英会話を勉強していると「言えるようで言えない」言葉やフレーズがたくさん出てきますよね。今回はそんな、言えるようで言えない会議中の一言です。
正しいのはどっち?
1.「今日の会議では私が議長を務めます」
A. I’ll play the role of chairperson in today’s meeting.
B. I’ll take the role of chairperson in today’s meeting.
Aの”play the role of”だと、「役者として議長を演じます」という意味になってしまいます。「〜を務める」というときは、Bの”take the role of(役割)”を使いましょう。
会議の最初に「今日は私が議長を務めます」というときは、”I’ll be chairing the meeting today.”でもOKです。
正解は B!
2.「中国に進出するというアイデアにはあまり賛成できません」
A. I’m against your idea of expanding to China.
B. I disagree with your idea of expanding to China.
Bの”disagree with”は、「絶対に賛成できない」という強い反対の意思を表しますので、「あまり賛成できない」というニュアンスでは使えません。
さらに、“totally”や “completely”をdisagreeの前に置くことで、より強い反対の意思を表します。
よって、「あまり賛成できません」とソフトに反対の意思を表したいときは、Aの“be against”が正解です。
「あまり賛成できない (be against)」のか「絶対に賛成できない (disagree)」のか「断固反対 (totally disagree)」なのか、あなたの意見次第でニュアンスを使い分けましょう!
正解はA!
3.「5分間の休憩をはさみましょう」
A. Let’s take a 5-minute break.
B. Let’s take a 5-minute rest.
Bの“take a rest”は「休養をとる」という意味なので、会議の途中で「休憩をはさむ」という場合には使えません。
”You need to take a rest.”(休養をとらないとダメですよ)という使い方ですね。
よって、会議の途中で休憩をはさむ、というときはAの“take a break”が正解です。
ちなみに、”5-minute” のように、「数字と単位」をハイフンでつなげるときは、単位は「単数形」(5-minutesではなく5-minute)になることに注意しましょう!
例えば、こういうことです。
She was still 10 years old at that time.(そのときまだ彼女は10歳でした)
She was still a 10-year-old girl at that time.(そのとき彼女は10歳の少女でした)
正解はA!
4.「ある程度妥協点を見出しましょう」
A. Let’s find a way to reach a compromise to some extent.
B. Let’s have a point there to some extent.
Bの”have a point there”は、「的を得ている、ポイントをつかんでいる」や「一理ある」という意味なのでNGです。
誰かが的を得ていることを言ったときなどに、”You have a point there!” (ポイントをつかんでいますね!)と言ってみましょう。
一方「妥協点を見いだす」というときは、Aの”reach a compromise”を使います。
ちょっと固い表現なので、少し口語的な表現として、こう言うこともできます。
“Let’s come to the middle ground.”(妥協案を見出しましょう)
正解はA!
5.「100以上の注文に対してはボリュームディスカウントを提供すべきです」
A. We should offer a volume discount on orders of more than 100.
B. We should offer a volume discount on orders of 100 or more.
日本語で「100以上」というときは”100”が含まれますが、Aの“more than 100”だと「100よりも多く」となり100は含まれませんので要注意!
「100以上」といいたいときは、”100 or more”が正解です。
正解はB!
いかがでしたか?
言えそうで言えないフレーズを一つ一つ覚えていくことが、英会話上達の一番の近道ですよ!
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