日本語で「子ども」というと「赤ちゃん」「幼児」「ティーン」と一般的な「子ども」の4つしか使うことはないですが、英語では年齢やシーンによって多くのことばがあります。
今回は「子ども」を表す英語表現を学びましょう。
幅広い年齢に使える「子ども」を表す英語
小さな子から大きな子どもまで、幅広く一般的に「子ども」を意味する英語には次のものがあります。
child / kid(一般的な「子ども」)
boy / girl(男の子、女の子)
son / daughter(息子、娘)
これらはもっともよく使われる「子ども」を表す単語です。使い方にどのような違いがあるのか見てみましょう。
child / kid(一般的な「子ども」)
「child」も「kid」も同じように「子ども」を指すことばで、意味に違いはありません。ただ、「child」の方が丁寧で、「kid」はよりカジュアルです。ママ友や友達との会話に「kid」を使っても問題ありませんが、幼稚園や学校の先生などに「うちの子は…」などと話す時には「child」を使った方がいいです。
年齢的には幅広く、小さな子どもから一般的にはティーンくらいまでを指しますが、例外があります。親にとってはいくつになっても自分の子どもは「子ども」です。子どもが30代、40代、それ以上も「child」「kid」ということができます。
また、冠詞なしで一般的な「子ども」として使う場合は、基本的に複数形になります。特定の一人の子どもを指す場合は冠詞をつけます。
例
My child passed the entrance exams. He’ll study in a university in Kyoto.
私の子どもは入学試験に合格しました。 京都の大学で勉強する予定です 。
My kids are in college now.
私の子どもたちは今大学生です。
My children are working in Tokyo.
私の子どもたちは東京で働いています。
Kids/children were running around in the park.
子どもたちが公園で走り回っていた。
Her youngest child is 10 years old.
彼女の末っ子は10歳だ。
boy / girl(男の子、女の子)
自分の「子ども」を表すときに、一般的な男の子、女の子を表す「boy」や「girl」を使って、「my boy」(私の息子)、「my girl」(私の娘)という表現もよく使われます。
複数形で冠詞がない「Boys…」「Girls…」という場合は、夫や妻も含めるときや、友達どうしので「男性陣」「女性陣」という意味になります。複数形でも、「my boys」「my girls」となる場合の多くは、自分の子どもに使う点に注意しましょう。
また、「boy」や「girl」は「彼氏」「彼女」と使うこともあります。年齢的には20代くらいまでの人が対象です。ただし、女性の場合は「彼氏」という場合は「my boy」ではなく、「my guy」「my man」を使うことが多いです。若い人でも「my man」(私の彼)という人はいますが、「my woman」(僕の彼女)を使う人は、格好つけている場合以外はほとんどいない印象です。逆に30代以上の大人の女性を「girl」(女の子)と呼ぶのは失礼なので、「woman」の方が多い印象です。
例
My boys are playing in the park.
息子たちは公園で遊んでいる。
My girls went to Disneyland.
娘たちはディズニーランドへ行った。
Boys are not around. They are gone for camping.
男性陣はいないわ。 キャンプに出かけているの。
Girls are preparing dinner.
女性陣は夕食の準備中だ。
son / daughter(息子、娘)
誰かの子どもを表すときには、「〜の子ども」という意味で「息子」「娘」と使うことも多いでしょう。子どもたちが娘も息子もいる場合は、「child」や「kid」の複数形「children」「kids」を使います。この場合、年齢的な制限はありません。
例
My son got in university.
息子は大学に入った。
Her daughter is a high school teacher.
娘は高校の教師です。
My kids are coming back during Christmas holiday.
子どもたちはクリスマス休暇に帰ってきます。
Both of her children are doctors.
彼女の子どもたちは二人とも医者だ。
小さな「子ども」を表す英語
幼稚園までの小さな子どもについては、特定の単語があります。「child」や「kid」も使えますが、一般的には小学生以上の子どもに使うことが多いです。
baby(赤ちゃん)
infant(1歳までの幼児)
toddler(1歳から3歳くらいまでの幼児)
baby(赤ちゃん)
3つの単語の中で一番年齢的な範囲が広く、生まれてすぐから2ヶ月くらいまでの新生児なら「newborn」ですが、一般的な「baby」は2歳くらいまでの子どもに使います。人によっては4歳くらいまでを「baby」と呼ぶこともあります。
また「baby」は「赤ちゃん」という意味以外に、恋人や奥さんに対しての愛称として使うときや「彼女」という意味、また自分の子どもという意味で使われることも多いです。赤ちゃんなのか彼女なのか、はたまた子どものことなのか、どの意味で使っているかは会話の内容から判断しましょう。
例
My baby started learning how to walk!
