフレーズを4つ学びましょう。今までずっと「I don’t know」ばかりを使っていた方は、ぜひこれらのフレーズを覚えて「I don’t know」の代わりに使ってみてください。

I’m not sure.「よくわかりません、どうでしょう」

「I don’t know」よりも響きがソフトで優しい印象のフレーズです。色々な言い回しを覚えるのが難しい方は、最低限これだけでもサッと使えるようになるといいですね。

「I’m not sure」だけで終わらせず、「but I can check for you」(でも調べてあげますよ)といった言葉を添えてあげるとより丁寧です。特にビジネスの場面で使う場合は、必ずといっていいほどこういった「でも〜します」「でも〜して連絡します」という言葉が後に続きますので、いくつか自分がよく使いそうなパターンを暗記して言えるようにしておくと便利です。

I’m not sure but I can check for you.
(はっりとはわかりませんが、調べますよ)

Let me think.「少し考えさせてください、ちょっと待って」

何かを提案したり判断を促したりする時、相手にこのフレーズを言われた場合、基本的に回答は「ノー」という意味です。ただいきなり「ノー」というのは失礼なのでできれば避けたいもの。かといって相手に期待をされても困りますよね。

日本人がよく誤解を受けるのは、回答は「ノー」なのに「It’s dificult but we’ll try」とか「 It’s dificult but I’ll try」(難しいですが尽力します)と言ってしまうこと。日本人同士では「あ、無理なんだ」と理解できてもが、外国人にとっては「難しいのなら、イェスになる可能性がある」と思われ誤解のもととなります。

こんな場面で有効なのがこの「Let me think」です。相手に期待を抱かせない便利な言葉なので、ぜひ覚えておいてください。「Let me think」の後に、「and I’ll get back to you」をつけて「少し考えてまたご連絡します」というと、さらに感じよく聞こえ、相手はそれほど期待はしてないものの少し可能性を残す形になります。たとえその後の答えが「ノー」でも「やっぱりね、ありがとう」となり、日本人がつい言ってしまう「It’s dificult but we’ll try」のような誤解を受けずにすみます。

Let me think and I’ll get back to you.
(少し考えてからご連絡します) 

I don’t recall.「わかりません、覚えていません」

「I don’t recall」は「前は覚えていたけど、今思い出せない、わからない」という意味です。「I don’t know」と同じような形で使われますが、より丁寧な言葉です。インフォーマルな場でもビジネスシーンでも広く使われており、特にビジネスの場では「I don’t know」の代わりに「I don’t recall」を使う方がいいでしょう。

また、「I don’t recall」ではなく、「I can’t recall」という場合は、相手に「覚えてないんだけど、ヒントや助け舟を出して欲しい」というニュアンスが含まれます。この場合、「I can’t recall if… 」のようにifをつけて自分の知識が正しいかを確認することもできます。

I don’t recall when her birthday is.
(彼女の誕生日はいつかわからない)

I can’t recall if I sent her the previous report.
(彼女に前回のレポートを送ったかなあ)

Not as far as I know.「私の知る限りではない」

「100%確実なことは言えないけれど、自分が知る限りではノーだ」という意味です。
逆に、「As far as I know, yes」(自分が知る限りそうだ)という肯定の形でも使えます。

A: Do you know if Ken quit the school?
(ケンが学校やめたかどうか知ってる?)
B: Not as far as I know, but actually I haven’t seen him for a while.
(知る限りまだやめてないと思うけど、確かにしばらく見てないな)

A: Is Naomi joining us tonight?
(今夜はナオミも来る?)
B: As far as I know, yes.
(知ってる限りはそう)

カジュアルな場で使う英語の「わからない」

一般的にどのような場面でも使えるフレーズがわかったところで、友達や親しい同僚との間で使われるカジュアルな「わからない」のフレーズもみてみましょう。どれもネイティブがよく使うものばかりです。ドラマや映画でもセリフに出てくる場面は多いので、チェックしてみてくださいね。

I have no clue.「全然わからない、見当もつかない」

本当に知らない、推測もできない、あるいは気にしないというときに使う言葉です。「I have no clue」の代わりに「I have no idea」ということもできます。さらにカジュアルにいうときは、I haveを外して単に「No clue」というフレーズも使えます。

A: Who do you think will win the competition?
(誰が優勝すると思う?)
B: I have no clue. (I have no idea.)
(さあ、検討もつかないわ)

I don’t have the faintest idea. 「微塵もわからない、さあね」

faintは「かすかな、ほのかな」という意味で、「I don’t have the faintest idea」は、その本当にわずかな考えさえ浮かばない、どうでもいいといったニュアンスで使われます。

A: Why did she break up with him?
(彼女はどうして彼と別れたんだろう?)
B: I don’t have the faintest idea.
(さあね)

I haven’t got the foggiest idea.「微塵もわからない、さあね」

fogは霧のことで、foggiestはfoggy、つまり霧が立ち込めている様子やぼんやりとした様子の最上級の形です。つまり、「I haven’t got the foggiest idea」はものすごくぼんやりとした考えさえ浮かばないという意味になります。

「I don’t have the faintest idea」と同じような使われ方をする言葉ですが、アメリカ人にとってはとてもイギリスっぽい表現で、ユーモアを交えたニュアンスがあるようです。アメリカではideaを省いて、単に「I haven’t got the foggiest」ということもあります。

A: Why didn’t she come to the party last night?
(彼女はどうして昨夜パーティーに来なかったんだろう?)
B: I haven’t got the foggiest (idea).
(さあね)

Your guess is as good as mine.「あなたと同じく私もわからない」

人は時として自分の質問に推測で答えることがありますが、もし本当に答えがわからなければ、「あなたの推測はあなたの推測と同じ=私も同じくわからない」という返答をすることができます。つまり、「何が起こったのか、何が起こるのか、正確に知るすべはない」という意味で使われます。

