週末や放課後、友達に「今何してるの?」と聞かれて、「特に何も。ダラダラしてるよ」と答えたいけど、うまく英語で表現できない事ありませんか?英語で「ダラダラする」を表す表現は実にたくさんあって、ネイティブは場面や状況や、自分の言葉選びの好みによって使い分けています。
今回は日常会話でも非常によく使う「ダラダラする」を表すさまざまな英語表現を使い分け、英会話で使えるようになりましょう。
「特に何もせずダラダラする」を表す英語
「ダラダラする」を表す場合に、いろいろな状況が考えられます。ここでは特に日常でよく使う「何もしないでダラダラする、ブラブラする」の英語表現を8個ご紹介します。英会話で頻繁に耳にしたり、自分で使うこともあるものばかりですので、全部は無理でもいくつか覚えて使えるようになりましょう。
hang out(遊ぶ、目的なくダラダラする)
「今度また遊ぼうよ」「遊びにおいで」といった会話を友達と話すことが日常ではありますよね。そこでピッタリの表現が「hang out」です。特に理由や目的もなく、ダラダラ過ごすことを意味します。
Let’s hang out again.(また今度遊ぼうよ。)
A: What are you guys up to?(君たち今何してるの?)
B: We’re just hanging out at Tim’s place. Do you want to come over?(ティムの家でダラダラしてるよ。来る?)
be being lazy(怠けてダラダラする)
lazyは、やる気がなかったり、やりたくなくて怠けることを意味します。「I’m lazy.」だと、「私は怠け者だ」となりますが、進行形にして「I’m being lazy.」とすると「怠けてダラダラしている」という違う意味になります。
lazyは、やるべきことをやらない人というネガティブな性質を持っている人で、非難する意味を持つこともあります。一方、「be being lazy」は、「本来怠け者ではなく、ちょっとの間だけやる気がない」ことを表すので、特にネガティブな印象はありません。
A: Hey, have you finished your report?(ねえ、レポート書いた?)
B: Nah, I’ll do it later. I’m just being lazy.(まだだよ、後でやる。やる気なくてダラダラしてる。)
not do much(特別なことをせずにダラダラする)
特に言えるようなことを何もしていないことを表します。逆にやることがいろいろあって忙しいときには「do a lot」を使うといいでしょう。
A: How was your day?(今日はどうだった?)
B:I didn’t do much today. I just read a book I bought the other day.(今日は特に何もしなかったわ。 先日買った本を読んだだけ。)
C: I did a lot today. After the parents’ meeting, I went shopping, picked up my daughter at school, and took her to the piano lesson. Then, here I am, sipping ‘reward wine’ with you!(今日は忙しかったわ。保護者会の後、買い物に行ってから、娘を学校に迎えに行って、ピアノ教室に連れて行ったの。そして、こうしてあなたと一緒に『ご褒美ワイン』を飲んでいるってわけ。)
slob out/around(特に何もせずダラダラする)
イギリスで使われるカジュアルな表現で、怠けて特に何もせずダラダラすることを表します。「slob」は一般的には名詞として「だらしない人」の意味で使われます。
I’m just slobbing out in front of the TV.(テレビ見ながらダラダラしてる。)
My brother has been slobbing around the house all day! He should get a job.(兄は一日中家でダラダラしてるの!仕事探した方がいいのに。)
laze (around/about)(特に何もせずダラダラする)
lazeは、どこかでダラダラして、仕事など努力の必要なことは何もせず、リラックスして楽しむことを意味する言葉です。aboutやaroundはつけなくてもいいですが、つけるとより「ダラダラする」というニュアンスが伝わりやすくなります。lazeは動詞で、lazyは形容詞です。
My dog is lazying in the garden.(私の愛犬は庭でダラダラしている。)
