よく聞く「gonna」って何?「be going to」と「gonna」の違いを知って、ネイティブ英語を身に着けよう

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みなさんは海外ドラマやネイティブが話す会話の中に「gonna(ガナ)」という言葉を聞いたことはありませんか?学校ではあまり習わない言葉ですが、実際にはネイティブがほとんど毎日使っている頻出単語の「gonna」。今回はそんな「gonna」の解説や発音の仕方を詳しくご説明したいと思います。これを使えばあなたの会話のネイティブ感が一段と高まりますよ!

「gonna」は「going to」の短縮形

中学英語の初期に学ぶ「be going to」という単語は、多くの方が習った覚えがあると思います。「be going to」で「〜するつもりだ」という未来を表す意味ですよね。実はネイティブはこの「going to」の2単語をしばしば短縮して、「gonna」と表現します。

最もよく耳にするのは「I’m going to」の代わりの「I’m gonna」という表現。カタカナで敢えて書くとすると、「アムガナ」と発音します。

「gonna」は「going to」を短縮した形なので、どちらかというとカジュアルな表現です。そのためオフィシャルな場所やビジネスの場では避けたほうが無難ではありますが、友人や同僚との会話では非常に多く出現します。

知らないと「ガナってなんだ?」と聞き取れず、会話の意味がわからないということにもなりかねませんので、ぜひ知っておきたい表現です。

一つ例文を見てみましょう。

I’m gonna be a star!(私、スターになる!)

もともとは「I’m going to be a star」という表現ですが、「going to」が「gonna」に省略されて「I’m gonna be a star」となっています。カタカナで表現すると「アムガナビー ア スター」となります。「I’m gonna be」までを一気にリンキングして(くっつけて)発音するので、「gonna」の存在を知らなければ、文の出だしから意味が聞き取れず、つまづいてしまうことになるのです。

ちなみに「I’m gonna be」はあまりにもよく使われる表現なので、歌の歌詞やタイトルにもなっています。例えばこんな曲でも、たくさんの「I’m gonna be」を聞き取っていただけると思いますよ。

The proclaimers – I’m Gonna Be(500 Miles)

「gonna」のルール

「gonna」を使う際の一般的な前後のルールをおさらいしておきましょう。

「I‘m gonna」の後は「(be)動詞の原形」

「I’m gonna be」をよく使うとお伝えしましたが、「gonna」の後ろは「be」とは限らず、「動詞の原形」が置かれます。Be動詞であれば「be」、一般動詞であれば、その動詞の原形をつけるという具合です。例えば

I’m gonna get another beer.(もう一杯ビールを飲むわ)

I’m gonna go to the bathroom.(トイレに行ってくるわ)

のように、「gonna」の後ろは「get」や「go」といった動詞の原形で表現します。このあたりは、「be going to」と同じルールですので、おさらいとして捉えていただければと思います。

過去形の表し方

I was gonna ask you the same thing.(同じことを聞くつもりだったよ)

「〜するつもりだった」というように「過去形」にしたい場合には、主語の後ろのbe動詞を変化させて「I was gonna」となります。同様に、主語が「You」なら「You were gonna」、主語が「We」なら「We were gonna」となりますよ。過去形であっても、gonnaの後ろの(be)動詞は原型ですので、注意しましょう。(例文の場合はaskが原型)

よく使う「gonna」の英語表現と発音をマスターしよう

「I’m gonna」がよく使われるということはお伝えしましたが、「gonna」を含んだ否定文や疑問文など、他の形も「言い慣れておく」ことが大切です。言い慣れておくことで、実際に使いたいときにスラリと文頭が口から出てきて、よりネイティブらしさが増すはずです。またネイティブが発音するようにご自身も発音できるようになっておくことで、真に使える英語となります。これからご紹介する文章は発音に気をつけながら、何度も口にだして自分のものにしてみてくださいね。

否定文「not gonna」は「ノッガナ」と発音!

I’m not gonna go.(私行かないわ)

もともとは「I’m not going to go」という表現ですが、「going to」 が「gonna」に省略されて、「I’m not gonna go」あります。ここで重要なのが発音です。「not」の「t」は日本語のように「ト」とは発音せず、あえてカタカナで書くと「ノッ」となり、「I’m not gonna」なら「アィムノッガナ」と連結して発音することになります。「ノッ」の部分を強調して発音しましょう。せっかく「gonna」を使っているのに、「アイム ノット ガナ」とバラバラに発音してしまうと、ネイティブらしさは半減してしまいますので注意しましょう。

他の例文もみてみましょう。

You’re not gonna go to jail.(君は刑務所なんていかないよ)

主語がYouなど他のものに変わっても、「not gonna」の部分は変わらず「ノッガナ」と発音し、「You’re not gonna」の部分でまとめて「ユァノッガナ」と発音しますよ。

疑問文「Are you gonna」は「アユガナ」

Are you gonna wear a suit every day?(毎日スーツを着るつもり?)

疑問文で主語が「you」のときは「Are you going to」を省略して「Are you gonna」とカジュアルに表現することができます。この場合も「Are you gonna」の発音は連結させて「アユガナ」となります。「going to」が「gonna」に省略されるということを知らなければ「アユガナってなんだ?」となってしまいますよね。

What are you gonna do?(あなたはどうするつもり?)

頭に「what」や「How」「When」などの疑問詞が来る文でも、その後に「are you gonna」をつければ問題ありません。つまり「アユガナ」をまとめて発音できるようにしておけば、文頭に疑問詞をつけるだけでいいので、かなり文頭がスラリと口からでるようになりますよ。例文の場合、発音をカタカナで書くとすると「ワッ アユガナゥー」となります。

It’s gonna beは「イツガナビー」

It’s gonna be alright.(うまくいきますよ)

「gonna」を含んだフレーズでよく耳にするのが「It’s gonna be」です。もともとの形は「It’s going to be」の形で、「going to」が「gonna」に短縮されています。発音はすべて連結させて「イツガナビー」となります。

例文の「It’s gonna be alright」は、相手が不安を感じている時や、相手を安心させたいときに使える「大丈夫だよ」「うまくいくよ」という意味の表現で、映画などでもよく耳にします。この形容詞「alright」のように、「It’s gonna be」の後ろには、様々な形容詞や名詞をつけて、いろいろな表現ができます。

例えば

It’s gonna be a long night.(長い夜になりそうだ)

It’s gonna be fun.(楽しくなりそうだ)

などと変化させて使えます。ぜひ使ってみてくださいね。

「gonna」の使い方がわかったら

「going to」を中学校では学びますが、実際に友人や同僚が使っている表現は「gonna(ガナ)」のほうが多いかもしれません。「〜するつもり」というときに使う頻出表現ですので、「gonna」をぜひ使いこなしたいものです。またその際、その前後の単語も合わせてネイティブらしく発音するように心がけましょう。

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