【前編】レアジョブ英会話で英語の“波乗り”感覚を鍛える!/サイバーエージェント 曽山哲人さん

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サイバーエージェント 曽山哲人さん
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ブログ、コミュニティサービスでおなじみの「Ameba」を運営する会社として知られるサイバーエージェント。同社のカリスマ人事部長としてメディアにも度々登場している曽山哲人さんは、外国人社員を抱えるだけでなく、最近は海外とのやり取りも増えるなど、英語の必要性を日々感じていたという。10年ほど前に2つの英会話スクールに行くも長くは続かなかった曽山さんが英語のやり直しに本格的に取り組んだのは、人事部長になった2005年ごろ。 TOEFL、TOEIC専門のクラスなど数々のスクールを経てたどり着いたのがレアジョブ英会話だったという。多忙を極める毎日の生活にどう英語学習を取り入れているのか、そして法人導入の経緯など、じっくり話を聞いた。

学生時代に英語好きに。でも、英文学科で読む一辺倒!

Q:経歴を拝見したところ、あの上智大学文学部のご卒業とありました。社会人になられてから英語で苦労されたとのことですが、本当は学生時代からもともと英語力がおありになったのでは?


いや、それがまったく(笑)。先日English Path(現:Rarejob English Lab)さんのインタビューに登場していた嬉野克也さんとまったく同じパターンです。英文学科だけど特に英語はしゃべれないという……。

そもそも中学では英語が大嫌いでした。それがたまたま高2年生のときに当たった英語の先生がとてもいい先生で、英語の勉強が楽しくなったんです。文法や読解問題をひたすら解くというのではなく、英語にはこんな面白い表現があるよといったことを教えてくれたんです。

ちょっと話が飛びますけど、実は私は中学3年からストリートダンスを踊っていて、高校時代には『元気が出るテレビ』というテレビのバラエティー番組の人気コーナー「ダンス甲子園」の全国大会にチームで出場して、3位になったんですよ。で、踊る曲はヒップホップだから、当時ラップをすごくよく聞いていたんです。高2で出会った英語の先生のお陰で英語に興味が出るようになってからは、CDの歌詞カードをめくって、ラップを追っかけるようになったんです。そこで英語の音の良さとかカッコ良さとかが心地よくなって、さらに英語好きになりました。

高3では将来英語の先生になりたいとまで思うようになって、大学は英語の先生になれるところ、しかも英語の学習環境がトップのところに行こうと決心したんです。それで上智を目指し、一浪で受かったんです。英語学科も受けましたが落ちてしまったので、英文学科に入学しました。

英文学科で英会話が学べたかというと、残念ながらほぼダメでしたね。週1ぐらいの割合でネイティブの先生の授業もありましたが、英米の文学を徹底的に読むということがメインだったんです。特にシェイクスピアを読み込みましたね。シェイクスピアは、日本語で言えば古文を読んでいるようなものでした。

Q:ヒップホップとは真逆ですね?

ええ、180度違いましたね。大学入学前は、ヒップホップ好きが高じて「よし、卒業研究は絶対言語学をやろう!」と思ってました。rhyme(韻)のカッコ良さ、どんなふうに生まれているのかというのを追求してみたかったんです。

でも現実は厳しくて、まず1990年代半ばのその当時はヒップホップのrhymeの研究というのがほとんどなかったんです。授業ではシェイクスピアを読み、レポートを日本語で書き上げる、そんな毎日でした。唯一のアウトプットとの機会と言えば、たまに英語で書く小論文ぐらいで、英語で話すチャンスはほぼゼロでした。

Q:結局卒論は何を書かれたんですか?

キング牧師のI have a dream.のスピーチがテーマでした。あのスピーチになぜあれほどまで圧倒的に人を惹き付けるパワーがあるかというのを私なりに分析したんです。デンゼル・ワシントン主演の映画「マルコムX」も見て印象に残っていたので、キング牧師とマルコムXの2人のスピーチの内容も比較したりしてね。

まあ、とにかくそんな具合だったので、大学までは英語を話すという経験がすっぽり抜けていたんです。就活のためにと思って確か4年生で初受験したTOEICのスコアは、690点でした。

英語に本腰を入れる、きっかけは人事異動!

Q:社会人になってからすぐに話す英語の必要性が出てきたんですか?

いえ、1年働いた伊勢丹でも使わなかったですし、サイバーエージェントでも法人向けの営業をしていた最初の6年は、日本企業を相手にしていたので英語はまったく必要なかったですね。

唯一、英語に触れた時期は、何となくやってみるかと2つの英会話スクールに立て続けに通った2003年と2004年です。非常に雰囲気はよくてレッスンを受けるのは楽しかったんですが、最初は週2回の予定にしていたものの、結局忙しくて週1回行けるか行けないかという状態に。結果的にはスピーキング力は上げられませんでした。たかが週1回でしゃべれるようになるわけがない、ということですね。

そんな状態なので、たまに海外旅行に行くとやっぱり英語がしゃべれない自分に気付くことになり、コンプレックスが募っていきました。

Q:では、英語に本格的に再チャレンジするきっかけは?