I enjoy lazing around/about on the beach.(私はビーチでダラダラするのが好きだ。)
lie around/about(寝っ転がって何もせずダラダラする、ゴロゴロする)
Lieは横になるという意味の動詞です。aboutあるいはaroundをつけることで、ただ横になるだけはなく、何もせずダラダラするということを表現できます。lieの過去形はlayになることに注意しましょう。
We spent a long weekend in Okinawa but didn’t do any sightseeing. We just lay around on the beach every day.(長い週末を沖縄で過ごしたけど、観光はしなかった。 毎日ビーチでゴロゴロしていただけ。)
You can’t lie around in the house the whole weekend! Be more active and do something productive.(週末はずっと家でゴロゴロするのはやめなさい!もっと活動的になって、何か役立つことをしないきゃ。)
hang around/about(どこかでダラダラする、ブラブラする、たむろする)
hang outと似ているので混同する人が多いですが、ちょっと違う意味合いがあります。hang outは「一緒に遊ぶ、理由・目的なくダラダラする」という意味で、同じ場所にずっといてもいなくても使えますが、hang aroundは同じような意味でも、「特定の場所にい続ける」という意味合いが強い言葉です。
例えば、友達と遊びに出かけた先で、友達が「ちょっとあれ見たい」と言った時、そのお店に興味なければ、「ここでブラブラしているよ」という意味で使える表現です。
Drunken teenagers are hanging around in the parking lot.(酔っぱらったティーンエイジャーが駐車場にたむろしている。)
A: Oh, look at those shoes! Let’s check out this shop.(ねえ、あの靴を見てよ! この店覗いてみようよ。)
B: I can’t go in with ice cream in my hand. I’ll hang around here, so go ahead!(アイスクリームを片手に入るわけにはいかないわ。ここでブラブラしてるから、どうぞ!)
wait around/about(誰か・何かを待ちながらダラダラする)
誰かが来たり何かが起こるのを待つ間、何もせず一定の場所でブラブラすることを表します。同じ場所に留まるという意味では、「hang around/about」と似ていますが、「誰か・何かを待つ」という意味があることが異なります。
Many people were waiting around because there was a rumor that some TV stars would turn up.(TVスターが現れるという噂もあり、多くの人が待ち構えていた。)
He’s always late – I’m sick of waiting around for him!(彼はいつも遅刻する。もうただ待ってばかりなのはうんざり!)
「リラックスしてダラダラする」を表す英語
ダラダラする場合、ただ何もしないのではなく、リラックスするという意味で言いたいこともありますよね。ここではリラックスや気を鎮めるという意味合いが強い表現を学びましょう。
chill out(冷静になる、リラックスしてダラダラする)
完全にリラックスしたり、物事に動揺せず冷静になることを表現していてで、会話ではoutを省略することも多いです。
A: What are you guys doing now?(今何してるの?)
B: Nothing. We’re just chilling (out).(別に。ダラダラしてるだけ。)
A: We’ll be late!(遅れるよ!)
B: Chill (out). We can’t do anything about this traffic.(落ち着きなよ。この渋滞はどうしようもないし。)
relax(リラックスする、のんびりダラダラする)
不安や緊張もなく、くつろいだ気分でダラダラすることを表します。
I like to relax in a hot bath after a long day.(長い一日の後、熱いお風呂でリラックスするのが好き。)
A: Did you go out last night?(昨夜は遊びに行ったの?)
