英語で“狭い”“広い”を言える?日常から視野まで使いこなそう

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「狭い」や「広い」は空間の広さだけでなく、視野や人間関係まで幅広く使える便利な表現です。英語でも、これらの意味に応じた言い回しがあります。

この記事では、日常の場面で使える「narrow」や「wide」、さらには「視野が狭い」「顔が広い」などの比喩表現も解説!これであなたの英語表現力が一段とアップします。

日常生活で使う「狭い」と「広い」の英語表現

日常生活では、空間の広さを表す「狭い」「広い」を頻繁に使います。英語では「narrow」や「wide」がよく使われますが、その他にもいくつかあります。それぞれの違いを具体的な例文とともに見ていきましょう。

「狭い」の英語表現

空間や幅が狭いことを表現する英単語として、主に「Narrow」「Small」「Cramped」「Limited」が使われます。それぞれの違いを確認して、状況にあった英単語を使いこなしましょう!

Narrow:幅が狭い場所や空間を表現するとき

Small:町や家、部屋のような「小さな」場所を示すとき

Cramped:空間が狭くて窮屈な状況を表すとき

Limited:選択肢や時間、リソースが限られていることを指すとき

The streets in the old town are very narrow. (古い町の通りはとても狭い)

This apartment is small, but it’s perfect for one person. (このアパートは小さいけれど、一人にはちょうどいい)

My office feels cramped due to all the furniture.(家具が多くてオフィスが窮屈に感じる)

The selection of restaurants in this area is limited. (この地域のレストランの選択肢は限られている)

「広い」の英語表現

空間や幅が広いことを表現する主な英単語は、「Wide」「Broad」「Spacious」「Large」です。それぞれの意味の微妙な違いを確認しましょう。

Wide:幅が広いものや空間を指すとき

Broad:広範囲にわたる概念や抽象的な「広さ」を表現するとき

Spacious:部屋や建物など、物理的な空間が広々としていることを指すとき

Large:物理的に大きなものや広い場所、または規模が大きいとき

The river is wide enough for large ships to pass through. (その川は大きな船が通れるほど広い)

He has a broad understanding of various cultures. (彼はさまざまな文化について広い理解を持っている)

The living room in this house is very spacious. (この家のリビングルームはとても広々としている)

They live in a large house with five bedrooms. (彼らは寝室が5つある大きな家に住んでいる)

比喩的な「狭い」「広い」の表現

「狭い」「広い」は物理的な空間だけでなく、考え方や視野の広さ、知識の範囲などを比喩的に表す際にも使われます。英語では「narrow-minded」「open-minded」などの表現があり、性格や価値観を表現するのに便利です。ここでは、こうした比喩的な「狭い」「広い」の英語表現を紹介します。

視野や考え方の「狭い」「広い」

narrow-mindedは視野や考え方が狭く、柔軟性がない人に対して使います。意見の幅が狭く、新しいことを受け入れにくい性格を表し、反対にopen-mindedは考え方が広く、他人の意見や新しい考え方に対して柔軟に対応できる人を表します。

Narrow-minded:視野が狭い

Open-minded:視野が広い

He’s so narrow-minded that he refuses to try anything new. (彼はとても視野が狭く、新しいことに挑戦しようとしない)

She’s very open-minded and always willing to listen to different viewpoints. (彼女はとても視野が広く、いつも異なる意見に耳を傾ける)

知識や経験が「限られている」「豊富である」

limitedはすでに示したように「制限された」「限られた」という意味で、知識や経験の範囲が狭いことを表す際に使います。一方、broadは「幅広い」という意味で、豊富な経験や知識があることを意味する表現です。

Limited knowledge:知識が限られている

Broad experience:経験豊富である

His knowledge of history is limited, but he’s eager to learn more. (彼の歴史の知識は限られているが、もっと学びたがっている)

She has broad experience in the tech industry. (彼女は技術業界で幅広い経験を持っている)

人間関係や影響力が「狭い」「広い」

small circleは交友関係や影響力が限られている状況を表し、多くの人と関わりを持たない場合に使います。また、well-connectedは多くの人々とつながりがあり、顔が広いことを表現。仕事や人間関係で影響力がある人物を指します。

Small circle:狭い人間関係

Well-connected:顔が広い

He prefers to keep a small circle of close friends. (彼は親しい友人の狭い交友関係を好む)

