英語のスピーキングテスト攻略法!CEFRレベルはA2以上を目指すといいって本当?

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CEFRレベルを測定する英語のスピーキングテストとして、PROGOSIELTSケンブリッジ英語検定が代表的。それぞれ少しずつ問題傾向や特徴が異なりますが、どれも出題形式はほぼ共通です。

普段の英語学習にテストを意識した内容を取り入れると、自然と話し方や内容に注意を払うようになり、結果的にスピーキング力アップに繋がります。スピーキングテストを受ける予定がまだない方も参考にしてみてください。

出題内容:自己紹介など簡単な英会話

どんな試験にも必ずあるのが、自分や日常に関する簡単な会話です。英会話レッスンの最初にこういったことを話すことが多いと思いますので、テストを意識した話し方を心がけてみましょう。

出題内容について

住んでいる場所や出身地、仕事、学校、趣味などの日常生活に関することについての質問に答えたり、自己紹介します。

対策方法

自己紹介は、名前や職務だけで終わらせず、趣味・出身地・家族などについて自分の基本的な情報が伝わるよう簡単に説明する練習を繰り返しましょう。

質問に対しては、一言で終わらせず、理由や具体例をあげて回答します。英会話のレッスンで講師からの質問にもこのことを意識して、自分の意見をしっかり言えるようにしておくと質問にも落ち着いて答えることができます。

出題内容:スピーチ

自分に関する日常的な話題のフリートークや質疑応答が終わると、次はテーマを与えられたことに関してのスピーチになります。

出題内容について

1分ほど準備時間の後、指定の課題に対する1-2分のスピーチをします。試験によって内容は少しずつ異なりますが、大きく分けて、テーマが文章で与えられる場合と図や写真の説明を求められる2つのパターンがあります。

対策方法

普段から身の回りの目にしたものを自分の言葉で説明できる練習をしましょう。
対策として、次のような方法を日常的にしておくと効果的です。

・ランダムな絵や写真に対して、できるだけ詳しく説明する
・その絵や写真に関する想定質問をいくつか用意して回答してみる
・日本語あるいは英語の記事を自分の言葉でサマリーする
・録音、タイマーを使って指定時間分ひたすら話し続ける練習

ネットサーフィン中にふと目にした写真や、家の中・通りすがりの風景について英語で説明するなど、特に「勉強するぞ!」と意気込まなくても練習できます。

たとえ近々試験を受ける予定がなくても、日常会話力アップにもつながります。ぜひ意識して取り組んでみてくださいね。

出題内容:ディスカッション

最後のパートは別の受験生や試験官とのディスカッションです。

出題内容について

IELTSとケンブリッジ英語検定はどちらもスピーチで与えられた課題にディスカッションします。

ケンブリッジ英語検定はペアでディスカッション、IELTSは試験官との会話、PROGOSの場合は、コンピューター音声からの指定テーマに関するロールプレイの形です。

対策方法

ディスカッションのパートは試験によって少しずつ形式が異なりますが、「自分の意見を英語でどこまで正確かつ流暢に言えるか」「相手の質問の意図を理解した返答ができるか」がポイントになります。

気になるニュースや話題に対する自分の意見を英語で言ってみることが一番の練習になります。テスト対策に限って言えば、政治や経済などの難しい話題ではなく、日常ニュースや自分の体験から選べば十分です。

例として次のようなテーマで、できるだけ具体的に自分の考えと理由を述べる練習してみましょう。普段からいろいろなものに興味と問題意識を持っておくと、テーマは自然と見つります。

・ペットを飼うことの意義や、どこまで家族として扱うかの是非について
・昔と比べて、「物」の価値に対する考え方がどう変わったか
・地域的なイベント・お祭りに対する意識は年代によってどう違うか
・旅行の思い出、なぜその旅が特別だったのか、どうよかったのか

このとき、意見を述べる練習だけではなく、自分が賛成・反対の場合を想定した練習も合わせて行うと効果的です。なお、反対意見を述べる場合は、記事の意見に一旦同調してから反対意見を言うことを心がけましょう。