うちの子(赤ちゃん)が歩き始めたの!
Her baby is 3 month old.
彼女の子ども(赤ちゃん)は生後3ヶ月だ。
My baby got a new job!
僕の彼女が新しい仕事についたんだ!
My baby is leaving for Thailand.
うちの子(大人あるいは年齢が大きい子)はタイに行ってしまうの。
infant(1歳までの乳児)
自分や友達の赤ちゃんに対してinfantを使うことはなく、フォーマルな表現に使われます。また、新しく立ち上がったばかりのビジネスや会社などに対して使われることもあります。「infant」は、名詞、形容詞として用いられます。
例
The book shows how to take care of infants.
この本には乳児の世話の仕方が書かれている。
Infant mortality is still high in some developing countries.
発展途上国の中には乳児の死亡率がまだ高い国がある。
Her business is still in infant stage.
彼女のビジネスはまだ始まったばかりだ。
toddler(1歳から3歳くらいまでの幼児)
1歳まではinfantですが、それを過ぎるとtoddlerと呼ばれます。toddlerは歩けるようになってから年少の年齢にあたる3歳までを指すのが一般的ですが、場合によっては5歳くらいまでを指すこともあります。infantと同様に自分や誰かの子どもについて話すときに使われることはまずないです。
例
These toys are made for toddlers.
これらは幼児向けのおもちゃです。
Infants and toddlers are welcome to join the lesson.
乳幼児もレッスンに参加できます。
ティーンの「子ども」を表す英語
一般的な「子ども」の年齢としては成人までです。10代についても英語ではいくつか異なる表現があります。
teen / teenager(ティーン、ティーンエイジャー)
preteen / tween(10歳から12歳までのティーン)
early teen(13歳から14歳までのティーン)
mid teen(15歳から17歳までのティーン)
late teen(18歳から19歳までのティーン)
adolescent(10歳から19歳くらいまでの思春期の子ども)
youth(15歳から24歳くらいまでの子ども、若者)
teen / teenager(ティーン、ティーンエイジャー)
「teen」「teenager」とも一般的に10代の子どもに使いますが、「teen」は形容詞としても使えることに対し、「teenager」は名詞のみで使うという違いがあります。「私の10代は」というように、10代の時代について話すときは、複数形の「teens」を使います。
10代の子どもには年齢によってさらに細かく次の表現もあります。
・preteen / tween(10歳から12歳までのティーン)
・early teen(13歳から14歳までのティーン)
・mid teen(15歳から17歳までのティーン)
・late teen(18歳から19歳までのティーン)
自分やほかの人の子どもに対して、このような細かい区分けをつけて話すことはまずありませんが、育児書やブログなどで見かけることばなので覚えておくといいでしょう。
例
I was in my teens when I met my husband.
夫と出会ったとき、私は10代でした。
Teen pregnancy is a big problem in this country.
この国では10代の妊娠が大きな問題になっています。
I have no problem talking to anyone now, but when I was a teen/teenager, I was very shy.
今は誰と話すのも問題ないけど、10代の頃はとてもシャイだったの。
She’s acting like a teenager.
彼女はティーンエイジャーのように振る舞っています。
adolescent(10歳から19歳くらいまでの思春期の子ども)
「adolescent」は心も体も成長する思春期や青年期に使われ、名詞としても形容詞としても使えます。
例
My son is in his adolescent years and has been very difficult.
私の息子は思春期で、すごく大変。
Many adolescents have emotional problems.
思春期には感情的な問題を抱える人が多い。
youth(15歳から24歳くらいまでの子ども、若者)
高校生から大学生の子どもを指すことばです。日本でも「youth camp」(ユースキャンプ)があり、大学生から24歳までの若者対象のもの、高校生から参加できるものなどがありますね。
例
I was good at football and popular among girls in my youth!
若い頃はサッカーが上手で、女の子にもモテたんだよ!
What’s your secret to eternal youth?
あなたの永遠の若さの秘訣は何でしょう?
「子ども」の英単語を使って話してみよう
「子ども」とひとことでいっても、英語では年齢に合わせてたくさんの英単語がありますね。日常会話では「child」「kid」「baby」がもっともよく使われ、それぞれの違いをしっかり理解しておきましょう。お子さんがいる方は、これを機会に海外の育児書やブログを英語で書かれたものを選ぶという選択肢が広がるかもしれませんね。
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