9年前、30歳のときに人事部長になったとき「職務上、英語が必要になるかもな」と思ったことですね。当時はまだでしたが、外国人の採用も今後あるだろうし、人事のトップとしてサイバーエージェントのプレゼンスを国内問わず上げていきたいというときに、トップマネジメントの位置にいる自分が英語にコンプレックスを持っていたら、伝わるものも伝わらない。会社の本来の価値をしっかり示せないのではないかという危機感からです。

Q:実際には何をされたのですか?

先ほどお話しした2003年、2004年と英会話スクールに通ったときに実感したのは、英文学科だったのでそれなりにボキャブラリーはあるけど、全然しゃべれないということでした。しかも、うろ覚えの難しい単語を使ってみたら、意味が違っていたみたいで、マンツーマンのネイティブ講師に若干キレられる、なんてこともありました。ひどいこと言ったつもりはないのに、ムッとされたりしてね。でも、何が引き金になったのかはわからなくて、そういう積み重ねがストレスになりました。「わざわざお金払ってどうしてこんな気持ちにさせられるんだ」と、モチベーションもダダ下がりでしたね。

そんな経験があったので、また普通の英会話スクールに行ってもダメなんじゃないかという思いがありました。「もしかしたらもう留学しかないのでは?」という考えも頭をよぎったりして。じゃあとりあえずという感じで、今度はビジネススクールなどへの留学を目指す人のための予備校に入ったんです。要はTOEFLの点数を上げるための対策講座みたいなものです。インターネットで実施されるTOEFL iBTってすごく難しいんですよ。昔のTOEFLの10倍ぐらい難解なんじゃないかという気もするぐらいで、もうわけがわからないんです。もちろん全然ついていけなくて、ドロップアウトしてしまいました。

まずはTOEICスコアアップに着手、2年で800点台突破!!

Q:いろいろ手を出しては、挫折されているご様子ですね。

はい。英語に関してはかなり流浪の民で、いろんなものに手を出しました。TOEFLは難しくて全然わからないし、社会人だからビジネス英語のTOEICのスコアを上げようという意識で、次は語学のコーチングスクールでTOEICのクラスを受けたんです。

ここはとにかく短期間で大量の反復練習をするので、TOEICの点数を上げるという意味では、とても効率的でした。相当厳しかったですしね。毎週宿題のチェックのためのテストと翌週の宿題の説明だけで、授業を楽しく受けるというものではなかったです。テストは1クラス15人ぐらいが全員車座になって受けさせられて、点数は全員の前で発表されるんです。点数が思わしくないと、コーチングと呼ばれているんですが、「なんでできなかったんだろうね」と聞かれたりするんです。

「時間がなくて……」なんて答えようものなら、「時間がない? それ時間を作れなかっただけなのでは?」というように切り返され、次回は時間を作るようにと約束させられるんです。

そんな逃げられない環境でやっていくと、本当に点数は上がるんですね。ちゃんとやれば点数が上がるメソッドもありました。そこに入ってから受けた最初のTOEICの点数は、はっきりとは覚えていないんですが740点ぐらい。

そのあと2007年に受けたときは825点でした。ホントは850ぐらいほしかったけど、まあとりあえず800点を越えたし、リスニングとリーディングの大幅な偏りもなかったので、TOEICの勉強はこれでいったん終了することに決めました。

基礎力はついたという認識が一応できたので、「ここからはしゃべることにフォーカスしよう」と思い、今度は英会話スクールに通い出したんです。 ネイティブの先生とマンツーマンのレッスンで、たとえば自己紹介のシーンでの会話ができるようになりたいと伝えれば、2分間程度の会話スキットをその場で作ってくれて録音したものがもらえる。で、翌週までに覚えてきて先生とやってみるという内容でした。

「言いたいことがピンポイントで言えるようになる」というこのやり方は、私にはぴったりでした。自分のしゃべりたいことに対するボキャブラリーとフレーズが増えていきました。

Q:言いたいことというのは、仕事で使えるような会話ですか?

はい、そうです。それ以外のことをやっている時間もなかったですから。テキストに沿ってレッスンをする一般的な英会話スクールは、時間があってしっかり定期的に通える人には向いていると思うのですが、時間が限られている場合は難しい。たとえば、道案内のシチュエーションの会話を1レッスンやられても、それを実行する場もほぼないのにと思ってしまう。自分にとって使えない設定場面ばかりが続くと、フラストレーションがたまるだけです。レアジョブ英会話などはそういったフラストレーションが一切ないのが続いている理由です。

【後編】の記事はこちら

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