時折、同僚や友達から仕事やプライベートの悩みを相談されることってありますよね。なんて答えるべきか、日本語でも返答に悩むのに、英語で伝えるとなるとなおのこと。
英語は直接的な表現が多い言語だから、気持ちをストレートに伝えればいいと思われがちですが、英語だって日本語同様に相手への気遣いや寄り添う気持ちを乗せて表現することが大切です。
ここではそんな、アドバイスをしたい時に使える英語表現をご紹介します。また、相談されたときだけではなく、会話中に自分の意見を言いたいときにも使える表現とともに、解説していきます。
「私ならこうする」と個人的な助言を与える時のフレーズ
「私ならこうすると思う」という言葉は、日本語同様に英語でもよく使われる表現です。
If I were you, I would…「私なら…する」
仮定の話をして「もし私があなただったら、こうする」つまり、「これが私のおすすめの方法」とアドバイスをする表現です。
If I were you, I would talk to him face to face.
(私だったら、彼と面と向かって話をするな)
If I were you, I would throw her out!
(私なら、彼女を追い出す)
If I were in your place, I would…「私があなたの立場なら…する」
「If I were you, I would」ととても似ている表現です。相手に同情したり、相手の行動に同意を示して寄り添う気持ちを表すこともできます。
If I were in your place, I would react in the same way.
(私があなたの立場なら、同じことをする)
If I were in your place, I would fire him.
(私があなたの立場なら、彼を解雇する)
In that case, I would…「その場合、私なら…」
相手がある状況を説明して「どう思う?」と聞いてきたときに使う表現です。
In that case, I would definitely negotiate to replace it with the new one.
(その場合、私なら新しいものに替えてもらうよう交渉する)
In that case, I would ask for the salary raise.
(その場合、私なら昇給をお願いする)
In that caseはアドバイスに限らず、「じゃあこうする」という場合にも使えます。
A: Maybe I’ll have some prawns.
(エビにしようかな)
B: In that case, I’ll have some fish. We can share it.
(それなら、私はお魚を食べようかな。二人で分けよう)
No chocolate cake left? In that case, I’ll have a cheesecake.
(チョコレートケーキが残ってない?それなら、チーズケーキにします)
My advice is to…「アドバイスするなら…するのがいいと思う」
「私のアドバイスはこれ」と聞き手にアクションを勧める、明確でシンプルなアドバイスのフレーズです。
My advice is to wait and see what she does.
(アドバイスするなら、彼女がどうするか様子をみるといいと思う)
My advice is to trust none of them.
(アドバイスするなら、誰も信用しないことだね)
In my experience,…works well.「私の経験では…がうまくいく」
自分の過去の経験から「こうするとうまくいくよ」とアドバイスする場合の表現です。面接で「こういう場合あなたならどうするか」と質問された場合にも使えます。
In my experience, being honest works well.
(私の経験では、正直であることが効果的だ)
In my experience, apologising to the customer as quickly as possible without making any excuses works well.
(私の経験では、言い訳をせずにできるだけ早く顧客に謝るとうまくいく)
…always works for me/helps.「…をすればいつもうまくいく」
これも自分の過去の経験を元にしたアドバイスのしかたで、押し付けにならずに自信を持って勧める方法を助言する場合の表現です。
When I’m feeling down, listening to my favorite songs always helps.
(気分が落ち込んでいるときは、好きな曲を聴くといつも気分が晴れるよ)
Chicken soup always works for me when I have a cold.
(風邪をひいたときは、いつもチキンスープ飲むけど効くよ)
I wouldn’t…「私なら…はしない」
「私ならこうする」の逆のパターンで否定的なアドバイスのしかたです。
I wouldn’t get involved. Just leave it to them.
(私なら関わらない。 彼らに任せなよ)
I wouldn’t leave the company if it were my decision.
(自分の判断なら会社を辞めない)
I don’t know if…is a good idea.「…するのがいいかどうかはわからない」
アドバイスや自分の意見を伝えるための、ある意味ネガティブな方法。「相手が何かをしない方がいい」と思うことを表現するソフトな表現です。
I don’t know if starting a new project is a good idea.
(新しいプロジェクトを始めるのはいいかどうかわからない)
I don’t know if quitting your job is a good idea.
(仕事を辞めることがいいことなのかわからない)
「試してみた?」と他の方法を促す時のフレーズ
質問の形は相手に「助言に従わないといけない」というプレッシャーを与えずにアドバイスできる効果的な方法です。
多く場合、助言そのものを求めているわけではなく、自分に同調して背中を押してもらうことを期待しているため、自分が求めていない提案をされると、不快に思ったり、身構えたりするかもしれません。質問を投げかけることで、物事をよりスムーズに進めることができます。
Have you tried…?「…は試してみた?」
聞き手への質問の形を取りながらも、「これをやってみた?」と提案するソフトなアドバイスの表現です。
Have you tried talking to your boss about the problem?
