どうしても口が回らない…。シャドーイングのコツとは?

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スピーキング力アップのために、音読を学習に取り入れている人は多いでしょう。特にシャドーイングはスピーキング力だけでなくリスニング力アップも期待できるといわれるとおり、ポピュラーな学習方法のひとつです。しかし、うまく口が回らなかったり、スピードについていけなかったりとなかなかうまくいかない人もいるのではないでしょうか。

今回はそんな人のために、音読学習のコツをお伝えしていきます。

焦らずゆっくり!自分のペースがおすすめ

まずは「話せるスピード」でやってみよう

初心者~中級者がいきなりネイティブと同じスピードで話そう、というのはなかなか難しい話です。ついていけずに何を話しているかわからなくなったり、心が折れてしまったりしかねません。

そこでまずはゆっくり、自分のペースで構わないので、ひとつひとつの音をしっかり認識、そして発音できるスピードでシャドーイングに取り組んでみましょう。YouTubeのコンテンツなら速度調整ができるので、「0.75倍速」や「0.5倍速」などに変えて音声を聞いてみてください。

YouTube上での設定方法

まず、視聴したいコンテンツを開きます。画面下のメニューバーに設定ボタンがあり、そこをタップするといくつか項目が出てくるので、その中から「再生速度」を選びます。標準、0.75倍速、0.5倍速、と速さを選べるので、自分に合った速度を選びましょう。

ちなみに、「カスタム」をクリックするとより細かく調整できます。どれくらいのスピードにしたらいいかわからない、という場合にはまず0.75倍速でトライしてみてください。慣れてきたら徐々にスピードを上げ、標準速度を目指しましょう。

学習コンテンツの選び方

動画の選び方としては、あまり長くないもの、できれば1分間前後の音声を選ぶことをおすすめします。英語を聞く、話す、というのはかなりの集中力を必要とするものです。長すぎると集中力が切れてただ「やってるだけ」になりかねません。最初から最後まで集中できる長さのものを選び、取り組むようにしましょう。

そして、同じ音声を一度で終わらせるのではなく繰り返し聞いて音読することで耳や口がその英語に慣れていきます

self-assessmentで弱点をチェック!

self-assessmentとは?

発音矯正の学習方法のひとつとして、self-assessmentが効果的だという研究結果があります。self-assessment=自己評価という意味で、自分の音声とお手本の音声を聞き比べて自分なりに評価をすることで、発音の間違いやうまく言えていないところを認識する、という勉強法です。発音だけでなくスピーキング全般に効果が期待できますので、ぜひ取り組んでみてください。

音声録音からスタート

準備するものは、スマートフォンなどの録音可能なデバイスと赤ペン、そして英文を文字起こしした紙です。まずは自分の音声を録音するところから始めます。

なお、録音の前に何度か練習しておき、ある程度スムーズに発話できる状態にしておきましょう。初見の文章を読み上げる場合、知らない単語で言い淀むなどスピーキング力の問題以外のところでつまずくことがありますからです。

自分のスピーキングの課題をより的確に捉えたい場合には、録音の前に練習しておく方がベターです

赤ペンでチェックを入れる

録音を終えたら、自分の音声とお手本を聞き比べていきます。スムーズに言えていないところや発音が違うところなど、少しでも気になったところにはチェックを入れていきましょう。必要に応じて発音記号の確認をおすすめします。

反復練習する

チェックを入れた紙を見ながら、再度音読練習をしていきます。チェックが入った箇所=改善箇所ですので、特にその部分に注意しながら音読をするようにしましょう

ちなみに、何度も何度もこの学習法を繰り返していくと、次第に自分の苦手な音やコロケーション(単語の組み合わせ)がわかるようになってきます。すると初見の文章でも、パっと見たときに自分のつまずきそうなところが予測できるので、その部分に注意を払うなどの対応ができ音読がしやすくなります。

リスニング対策も忘れずに!

なぜリスニングが重要なのか?

よく言われることですが、日本人の耳ではRやLなどの英語の特定の音を聞き取ることが難しく、細かな違いを認識できないことがあります。実はこの、「聞き取れない」というのがスピーキングにも大きな影響を与えることがあります。

というのも、聞き取れない音というのはすなわち自分が理解できない音であり、それを再現するのも非常に難しいからです。そのため、スピーキング力をアップさせたいと思ったらリスニング力アップも欠かせません

ディクテーションで鍛えよう

リスニングの勉強法としてはディクテーションが広く知られています。聞こえてきた英文を自分で文字起こしする、という学習方法です。

取り組むときには、まず文章全体を一度聞いて内容を大まかに把握し、次に一文一文止めながら英文を書き出していきます。すべて書き終えたら答え合わせをし、聞き取れなかった単語やコロケーションをチェックしていきます。

知らない単語が多すぎると難しくなるので、学習コンテンツは自分のレベルに合ったものを選ぶようにしましょう。

組み合わせ学習で隙間なく!

上述のディクテーションとシャドーイング、そしてself-assessmentをセットにして学習すれば、一度にリスニングとスピーキングの学習ができます。

まず、シャドーイングをして音読練習を重ねます。恐らく聞き取れずにうまく発話できない音やコロケーションなどがありますが、なるべく止まらずに最後まで発話しましょう。

次にディクテーションで英文を書き起こし、どんな発話内容だったのかを細かい部分まで確認します。そして、音読練習を重ねた後に自分の音声を録音し、self-assessmentをしていきます。

慣れてきたら徐々に音声のスピードを上げ、標準スピードで取り組むようにしましょう。

まとめ

シャドーイングを練習するときは、必ずしも初めからネイティブのようなスピードを目指す必要はありません。まず、自分のできる限りのスピードで挑戦し、慣れてきたら少しずつスピードを上げていきましょう。今回ご紹介した学習方法で繰り返し練習を重ねていけば、舌や口が英語に慣れ、スムーズな発話ができるようになっていくはずです。

シャドーイングに慣れてきたら、適度に緊張した状態でもスラスラ話せるかどうか試してみてください。それにはいつでもマンツーマンで話せるレアジョブ英会話の無料体験レッスンがおすすめです。

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