スピーキングで気をつけるポイント

スピーキングをする際に、特に気をつけておくといいポイントがいくつかあります。英会話レッスンでも、これらの点をぜひ意識してみてください。

フィラーを使う

質問に対してどう答えていいかわからない、あるいは考えをまとめるのに少し時間が必要な時があるでしょう。詰まった時は黙りこくらず、フィラーを使ういます。

フィラーは日本語でいう「あー」「ええと」といった言葉にあたります。使い過ぎるのもよくないですが、黙ってしまいシーンとなるより、ひとこと言う方がいいです。

英語のフィラーには次のようなものがあります。

Well,
Uh,
I mean,
Like,
So,
Like,
Right,
I guess,
Oh,
OK so,
Well,
You know,

どれも特に意味はありません。You knowやLikeは若い人がよく使い、連発することが嫌がられる場合もありますが、日常会話ではよく使われる言葉です。とっさに使うことを難しく感じる場合は、自分で使いやすい詰まったときの言葉をいくつか決めておくといいかもしれません。

完全な文章で回答

クローズドクエッション=Yes/Noで答えられる質問にもYes/Noだけでなく、完全な文章で回答する癖をつけ、さらに直接質問に含まれていないことでも回答を膨らませて答えるようにしましょう。

試験官:Do you like sports?
(スポーツは好きですか?)
受験者:Yes, I do. I like playing tennis, because…
(はい、好きです。テニスをするのが好きです、なぜなら…)

結論から先に話す

日本語では理由などが先で、最後に結論を述べる形が多いかもしれませんが、英語ではまず結論を先に話します。

日常的な事柄でも「結論→その理由・意見→まとめ」の順で話す訓練をしておくと試験中も論理立てて話すことができます。

例:〜が好き→なぜか・背景→だから〜が好き)

転換語を上手に使う

転換語とは論理の「つなぎ」の役目をするフレーズのことです。「例えば」「つまり」「逆に」などの言葉がそれにあたります。転換語を使うことで、相手に論理展開がわかりやすくなる効果があります。

英語の転換語は本当にたくさん数がありますが、特に会話でよく使われる英語の代表的な転換語の例としては次のようなものがあります。

For example例えば
On the other hand一方
Actually実際
In additionさらに
Moreoverさらに
Additionallyさらに
Howeverしかしながら
Insteadその代わり
After all結局のところ
In fact実は
In other words言い換えると
In this caseこの場合
Especially特に
Basically基本的に
First第一に
Second第二に
Third第三に
Generally一般的に
Basically基本的に

スピーキングテスト対策に覚えておくと便利なフレーズ

最後にテストで覚えておくと役立つ簡単なフレーズをいくつかご紹介します。これ以外のフレーズやバリエーションはたくさんありますが、言いやすいものを覚えて自分なりのパターンを作っておくといいですね。

試験官の質問がわからないとき

I beg your pardon?
(何とおっしゃいましたか?)

I’m sorry, I didn’t understand. Could you say it again, please?
(申し訳ありませんが理解できませんでした。 もう一度言ってもらえますか?)

Excuse me, could you repeat that question, please?
(すみません、もう一度その質問を言ってもらえますか?)

自分の意見を述べるとき

Speaking for myself,…
(私個人の意見ですが…)

In my opinion,…
(私の意見では… )

To my mind,…
(私の考えでは…)

As far as I’m concerned,…
(私の知る限りでは…)

What I think is…
(私が考えるに…)

I agree/disagree with that because…
(私は賛成/反対です。なぜなら…)

I think/believe…
(私は…と思います)

To be honest,…
(正直に言えば…)

This is just my opinion, but…
(これはあくまで私の意見ですが…)

You won’t probably agree with, but…
(おそらく同意されないと思いますが…)

I’m sure that…
(…と私は確信しています)

スピーチをするとき

スピーチの始まり

Today, I want to tell you about…
(今日は…についてお話したいと思います)

Today, I’d like to talk to you about…
(今日私は…についてお話したいと思います)

Today, I want to give you a short talk on…
(今日、私は…について簡単に話をしたいと思います)

本題を話すとき

To begin with…
(まずはじめに…)

First of all,…
(まず最初に…)

A reason why I think is…
(私が…と思うのは)

One of the main advantages is…
(大きなメリットの一つとして…があげられます)

I like/think…because…
(私が…が好き/と思うのは…だからです)

結論を述べる時

In conclusion,…
(結論を言うと…)

To wrap up,…
(まとめると…)

To summarize…
(要約すると…)

英語のスピーキングテスト対策の方法がわかったら

スピーキングテストに限らず、英語の試験は直前に少し対策をしたからといって大きく点数が上がるものではありません。日頃から準備して、総合的な英語力を上げていくことが大切です。

一人で学習することに限界を感じたり、モチベーションの低下が心配な方はコーチングもおすすめです。

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