A: Is the capital of Myanmar called Naypyidaw?
(ミャンマーの首都はネピドーっていうんだっけ?)
B: Your guess is as good as mine. I’m not good at geography…
(私もよくわからないわ。地理は得意じゃないし)

I wish I knew. / If only I knew.「それがわかればね」

直訳すると「それがわかればよかったけど」となり、直接的に「わからない」と言っているわけではなくても、質問の答えがわからないことを伝えられる皮肉的に使われるフレーズです。

A: Any idea why he didn’t show up today?
(彼が今日来なかった理由に心当たりある?)
B: I wish I knew. / If only I knew.
(さあね、それがわかればね)

I can’t make sense of it.「全然わからない、意味がわからない」

「make sense」は「理解できる、理にかなっている」という意味ですが、それを否定することで「どうしていいか全くわからない」という意味になります。例えば、難しい数学の問題や料理のレシピなど、日常的に色々な場面で使うことができます。

I can’t make sense of this maths problem at all! Do you know how to solve it?
(この数学の問題全然わからない!どうやって解くかわかる?)

I can’t make sense of this crazy map! Do you have any idea which direction we should go?
(この変な地図、全然理解できない!どっちに行ったらいいかわかる?)

ビジネスの場でよく使われる英語の「わからない」

この記事を読んでいる方の中には、ビジネスシーンで「わからない」を使う人もいるでしょう。ビジネスの場で使える丁寧な言い方を覚えて練習しておくと、スマートに返答ができます。

仕事では気心知れた同僚以外に返答するときは、普段使う言葉よりさらに丁寧に聞こえるように気をつけたいものです。この記事の最初に出てきたどんな場面でも使われる「I’m not sure」「Let me think」といったフレーズを使うときにも、一般的には次のような言葉を添えます。

I’ll try to find out and get back to you(調べてご連絡します)
I’ll double-check and get back to you(確認してご連絡します)
I’ll look into that and get back to you(調べてご連絡します)

それでは、これらの言葉を加えたビジネスシーンで使える「わからない」を学びましょう。サッと言えるように、このまま丸ごと覚えておくと便利です。

I don’t want to give you the wrong answer so I’ll double-check and get back to you.
「間違った答えを出したくないので、再確認してお返事します」

なんとなく答えはわかっているけれど、確実ではない時に使え、とても丁寧な表現です。

I can’t remember off the top of my head but I’ll look into it and get back to you.
「すぐにお答えできませんが、調べてご連絡します」

「off the top of my head」は「パッと思いつく限りでは」「即座に」という意味で、即答はできない、この場ですぐに思い出せないというニュアンスを出すことができます。

That’s a good question so I’ll try to find out.
「わかりませんが、調べてみます」

「That’s a good question」は「いい質問ですね」という意味で、妥当な質問だと言いつつ質問の答えがわからないことを認めている状態です。

I’m not sure if I’m the best one to answer that but…
「私が答えすべきかどうかわかりませんが」

自分の専門外であったり、ほかにもっと適切な人物がいるであろうことをほのめかしています。「I’m not sure if I’m the best one to answer that but」の後に答えられる人を提案すると親切に聞こえます。

I’m not sure if I’m the best one to answer that but Tim probably knows. Would you like me to ask him and get back to you?
(私がそれに答えるのがベストかどうかはわかりませんが、ティムはおそらく知っているでしょう。 彼に聞いてみて、お返事しましょうか?)

使い方に注意が必要なカジュアルな「わからない」

最後にとてもカジュアルな場面でのみ使えるもので、少し使い方に注意が必要なフレーズをご紹介します。ごく親しい友人の間で使われます。

Search me.「わかんない」

意味としては「私を探してみても何もでてこないよ」という感じの知らないことを強調する言葉ですが、軽蔑的で無礼な印象があります。主にティーンや20代など若い人の間で使われることが多いようです。

A: Do you know when the exam results are coming out?
(いつ試験結果が出るか知ってる?)
B: Search me!
(さあね)

How should I know?「知るわけないでしょ」

「どうして私が知っていると思うの?」という身構える感じで、少し失礼な印象を受ける言葉です。

A: Did Melissa come home yet?
(メリッサはもう家に帰ってる?)
B: How should I know, mom!?
(ママ、私がそんなの知るわけじゃないじゃん)

Beats me.「わかんない」

「Search me」と似ているスラングで、少し身構える感じがあります。ちょっとイラっとした時にも使えます。

A: Who was the winner last night?
(昨夜は誰が勝った?)
B: Beats me! I didn’t watch the show.
(さあね。番組見てないしわかんないよ)→トーンを変えると質問にイラっとした気持ちを表せる

Who knows?「さあね」

ちょっと変だったり誰も答えられないようなクレイジーな質問への答えや、トーンを変えることでうんざりした気持ちを表したい時にも使える表現です。

A: How long do you think his speech is going to take?
(彼のスピーチはどれぐらいかかると思う?)
B: Who knows?
(さあね)→トーンを変えると長くてうんざりした気持ちを表せる

A: Do you think people can live on the moon in the future?
(将来人が月に住めるようになると思う?)
B: Who knows?
(さあね)

英語で「わからない」の色々な表現がわかったら

どうしても「I don’t know以外のフレーズが覚えられない」という方は、意識してその後に言葉を添える練習をしてみてください。ここに出てきたものは実際にネイティブが日常会話やビジネスで使っているものばかりです。

日常的に「わからない」「知らない」と答えるシーンは毎日何度もあるのでは?オンライン英会話や外国人の友達・ビジネスパートナー・同僚などとの会話で、記事に出てきた表現を積極的に使い、スッと出てくるように練習してみてくださいね。

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