財布や胃袋にも使える!「余裕がある」を英語で言うと?

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「時間に余裕がある」「心に余裕がある」など、日本語ではよく「余裕がある」という言い方をしますが、これを英語でどう表現すればいいのでしょうか。場所・時間・心、さらには「財布」や「胃袋」など、さまざまな場面で「余裕がある」と言う方法を考えてみましょう。

「スペースに余裕がある」を英語で言うと?

まずは場所、スペースなど空間に「余裕がある」場合を考えてみましょう。例えば英語では、「余分なスペースがある」「~が十分ある」といった言い方を使うとうまく表現できます。

have extra space(スペースに余裕がある)

There are some more boxes. Do you have extra space in your cabinet?(まだ箱があります。棚にスペースの余裕はありますか?)

空間の「スペース」は英語でそのままspaceと言うことができ、extra(余分な)をつけてhave extra spaceと言うと、「スペースに余裕がある」となります。

There’s plenty of ~(~が十分ある)

There are still plenty of seats available.(まだお席に余裕がございます)

plentyは「たくさんの」もしくは「十分に」ということで、There’s plenty.と言うだけで、「十分足りている、余裕がある」と表現することができます。

「時間に余裕がある」を英語で言ってみよう

電車や飛行機に乗るときなど、「まだ時間に余裕があるから大丈夫」と言いますよね。この場合の「余裕がある」は、「使わない時間がある」と考えます。「時間に余裕がない!」とあせっているときの言い方も考えてみましょう。

with time to spare(時間に余裕を持って)

We need to be there with time to spare.(時間に余裕を持って到着する必要があります)

spareは「使わないで取っておく」という意味の動詞で、time to spareは「使わない時間、余分な時間」すなわち「時間の余裕」となります。We have time to spare.(時間に余裕がある)と言うこともできます。

leeway(自由度)

The itinerary has some leeway.(日程には余裕があります)

「時間に余裕がある」または「行動に自由がある」というときに使われるのがleeway。「きっちり決まっているわけではない」「自由にしていいところがある」という意味で、覚えておくと便利な単語です。

no time to lose(時間に余裕がない)

Hurry up! We have no time to lose.(急いで!時間に余裕がないんです)

no time to loseは文字通りには「失う時間がない」ことで、「まったく時間に余裕がない」というときに使われます。no time to spareのほうがややのんびりした感じで、I have no time to spare this week.(今週は時間に余裕がないんですよね)といったように使われます。

「心に余裕がある」の英語表現

心にゆとりがあるときは、「心の中に余分なスペースがある」といった言い方を使います。「心に余裕がない」という言い方も覚えておきましょう。

have room in one’s mind(心に余裕がある)

Do you have room in your mind?(心に余裕がありますか?)

このroomは「部屋」ではなく、「空き、~する余地」という意味。have room in one’s mindで「心に余地がある、余裕がある」となります。There‘s room for two people.(2人分の空きがあります)といったように、空間的なスペースについて使うこともできます。

mind is occupied(心に余裕がない)

My mind is occupied. I can’t think straight.(心に余裕がなくて、まともに考えられません)

be occupiedで「占められている、ふさがっている」で、mind is occupiedは「心が占められている=余裕がない」となります。roomを使って、I have no room for that.(<それを考える>余裕がありません)のように言うこともできます。

「財布」や「胃袋」の場合は?

日本語では「財布に余裕がある」「胃袋に余裕がある」のように、比ゆ的に言うことがあります。英語ではこれらは、「買える、まかなえる」「余地がある」といった言い方を使って表現することができます。

afford(財布に余裕がある、買うお金がある)

200 dollars? I think I can afford it.(200ドル?買えると思います)

affordはこれだけで「買うお金がある」、すなわち「財布に余裕がある」という意味になります。I have money to spare.(お金に余裕がある)と言うこともできます。

There’s room for ~(胃袋に余裕がある、~は別腹)

There’s always room for dessert.(胃袋にいつもデザートを食べる余裕があります=デザートはいつも別腹です)

「胃袋に~を食べる余裕がある」は、「There’s room for+食べ物」で表現できます。日本語の「デザートは別腹」同様、dessert(デザート)についてよく使われます。

「余裕がある」を会話の中で使ってみよう

ここでご紹介した「余裕がある」という表現を、会話の中で使ってみましょう。例えば、次のようなやりとりを参考にしてください。

日常会話で

A: Did you get the train tickets?(電車のチケット買いました?)

B: Yes. There were still plenty of seats available.(はい、まだ席に余裕がありました)

A: We still have time to spare. Can we have some coffee?(まだ時間に余裕がありますね。コーヒーでも飲みましょうか?)

ビジネスで

A: The schedule has some leeway. Can we reconsider the cost?(スケジュールには余裕があります。経費を再考できますか?)

B: We should add at least one million yen.(少なくとも100万円加えるべきです)

A: Let me see … I think we can afford it.(そうですね…余裕があると思います)

「余裕がある」とひとこと言うにも、英語ではさまざまな表現の仕方があることがおわかりいただけたでしょうか。実際の会話の中で練習しながら、場面や状況に応じて使い分けてみましょう。英語での会話練習を実体験するには、ぜひ、レアジョブ英会話を活用してください。

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