B: No, I stayed home and relaxed.(いいえ、家でのんびりダラダラしていたわ。)
chillax(リラックスしてダラダラする)
chill outとrelaxを掛け合わせたスラングです。精神的にも肉体的にも冷静でのんびり過ごすことを意味します。
I spent the weekend chillaxing at a hotel by the beach.(週末は海辺のホテルでのんびり過ごした。)
Chillax. She didn’t mean to hurt your feelings.(落ち着いて。彼女は君の気持ちを傷つけるつもりはなかったんだよ。)
lounge about/around(特に何もせずダラダラする、ゴロゴロする)
lounge aboutあるいはlounge aroundは、どこかに座ったり寝転がったりして、ほとんど何もせずにゆったりとした時間を過ごすを意味します。こういった動詞にaboutあるいはaroundがつく場合、aboutは主にイギリスで使われることを覚えておくといいでしょう。
I had a busy week. I spent my weekend lounging about.(今週は忙しかった。週末はゴロゴロして過ごした。)
We spent the whole day lounging around the swimming pool.(一日中プールでダラダラしていた。)
put your feet up(足をあげてリラックスする)
一日中立っていたり、外出から帰ってくると足が疲れますよね。「put 〜 up」は何かを持ち上げることで、put your feet upは足をあげてリラックスするというイディオムです。
I put up my feet and relaxed after cleaning the house.(家を掃除した後、足を上げてくつろいだ。)
Putting up my feet and reading on the couch is my favorite time of the day.(ソファに足をあげてリラックスした状態で読書するのは、一日の中で一番好きな時間だ。)
unwind(何かをした後にリラックスする)
仕事などで心配事や緊張する事があった後、リラックスして心を解き放つことを意味します。ダラダラするとは少し意味合いが違いますが、リラックスことを表す表現として覚えておくといいでしょう。
I’m going to unwind by meditation.(瞑想で疲れを癒すつもりだ。)
I go to the gym every day to unwind after work.(仕事が終わった後、リラックスするために毎日ジムに通っている。
wind down(疲れや心配をほぐして徐々にリラックスする)
wind downは、仕事のプロジェクトや事業を徐々に縮小していくという意味のほかに、緊張や疲れをだんだんほぐしてリラックスするという意味があります。windには、ネジや時計、毛糸などを巻くという意味がありますが、それをdownしていく、緩めていくイメージを持つとわかりやすいでしょう。
I find it hard to wind down and fall asleep after a stressful day.(ストレスの多い一日を過ごした後では、気持ちを切り替えて眠りにつくのが難しい。)
I always spend the first couple of days of my holiday just to wind down.(休日の最初の数日間はいつもただ気持ちを落ち着かせるために過ごします。)
「動作が遅くてダラダラする」を表す英語
「ダラダラする」ということを表現したい場合のもう一つのパターンに、何かしたり歩いたりといった動作がゆっくりでダラダラすることもあるでしょう。ここでは、ぶらぶら歩く、やりたくなくてわざとゆっくりしてダラダラする、という場合の表現を学びます。
dawdle(やりたくなくてダラダラする、ぐずぐずする)
必要以上に時間をかけて何かを行ったり、どこかへ行くことを表します。親に「ぐずぐずしないで、さっさとしなさい!」と言われた人もいるでしょう。そんな時に使える表現です。
Stop dawdling and get ready! You’ll be late for school!(ぐずぐずしてないで支度しなさい! 学校に遅れるわよ!)
He’ll be back home soon unless he dawdles.(彼がのんびりしてなければ、もうすぐ帰ってくるよ。)
dilly-dally(動作をゆっくりしたり、決められなくてダラダラする)
dawdleと同じ意味を持つカジュアルなことばですが、少し古臭い表現です。こんな言い方もあるという知識と知っておくといいでしょう。
Don’t dilly-dally! It’s time to go!(ぐずぐずしないで! もう行く時間だよ!)
Stop dilly-dally! Get dressed and pack your bag!(ぐずぐずしないで! 着替えてカバンを用意しなさい!)
stroll(ぶらぶら歩く)
のんびりと歩くことを表し、それを楽しんでいるというニュアンスが含まれます。日常会話でも比較的よく聞かれることばで、本でも主人公が散策を楽しむ様子として使われることも多いです。名詞でもゆっくり散歩をするという意味で使われます。
They strolled along the beach.(彼らはビーチ沿いをのんびり散歩した。)
We went for a stroll into town.(私たちは町へ散歩に出かけた。)
amble(ぶらぶら歩く、ゆっくり歩きながら楽しむ)
strollと同じように使われますが、strollより使われる頻度は少ない単語で、日常会話ではstrollの方がよく使われます。
We ambled down the Omotesando and enjoyed shopping.(私たちは表参道をぶらぶら歩き、ショッピングを楽しんだ。)
He is ambling along the beach.(彼は浜辺をぶらぶら歩いている。)
trundle(車などがノロノロ動く、ノロノロ歩く)
渋滞で車がノロノロと進んだり、電車がゆっくり駅に入ってくるときなどに使える表現です。人に対しては、疲れてヨロヨロと歩く様子を表すことができます。
She trundled carrying her suitcase.(彼女はスーツケースを引きずってノロノロ歩いた。)
Cars trundled down the street due to the heavy traffic.(酷い渋滞で車がゆっくり走っていた。)
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