英語のshareの意味は「共有する」だけじゃない!shareの使い方をシェアします!

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「シェアハウス」「ルームシェア」「ソーシャルメディアでのシェア」「シェアリングエコノミー」など、「シェア」という言葉は日本語でも日常的に使われています。「シェア」は英語のshareからきた言葉で、よく「シェアする」というようにも使われますよね。

日本語の「シェア」は「共有する」という意味で使われることが多いようですが、to shareには「分配する」「分担する」という意味があるのを知っていますか?

shareの意味が「共有」と「分配」「分担」だと使い方に戸惑う場合もあるかもしれないので、この記事ではshareの意味と使い方をシェアしたいと思います。

動詞のshareの意味と使い方

shareには動詞と名詞の用法があるので、まず動詞のto shareの意味と使い方を見ていきましょう。基本的には動詞のshareは「共有する」という意味です。文脈によってそのニュアンスが変わることがありますが、「共に何かをする」「分け合う」「伝える」という意味合いが強い言葉です。

共有する

何かを他人と一緒に使ったり、経験や感情を共にしたりする場合に、「共有する」という意味でshareが使われますが、多様な場面で使われるので注意しましょう。ここでは文のパターンごとに見ていきます。

<文のパターン:share ◯◯(◯◯を共有する)>

We share a common interest in movies. (私たちは映画に関して共通の関心を共有している)

They shared a moment of silence in memory of those who were lost. (彼らは亡くなった人々を記憶して、沈黙の時を共有した)

There are no seats available, so could you please share this table? (席が空いていないので、このテーブルをシェアしてもらえますか?)

<文のパターン:share ◯◯ with ~(~(人)と◯◯を共に使う・共有する)>

She shares a house with three other people. (彼女は他の3人と家をシェアしている)

He shares the car with his brother. (彼は弟と車を共有している[共に使っている])

<文のパターン:share (◯◯) among / between ~(~(複数人)の間で◯◯を共有する)>

He shared research findings among the team members to ensure everyone was on the same page. (彼はチームメンバー間で研究結果を共有し、全員が同じ認識を持っていることを確認した)

During the meeting, new project information was shared between us. (会議中に新しいプロジェクトの情報が私たちの間で共有された)

分配する・分け合う

物事や情報を他人と分け合うことを指します。文のパターンが同じでも意味が変わるので注意が必要です。

<文のパターン:share ◯◯ with ~(~(人)と◯◯を分け合う)>

He shared the pizza with his friends. (彼は友だちとピザを分け合った)

Could you share some wine with me? (ワインをシェアして[分けて]もらえませんか?)

<文のパターン:share (◯◯) among / between ~(~(複数人)の間で◯◯を分け合う)>

They shared the profits equally among all employees. (彼らは全従業員と利益を平等に分け合った = 彼らは全従業員に利益を平等に分配した)

She shared her money between her five grandchildren. (彼女は自分のお金を5人の孫たちに分け与えた)

伝える・告げる

情報やニュース、感情などを他人と共有する意味でもshareが使われます。例えば、「彼女は彼に秘密をシェアした」という場合、彼女は彼に秘密を伝えた、つまり秘密を共有したということ。自分のアイディア、経験、感情などについて他の人に話すことを指します。こちらも文のパターンが同じでも意味が変わるので要注意。

<文のパターン:share ◯◯ with ~(~(人)に◯◯を伝える / ~と情報などを共有する)>

She shared her plans with her family. (彼女は家族に自分の計画を伝えた[家族と計画を共有した])

Thank you for sharing your feelings with me. (あなたの気持ちを私に話してくれてありがとう[気持ちを共有してくれてありがとう])

分担する

具体的な作業、費用、または責任を複数の人間が等しく、または適切な割合で負う状況を表現する際にshareが使われます。

<文のパターン:share ◯◯(◯◯を分担する)>

My roommate and I share the housework. (ルームメイトと私は家事を分担している)

