もう完璧?each, every, allをイメージで理解して、単数・複数の基本をおさらいしよう

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英会話の中でよく出てくる形容詞の「all」「every」「each」は、それぞれ意味が似ていて、たまに使い方で混乱することがありますよね。後ろの名詞は単数形なのか、それとも複数形をつけるのか、という点でも記憶が曖昧になりがちで、不安になりながらこれらの単語を使われている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はこの3つの英単語のイメージの違いをしっかりと整理して、単数や複数扱い等では自信をもって使いこなすお手伝いができればと思います。

「all」の意味と使い方

allは「全部でひとまとめ」

「all」は形容詞として用いる際、「すべての」「全部の」「全体の」という意味になります。「all」が指す集合体の全体に着目し、その全体を端から端までひっくるめて、ひとまとめにする使い方をします。

All students must obtain a student visa.
(すべての学生は学生ビザが必要だ。)

この例文の場合、「all students」つまり「すべての生徒」でひとまとめにしているイメージです。

allは単数扱いと複数扱いがある

allの後ろに来る名詞が、数えられる名詞「可算名詞」であれば、後ろにくる名詞は複数形になります。

All passengers are required to fasten seat belts.
(すべての乗客はシートベルトを閉める必要がある。)

この例文の場合、「passenger」は数えられる名詞、「加算名詞」なので、allの後ろに来ると「passengers」という複数形になります。そして複数形なので、動詞は「is」ではなく、複数扱いの「are」になるわけです。

一方、allの後ろに来る名詞が、数えられない名詞「不可算名詞」であれば、複数形にすることはできません。そのため、「all」の後ろに不可算名詞が来る場合は、単数扱いになります。

All the furniture was new.
(すべての家具は新品だった。)

この例文の場合、「furniture」は数えられない名詞、つまり「不可算名詞」なので、「furniture」は単数形のままで「all the furniture」となっています。また、「all the furniture」は「単数扱い」なので、後ろの動詞は「were」ではなく、「was」となります。

「all」のまとめ

「all」の意味→「全部ひとまとめ」「すべて」
「all」のイメージ→全部をひとまとめにするイメージ
「all」の後ろが可算名詞→後ろの名詞は複数形で、複数扱い
「all」の後ろが不可算名詞→後ろの名詞は単数形で単数扱い

「every」の意味と使い方

「every」は「どの〜もすべて」

「every」は「すべての」と訳すことがある単語で、「all」との違いが分かりづらい単語ですよね。「all」が「全部でひとまとめ」というイメージがある単語であったのに対し、「every」は「3つ以上のものについて、全体をみながらひとつひとつ個別に捉える」というイメージがあります。

例文を見てみましょう。

I looked in every room.
(どの部屋もすべて覗き込んだ。)

「すべての部屋」であれば「all rooms」と表現するところを、上記の例文は「every room」と表現することで、「ひとつひとつの部屋」を強調することになっています。このように、everyはallに比べて、「全体の中のひとつひとつにより意識が向いている」というイメージがあります。

everyは単数扱い

everyはひとつひとつに意識が向いているが故、「すべて」と表現しながらも、後ろの名詞は「単数形」となり、単数扱いされます。先程の例文「I looked in every room.」でも、「every room」と表現され、「every rooms」とはなっていませんね。

Every person is different.
(ひとそれぞれ違う。)

この例文でも、everyのうしろは「person」という単数名詞がきており、さらに「every person」は単数扱いなので、後ろの動詞は「is」になるわけです。

Everyone looks fun.
(みんな楽しそう。)

「every」だけでなく、「everyone」も同じ単数扱いで、上記の例文のように動詞の「look」には三単現のsがついて「looks」となっています。

またeveryが形容する名詞は、基本的に可算名詞となります。「water」「furniture」といった数えられない名詞、つまり不可算名詞は、一つひとつに分けられない名詞という性質がありますね。その性質上、「ひとつひとつに意識が向くevery」とは共存できないのです。

(☓)I moved every furniture. は間違い

「every」のまとめ

「every」の意味→「どの〜もすべて」
「every」のイメージ→「全体の中のひとつひとつに意識が向いている」イメージ
「every」→後ろは単数形名詞で単数扱い(可算名詞のみ形容できる)

「each」の意味と使い方

「each」は「それぞれ」

「every」と混合しそうなのが「each」です。eachは2つ以上あるものの中で、ひとつひとつ、個別に見ていくというイメージがあります。「それぞれ」「ひとつひとつ」という意味合いになります。

everyが「全体を見ながらも、ひとつひとつに意識が向いている」のに対し、eachは「ひとつひとつ個別にみていく」といったイメージです。

またeveryは3つ以上のものに対して対象にするのに対し、eachは2つ以上のものに対してが対象になるといったところも違いの一つになりますね。

例文を見てみましょう。

Each man has his own taste.
(十人十色)

着目しているのは「ひとつひとつ」なので、たとえ人が複数いても、「ひとりひとりの人」に着目しているという印象です。

eachは単数扱い

また「ひとりひとり」に着目するため、eachは単数扱いとなり、形容詞のeachの後ろに名詞が来る場合は単数形となります。上記の例文「Each man has his own taste.」では、「each」の後ろは単数の「man」が来ていて、単数扱いなので動詞も三人称単数形で「has」になっていますね。

Each student needs to bring a laptop.
(各生徒はそれぞれノートパソコンを持ってくる必要がある。)

この例文の場合も同様に、eachの後ろは、「student」という単数形になり、単数扱いなので、その後ろの動詞は「needs」と三単現のsがつくわけです。

each of は後ろに複数形がくるが単数扱い

ただし、代名詞「each」でよく見かける「Each of〜(〜の各々)」の形になる場合には、「each of」の後ろの「〜」には複数形の名詞を置きますので注意しましょう。

Each of the students has his or her own room.
(生徒たちは各自自分の部屋をもっている。)

上記の例文であれば、「Each of」の後ろの名詞は「the students」というように複数形になっています。ただし、その場合でも、「of the students(生徒たちの)」の部分は「each(各々)」を修飾しているだけであって、根本的な主語は「Each(各々)」です。そのため、「each of」の場合も単数扱いであることにはかわりなく、動詞は「has」になっています。

Each of the graphs shows two bars.
(それぞれのグラフには2本のバーが表示されています。)

上記の文であれば、each ofの後ろの名詞は「the graphs」と複数形になっていますが、根本的な主語は「Each」であり、単数扱いであることから動詞は三単現のsがついた「shows」になっているわけです。

「each」のまとめ

「each」の意味→「それぞれ」「各々」
「each」のイメージ→「ひとつひとつ個別に見る」イメージ
「each」→後ろは単数形の名詞で単数扱い
「each of」→後ろは複数形で単数扱い

「all」「every」「each」の使い方がわかったら

言葉の意味だけでは単数扱いにすればいいのか複数扱いにすればいいのかわからなくなる「all」「each」「every」。これらの単語のイメージを掴むことで、単数・複数の使い分け方が少しは覚えやすくなったのではないでしょうか?最初は違いを確認しながら慎重に使っていき、自分のものにしてくださいね。

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