留学経験なしで英検一級、海外転職を果たした外資系コンサルタントが語る、「本当に仕事で使える英語力」をつけるための3つの学習法

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仕事で英語に困らないレベルになるためには、どのように勉強すれば良いのかイメージのつかない人も多いかと思います。「日常英語もままならないのに、ビジネス英語を身につけるなんて無理かな…」と諦めかけている方もいるかもしれません。

そんな「仕事でつかえる英語力」についての悩みを解決すべく、留学経験が全く無いにも関わらず大学生の時に独学で英検一級を取得、NYで11年間コンサルタントとして勤務し、帰国後も外資系企業でご活躍されている藤村融さんに、「ビジネスで使える英語力を身に着ける学習法」についてお聞きしました!英検一級のみならずTOEIC・TOEFLでも高得点を取り続けている藤村さんの学習方法をご紹介していきます。

(1)英語を使って何を達成したいのかを明確にする

Q:「英語が話せるようになりたい」と思って勉強をしていても、なかなか話せるようにならず困っている人も多いと思います。藤村さんから見ると、どういうことに気を付けて勉強すべきだと思いますか?

A: 練習の目的をハッキリさせることが重要です。目的があいまいなままトレーニングをしても、おそらくモチベーションは続かないし、弱点の見える化ができないので上達もしません。例えばアメリカ人の友人を作りたい場合と、国際会議でプレゼンをする場合とでは、全く異なるトレーニングが必要ですよね?

英語はツールに過ぎませんから、どんなに早く、多く、流れるように話せても、中身が無ければ無意味です。何を達成したいのかを明確にして、最も効率的な勉強方法を選択するべきです。そうすれば、絶対に効果は出ます。

Q:ビジネスマンの方で、ある程度プレゼンなどができる方でも、雑談が苦手だという方が多いように思います。どのような学習をすればいいでしょうか?

A: 私がアメリカにいた時に考え出した方法をご紹介しましょう。私がアメリカでお付き合いをしていた日系企業の幹部の方は、パートナー会社のアメリカ人とゴルフの話がしたいとおっしゃっていました。そこで、まず軽くブレインストーミングをし、ゴルフから連想できるトピックを思いつくだけ出してまとめ、マインドマップで整理します。こうして枠組みができたら、後は、具体的な会話の内容で埋めていくんです。更に、いくつかのトピックをまとめておけば、記憶もしやすいですし他の機会にも使えます。これはすごく役に立つと喜んでいただきました。

(2)視覚的に覚えず、音で覚える!

Q:英語が話せるようになるために、藤村さんご自身はどのように勉強してきたのでしょうか?

A: たくさんの英文を音で覚えたんです。読んだり書いたりといった勉強はしていません。特に「話すこと」が目的の場合、目で見て覚えるではだめで、耳で聞いて音で覚えないとだめなんです。

英語で何か言おうとするとき、上の方を見てしまうことはありませんか? それは視覚的に英語を覚えている証拠です。頭の中に視覚的に保存してある単語帳から必要な英単語を引き出してきて、頭の中のホワイトボード上で作文し、誤りがないか確認した後ようやく音声に変換し発話しているのだと思います。一つのステップに1.5秒かかったとしても、「このことを話そう」と発想してから実際に口から言葉が出てくるまでに5秒程度もかかってしまいます。ミーティングでの5秒の沈黙は場合によっては致命的です。次のトピックに会話が移ってしまい、発言のチャンスを逃してしまうでしょう。

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藤村さんが見せてくれたスライドの一部。視覚ではなく”音”で覚えることが大切だと言います

Q:音声で覚えるための教材は、ご自分でつくられたのですか?

A: はい、一つ目は大学一年のときに作りました。そのときからずっと、「自分のような非ネイティブスピーカーには作文できない」と思った表現を、新聞や雑誌、ウェブサイト、ブログ、TV、映画、Podcast、インタビュー、自分や他人が仕事で実際に使ったドキュメントなから集め、音声にして覚えました。音で覚えているので、ミーティングなどでも、資料を見ながら、相手の目を見ながら、反応に合わせて話すことができます。TOEICでの高得点や英検一級も、これを使って学習しました。

(3)すでに持っているビジネス力とロジカル思考を最大限に活かす

Q:ニューヨークで働き始めた際、成果を出さなければ解雇される可能性があったため、3カ月程度でネイティブスピーカーと戦える英語力を身につけたとのことでした。ある程度英語力があったとは言え、短期間でそのレベルになるのは大変だったのではないでしょうか?

A: はい。ただ必死だったので、ここでも試行錯誤して自分で最適学習方法を考え教材を作ってトレーニングしました。自分がすでに持っている知識やロジカル思考力を流用する方法です。

例えば、日本で英会話教室などに行くと、ビジネス経験がある人でも、“How was your meeting with your client today?”, “It was very successful.”という、初歩的な会話から始めます。これだと、自分の強みが生かせないので、本人の自信がなくなってしまうこともあります。海外でビジネスをすることが目的なのですから、一番重要で活かすべきなのはビジネス知識やロジカルな思考です。日本語でこれらを持っている人は、このパワフルなスキルの周りに英語のスキルを肉付けするイメージで学習するといいと思います。

Q:では、すでにビジネススキルがある人が仕事で英語を使いたいと思った場合、具体的にどのような学習方法が適しているでしょうか?

A: 今持っているビジネススキルとロジカル思考を最大限に活用することが上達の近道だと思います。非常に単純な例ですが、例えば、「自社のマーケティング戦略や商品について紹介して下さい」とお願いをすると、「英語ではちょっと・・・」と困られる方がいらっしゃいます。「では、日本語で」とお願いすると、それでもスムーズには話せません。このように、あることについて英語で話せないのは言葉の問題だけではなく、思考力が関係している場合が多いのです。

思考をすばやく整理する方法を知っていれば楽になると思います。例えば、ビジネスフレームワークを使って話を組み立てる方法。この場合なら、マーケティングの4P(Product・Price・Place・Promotion)の“枠”を埋めればいいんです。それぞれの要素に関して、3行分話せれば、全部で12行。大体1分半~2分くらいは話せることになります。

おわりに

ビジネスで使える英語力を身につけるには、「何を達成する必要があるのか」を明確にして最適なトレーニング方法を選ぶことが大切だとお話しされていた藤村さん。目的がはっきりした上で、「自分のビジネススキル、ロジカル思考を活かす」、「音声で表現を覚える」ことが上達の早道。これらのアドバイスを意識して学習を進めていけば、きっと「仕事で使える英語力」を身につけた自分に、より近づくことができるはずです。

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