The team members shared tasks according to their expertise. (チームメンバーはそれぞれの専門知識に応じてタスクを分担した)

<文のパターン:share (◯◯) among / between ~(~(複数人)の間で◯◯を分担する)>

The preparation work for the event was shared among the volunteers to reduce the burden. (イベントの準備作業はボランティア間で分担して負担を軽減した)

Tasks were shared between the project managers and the team leaders to ensure smooth progress. (プロジェクトマネージャーとチームリーダーの間でタスクを分担してスムーズに進行できるようにした)

ソーシャルメディアで共有する

ソーシャルメディア上で情報や写真、ビデオなどを共有する際にもshareが頻繁に使われます。

<文のパターン:share ◯◯ on ~(~(SNS)で◯◯を共有する)>

Yesterday he shared photos from his trip on Instagram. (昨日、彼はInstagramで旅行の写真を共有した)

She shares dance videos on TikTok almost every day. (彼女はほぼ毎日TikTokでダンスビデオを共有する)

名詞のshareの意味と使い方

動詞のto shareには「共有する」だけでなく、文脈によってさまざまな意味があることが理解できたのではないでしょうか。次に、名詞としてのshareの意味と使い方も見ていきましょう。

名詞のshareは主に「分け前」「割り当てられた部分」を意味しますが、文脈によっては他のニュアンスを持つこともあります。

分け前・割り当て

「分け前」「割り当て」という意味は最も一般的で、何かが分割された際の個人の部分を指します。

Each member received an equal share of the profits. (各メンバーが等しく利益の分け前をもらった)

We need to decide the share of time and resources we will allocate to each phase of the project. (プロジェクトの各フェーズに割り当てる時間と資源の割り当てを決定する必要がある)

上記の文では、「the share of time and resources(時間と資源の割り当て)」のshareが「割り当て」という意味で、allocateが「割り当てる」という意味。

株・株式

株式を所有することでその企業の一部を所有することになりますが、shareはその所有権を表す単位である「株」「株式」を表します。通常、sharesと複数形で表します。「Stock」という用語は、一般的に株式会社の所有権の一部を表します。また、「stock」は複数の会社の株式を指す場合にも使われることがあります。一方で「shares」という用語は、特定の会社の株式を指し、その会社の資本の具体的な単位を表します。「shares」を持っているということは、その会社の特定数の株式を所有しているということです。「優先株」ならpreferred sharesまたはpreferred stocksです。

She owns 100 shares of XYZ company.(彼女はXYZ会社の株を100株所有している)

My grandfather left me 100 shares of his old company (祖父は私に古い会社の株100株を残してくれた)

市場占有率

日本語でも「市場シェア率」や「マーケットシェア」などと表現するのでわかりやすいと思いますが、shareには特定の市場における企業の製品やサービスの割合を指す「市場占有率」という意味もあります。

The company is looking to increase its market share in Asia. (その企業はアジアでの市場占有率を高めようとしている)

The new product quickly gained a large share of the market. (新製品はすぐに市場で大きなシェアを獲得した)

役割・貢献

shareは、ある目的や活動における個人の「貢献」や「役割」を表す場合があります。

She did her share to make the party a success. (彼女はパーティーを成功させるために自分の役割を果たした)

My colleague had a share in the project. (私の同僚はそのプロジェクトに貢献した)

share を使ったイディオム

The lion’s share:しばしば不公平なほど大きな部分を指し、特に資源や責任、業績などが不均等に分配された場合に使用されます。一般的に否定的な文で使われることが多いです。

During the meeting, my boss did the lion’s share of the talking while everyone else listened.(会議の間、上司がほとんど話をし、他のみんなは聞いていた。)

shareの使い方がわかったら

shareには多くの意味があり、日常会話でもビジネス英会話でも頻繁に使われます。この機会にshareの意味とニュアンスをつかんで、さまざまな場面で使ってみてください!

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