She’s well-connected in the business world. (彼女はビジネス界で顔が広い)

慣用表現としての「世間の狭さ」

it’s a small worldは、偶然に知り合いと再会したり、思わぬつながりが見つかったりしたときに使う表現で、「世間は狭い」という意味。

It’s a small world:世間は狭い

I can’t believe we ran into each other here! It’s a small world. (ここで会うなんて信じられない!世間は狭いね)

その他の「顔が広い」「世間は狭い」の英語表現

「顔が広い」「世間は狭い」の比喩的な英語表現は先述しましたが、その他にも他者とのつながりや偶然の出会いを表現するためのさまざまな英語フレーズが日常会話で頻繁に使われるので見ていきましょう。

「顔が広い」の英語表現:Connected

connectedは「つながりがある」「関係がある」という意味で、特に人とのネットワークを表すときに使います。これにより、影響力や人脈の広さを暗示することができるでしょう。

She is very connected in the local business community. (彼女は地元のビジネスコミュニティでとてもつながりがある)

Being connected can help you find new job opportunities. (つながりがあると新しい仕事の機会を見つけるのに役立つ)

「世間は狭い」の英語表現:Funny how things work out

funny how things work outは、予想外の出来事が起こったり偶然の出会いがあったりしたときに使う表現。世間のつながりの不思議さを表すのに適しています。

I ran into my old school friend while traveling in Europe. Funny how things work out! (ヨーロッパ旅行中に昔の学校の友人に会ったよ。世間は不思議だね!)

It’s funny how things work out; we ended up living in the same city. (世間は不思議だね。私たちは同じ街に住むことになったんだ)

「顔が広い」の英語表現:In the know

in the knowは「事情に通じている」という意味で、最新の情報やトレンドに詳しいことを指します。顔が広い人が情報を持っている場合に使う表現。

If you want to know about the latest events, ask Tom. He’s always in the know. (最新のイベントについて知りたいなら、トムに聞いてみて。彼はいつも情報を持っているよ)

She is in the know about the best restaurants in town. (彼女はこの町での最高のレストランについて詳しいよ)

「狭くなる」「広くなる」「狭くする」「広くする」の英語表現

「狭くなる」「広くなる」「狭くする」「広くする」といった表現は、物理的な空間だけでなく、状況や考え方の変化にも関わる重要な概念です。
これらのフレーズを使うことで、さまざまな状況における変化や制約を的確に表現できます。最後に、これらの意味を持つ英語表現を確認していきましょう。

「狭くなる」の英語表現:Narrow down

narrow downは、選択肢や可能性を絞り込むことを指します。物理的な狭さではなく、アイデアや選択肢が減ることを強調する表現。

We need to narrow down the list of candidates for the job. (その仕事の候補者リストを絞る必要がある)

After discussing the project, we narrowed down our options to three. (プロジェクトについて話し合った後、私たちは選択肢を3つに絞った)

「広くなる」の英語表現:Expand

expandは物理的に広がるだけでなく、知識や経験、影響力などが増大することを指す表現です。

The company plans to expand its operations overseas. (その会社は海外に事業を拡大する計画だ)

Reading can help you expand your knowledge. (読書はあなたの知識を広げるのに役立つ)

「狭くする」の英語表現:Tighten

tightenは物理的なスペースを狭くする場合や、ルールや制限を厳しくすることを表す表現。

We need to tighten the schedule to meet the deadline. (期限に間に合わせるために、スケジュールを厳しくする必要がある)

The coach decided to tighten the team’s discipline. (コーチはチームの規律を厳しくすることに決めた)

「広くする」の英語表現:Broaden

broadenは、物理的な広がりだけでなく、視野や経験、知識を広げることを表す表現。

Traveling can help you broaden your perspective on life. (旅行は人生に対する視野を広げるのに役立つ)

She wants to broaden her skills by taking more courses. (彼女はもっとコースを受けてスキルを広げたいと思っている)

さまざまな英語表現を使いこなしたいなら

「狭い」と「広い」という言葉は、日常生活や比喩的な表現において非常に多様な意味を持っています。ここでは、これらの言葉に関連する英語表現をさまざまな視点から紹介しました。これらの表現を活用することで、日常会話やビジネスシーンにおいて、より効果的に自分の考えや状況を伝えることができるでしょう。今後の英語学習において、ぜひこれらの表現を取り入れてみてくださいね!

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