英語を話す際、よく使われる表現を誤解していることはありませんか?この記事では、日本語との違いから生じる英語の誤用や、日常会話でよく使うフレーズの正しい使い方を詳しく解説します。ネイティブが自然に使う表現を学び、スムーズなコミュニケーションを目指しましょう。今すぐ誤解を解消して、より自信を持って英語を話してくださいね!
日常会話でよく誤解されるフレーズ
英語の日常会話でよく使われるフレーズでも、日本語との違いから誤解しやすい表現が多くあります。例えば「I’m fine」と「I’m good」の使い分けや、丁寧な依頼や感謝の表現など、気づかないうちに間違えがちです。ここでは、よく使うフレーズの正しい使い方を解説します。
「I’m fine」と「I’m good」の使い分け
「I’m fine」と「I’m good」は、フォーマルかカジュアルかによって使い方が異なります。「How are you?」と聞かれたとき、学校で教わる「I’m fine」を使うのが正しいと思っていませんか?しかし、ネイティブスピーカーにとって「I’m fine」はややフォーマルで、距離を感じる表現になることがあります。
誤解:「I’m fine」はいつでも使える万能な返事だと思っている。
正しい使い方:日常会話では、よりカジュアルで親しみやすい「I’m good」を使う方が自然。「I’m good, thanks.」や「Not bad.」といった返答が好まれる。
「I’m looking forward to see you」の誤用
「look forward to」の後には動詞の原形ではなく、動名詞(-ing形)が続きます。これは、日本語の「会うのを楽しみにしています」という表現の影響で間違いやすいようです。
誤解:「I’m looking forward to see you.」が正しいと思っている。
正しい使い方:「I’m looking forward to seeing you.」が正しい表現。また、ビジネスの場でも使えるフレーズ。
「Let’s drink alcohol」ではなく「Let’s have a drink」
「お酒を飲もう」と言いたいとき、「Let’s drink alcohol」では直訳的でやや不自然。ネイティブスピーカーが使う自然な表現を覚えましょう。
誤解:「Let’s drink alcohol.」が自然な表現だと思っている。
正しい使い方:「Let’s have a drink.」「Let’s grab a drink」が自然でカジュアルな表現。このフレーズはお酒を飲む以外にも、気軽にコーヒーなどを飲む場合にも使える。
「Excuse me」と「I’m sorry」の違い
「Excuse me」と「I’m sorry」は日本語でどちらも「すみません」と訳されますが、使い方が異なります。「Excuse me」は注意を引くときなどに使い、「I’m sorry」は謝罪のときに使います。
誤解:どちらも状況に関係なく同じように使えると思いがち。
正しい使い方:誰かに話しかけるときや人混みを通り抜けるときは「Excuse me」、間違いや迷惑をかけて謝罪が必要なときには「I’m sorry」を使う。
Excuse me, do you have time? (すみません、お時間ありますか?)
I’m sorry for being late. (遅くなってすみません)
知っておくべきイディオムの正しい使い方
英語のイディオムは直訳では意味がわからないことが多く、誤解しやすいので注意が必要。日常会話でよく使われる「Break a leg!」や「Under the weather」など、知っておくと便利なイディオムを正しく理解することが大切です。ここでは、頻繁に使われるイディオムの意味と使い方を解説します。
「Break a leg!」の意味と使い方
幸運を祈る表現として、演劇や試験前などに使う「Break a leg!」の由来と意味を見ていきましょう。
意味:直訳すると「脚を折れ」となるが、実際には「頑張って!」「幸運を祈る」という意味。特に演劇の世界や試験、スポーツの場面で使われる。
使い方:「Break a leg!」は、誰かが舞台に上がる直前や大事な試合の前など、成功を祈ったり相手を激励したりする場面で使う。
Good luck with your audition! Break a leg! (オーディション、頑張ってね!成功を祈ってるよ!)