(その問題について上司に相談してみた?)
Have you tried changing your attitude towards him?
(彼に対する態度を変えてみた?)
Have you thought about…?「…は考えてみた?」
「Have you tried…?」と似ており、自分の意見を言っていても、それが相手のアイデアであったり、以前から考えていたことであるかのように聞こえるかなりソフトなアドバイスの方法です。
本当にカジュアルな質問や軽い質問ではなく、引越しや転職などのもう少し深刻なことに助言を与える場合によく使われます。
Have you thought about looking for a new job?
(新しい仕事を探そうと思ったことはある?)
Have you thought about consulting a specialist?
(専門家に相談しようと考えたことはある?)
Why don’t you…?「…したら?」
否定の疑問形を使っている、ソフトなアドバイスのしかたです。
I think you’ve been working too hard! Why don’t you take a day off?
(働きすぎじゃない?一日くらい休んだらどう?)
Why don’t you tell him what really happened?
(彼に実際何が起きたのか話してみたら?)
アドバイスと同時に、間接的に助けを求める時にも使える表現です。
Why don’t you help me set up of the meeting room?
(ミーティングルームのセッティングを手伝ってくれない?)
How about…?「…はどう?」
日常的にとてもよく使われるフレーズです。How aboutのあとは現在分詞になることに注意しましょう。
How about taking him for a nice walk in the countryside to relax?
(リラックスするのに彼を田舎でハイキングに連れていってたらどう?)
How about having a drink and discussing your problem some more?
(お酒を飲みながら、もうちょっと詳しくあなたの問題について話さない?)
You could try…「…してみるといいんじゃないかな」
You should tryだと「〜してみるべき」という少し強い言い方になりますが、couldを使うことで優しく勧める表現になります。
You could try getting up a little earlier to have time to study English.
(英語を勉強する時間を確保するために、もう少し早起きしてみたらどうかな)
You could try giving him a second chance.
(彼にセカンドチャンスを与えてみたら?)
You might want to…「…もいいかもしれない」
見知らぬ人、家族や同僚など誰に対して、さまざまな場面で使える丁寧な表現で、誰かに何かをするように勧めるときに使います。アドバイスだけではなく、自分がして欲しいことを頼むときにも使えます。
You might want to send a message to your boss about this.
(この件について、上司にメッセージを送ってみたらどう?)
Before you jump to conclusions, you might want to think again.
(結論に飛びつく前に、もう一度考えてみてはいかがでしょうか。)
You might want to see this.
(これ見てみて)
「こうすべき!」と強く促す時のフレーズ
時には強く「絶対こうした方がいい!」と言う場合もあるのでは?その際には次のような言葉を使ってみましょう。
You definitely should/should difinitely…「絶対…すべき」
definitely shouldもshould definitelyも両方使われますが、should definitelyの方がポピュラーな言い方ですが、definitely shouldの方が「絶対」が強調されている感じがします。
You definitely should go with her!
(絶対彼女と一緒に行くべき!)
You should definitely buy this one!
(絶対これ買った方がいい!)
You have no choice but to…「…するしかない」
「このチョイスしかない」という、望まないとしても聞き手がほかに選べる選択肢がない場合に使う表現です。
You have no choice but to admit your mistake and apologise to her.
(彼女に自分の過ちを認め、謝るしかないね)
You have no choice but to look for a new job if you are suffering so much.
(そんなに辛いなら、新しい仕事を探すしかないね)
Your only option is…「…するしかない」
You have no choice but toと同じ意味ですが、「唯一の選択肢は〜だけ」と表現している、より直接的に聞こえる感じがするフレーズです。
I’m sorry to say this, but your only option is to get over her. She’s marrying another guy!
(こんなこと言って申し訳ないけど、彼女を忘れるしかない。別の男と結婚するんだから!)
Your only option is to tell your boss that you sent the wrong report to the client.
(クライアントに間違った報告書を送ったと上司に言うしかないね)
You ought to…「…すべき」
「You should」と同じように「すべき」という意味ですが、「You ought to」の方がよりフォーマルで丁寧に聞こえます。そのため他の表現ほど一般的には使われませんが、覚えておくといいでしょう。
You ought to think about your goals for the future.
(将来の目標について考えるべき)
You ought to concentrate more on what you have to do.
(自分がしなければならないことにもっと集中すべき)
英語でどうアドバイスするかがわかったら
日本語でも会話で「〜があったんだけど」「〜しようと思うけどどう思う?」といったような会話はちょくちょくされていると思います。特に相談というわけでもないけれど、状況を話して同調なりアドバイスを期待することもありますよね。
英語でも同じです。自分の意見を伝えることで間接的にアドバイスを与えるような表現は日常的によく使うので、ぜひいくつか覚えておきましょう。
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