「Under the weather」
体調が悪いときに使われる「Under the weather」の意味と使い方を解説します。
意味:直訳すると「天気の下にいる」となるが、実際は「体調が悪い」「気分がすぐれない」という意味。体調不良を軽く伝えるときに便利。
使い方:体調が悪いときに、「I’m feeling under the weather today.」と言うことで、相手に控えめに体調不良を伝えることができる。ビジネスシーンでもカジュアルに使える表現。
「Hit the books」
「Hit the books」の意味を知らないと、頭の中が「?」になってしまいます。勉強を始めることを意味するこのイディオムの正しい使い方を覚えましょう。
意味:直訳すると「本を叩く」となるが、実際は「一生懸命勉強する」「勉強を始める」という意味。試験前や課題に集中したいときに使う。
使い方:例えば、以下の例文のように、これから集中して勉強することを表現する場面で使う。日常会話で、勉強に関しての決意を表すのに便利。
I have a big exam tomorrow, so I need to hit the books tonight. (明日は大事な試験があるので、今夜は一生懸命勉強する必要がある)
似ているけど意味が違う単語や表現
英語には、意味が似ているけれど使い方やニュアンスが異なる単語や表現が多くあります。ここでは、特に混同しやすい表現を取り上げ、それぞれの違いをわかりやすく解説します。
「Make」と「Do」の使い分け
「Make」と「Do」を混同すると、意味が変わってしまったり不自然な表現になったりすることがあります。例えば、「決心する」は「する」が使われていますが、英語の表現はmakeを使って「make a decision」のように表現します。Makeの代わりにdoを使うと不自然な英語になり、意味も伝わりづらいでしょう。
このような使い分けのポイントを理解することで、より正確な英語表現が可能になります。
意味:「Make」は「作る」という意味で、物を創造する行為に使う。一方、「Do」は「する」という意味で、行動や活動を表す際に用いる。
使い分け:「Make」は具体的な物を作り出すときに使い、「make a cake(ケーキを作る)」や「make a decision(決定する)」のように使う。対して「Do」はタスクや活動に使い、「do homework(宿題をする)」や「do the dishes(皿を洗う)」のように使う。
☓ ⇒ I will make my homework. → 宿題を「作る」と表現
◯ ⇒ I will do my homework. (宿題をする)
☓ ⇒ He told me to do a presentation. → プレゼンテーションを「する」は、doで表現
◯ ⇒ He told me to make a presentation. (彼は私にプレゼンテーションをするように言った)
「make a presentation」は、実際に作成する行為を指します。
「Say」と「Tell」の違い
「Say」と「Tell」には違いがあるので、この機会に明確にしておきましょう。
意味:「Say」は言葉を発する行為を指し、発言の内容に焦点を当てる場合に使う。他方、「Tell」は「伝える」という意味で、特定の相手に情報を与えるときに使う。
使い分け:例えば、「She said that she would come.(彼女は来ると言った)」のように、「say」は発言の内容を直接引用するときに使う。一方、「He told me a story.(彼は私に話をしてくれた)」のように、「tell」は相手を特定して情報を伝えるときに使う。
「Say」と「Tell」には文法的な違いもあり、Sayは直後に「that」を使うことができますが、Tellは必ず「人」を対象にしなければならず、直接目的語を取ります。
He said that he was busy. (彼は忙しかったと言った)
He said, “he was busy”. (彼は「忙しかった」と言った)
He told her that he was busy. (彼は彼女に忙しかったと言った)
「Lend」と「Borrow」の誤用と正しい使い方
「Lend」と「Borrow」はどちらも「貸し借り」に関連する言葉ですが、役割が異なります。多くの英語学習者は、これらの単語が同じ状況で使われるため、意味を混同してしまうことがあります。
意味:「Lend」は「貸す」という意味で、他の人に物を渡す行為を指す。「Borrow」は「借りる」という意味で、他の人から物を受け取る行為を表す。
使い分け:例えば、話し手が相手から本を借りたいときに「Can you lend me your book?(あなたの本を貸してくれますか?)」のように「lend」を使う。反対に「borrow」は、「I borrowed a book from her.(彼女から本を借りた)」のように受け取る側の立場で使う。
☓ ⇒ I will borrow you some money. → borrowは「借りる」という意味で、直後に目的語がくる(この場合、目的語はsome money)
◯ ⇒ I will lend you some money. (あなたにお金を貸す)
☓ ⇒ Can you borrow me your umbrella? → borrowは借りる側の立場で使う
◯ ⇒ Can I borrow your umbrella? (あなたの傘を借りてもいい?)
◯ ⇒ Can you lend me your umbrella? (あなたの傘を貸してくれる?)→ 自然な表現
英語学習者は文法的な構造に慣れていないことが多く、特に動詞が取る目的語や前置詞の使い方を誤解することがあります。「lend me(私に貸して)」や「borrow from(から借りる)」のようなフレーズの正しい使い方を理解することから始めるといいかもしれませんね。
オンライン英会話で正しい表現を使ってみよう!
これらの表現を理解し、自然な英語を身につけることで、より自信を持ってコミュニケーションを楽しむことができるようになります。英会話のスキルを向上させるために、ぜひ参考にしてください!
日常会話でよく誤解される表現を正しく使ってみたいという人は、レアジョブ英会話の無料体験レッスンがおすすめです。レアジョブ英会話では、豊富な知識を持つ講師から、レベルに合わせたアドバイスをもらうことができます。自分の英語力を試してみたい人は、レアジョブ英会話の無料体験レッスンを活用してみましょう。
初回レッスンのレベルチェックをもとに日本人講師がカウンセラーとして、あなたのためにアドバイスします。
Please SHARE this article.
英語を話せるようになりたいなら
学習のプロにみてもらおう
英語を学んできたのに、いざ話そうとなると全く言葉が出てこない、その原因は圧倒的にアウトプット量が不足していることにあります。
英会話の経験量を増やしたいなら断然オンライン英会話がおすすめ。1日25分だけ英語を話す習慣が鍵を握っています。高いお金を払って海外留学する必要はないのです。
無料登録しておくとお得な情報が届きます
今すぐ無料体験する最適な学習サイクルが
レアジョブ英会話ひとつで完結
※「ソロトレ」は有料会員様のみご利用いただけます
レアジョブ英会話なら、英会話レッスンはもちろんのこと、「聞いて話す」発話トレーニング「ソロトレ」や一歩一歩英語力を積み上げられるオリジナル教材など、オンライン英会話市場で長年培ってできたコンテンツを豊富に取り揃えています。(追加料金なし/教材無料)苦手を克服したいなら使うべき選りすぐりのコンテンツです。
利用者インタビュー
無料登録~7日以内なら初月半額
今すぐ無料体験する