「time=時間」ではない!?今さら聞けないtimeの使い方

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It’s time.と言えば通常、「時間です」だと思いますよね。でもこれは、「潮時です」と区切りをつけたいときに使ったり、逆に「時機が来ました」とチャンス到来の場面で使ったりします。ほかにもwhen the time comesが「頃合いを見て」という意味になるなど、意外に汎用性の高い語です。「time=時間」とだけ覚えておくのではなく、柔軟な意味を持つtimeを会話の中で自由に使いこなせるようになりましょう。

会話でよく使われるtimeのフレーズ

Have a good time.(楽しんでください)、Take your time.(どうぞごゆっくり)など、会話の中でよく使われるtime。timeの基本的な意味を押さえつつ、必須フレーズを覚えておきましょう。

「何時?」と「時間ある?」の違い

日常会話によく登場する言い方に、次のようなものがあります。この2つの違いが何か、ご存じですか?

1) Do you have time?
2) Do you have the time?

1)は「時間ありますか?」
2)は「何時かわかりますか?」

1)のtimeは特定されない一般的な「時間」、2)はthe timeなので「特定の時間」、つまり「今の時刻」ということになります。timeにはさまざまなニュアンスがあることから、theが入るだけで、こんなに意味が違ってきてしまうのです。

timeを使った会話の必須フレーズ

Have a great time.
(楽しんでください)

「great time(いい時間)を過ごしてください」ということで、特定されない一般的な「時間」を表します。

Please take your time
(どうぞごゆっくり)

「時間を取る、時間をかける」はtake timeと言い、take your timeは「あなたの時間を取る」つまり、「時間をかけてもいいですよ」ということ。

It’s a waste of time.
(時間のムダです)

wasteは「ムダ、浪費」。日本語の「時間のムダ」という表現同様、「やってもしょうがない」「やるだけムダ」という場面で使われます。

It’s time.
(時間です/潮時です/時機到来です)

例えば以下のような表現のfor/to以下を省略して言っているのだと考えられます。

It’s time for lunch.(昼食の時間です)

It’s time to stop.(止め時です)

It’s time to go forward.(前進すべき時です)

前置詞と組み合わせたtime

inやonなどの前置詞とtimeを組み合わせると、「間に合う」「時間ちょうど」「すぐに」など、時間に関連したさまざまな意味を表すことができます。これまであやふやに詰め込んでいた知識を、すっきり整理させておきましょう。

in timeとon timeの違いは?

次の2つの文の意味の違いを考えてみてください。

1) We arrived in time.
2) We arrived on time.

1)は「私たちは間に合って到着しました」
2)は「私たちは時間通りに到着しました」

例えば約束の時間が10時だった場合、1)は10時少し前に到着し、2)は10時ちょうどに到着したというイメージです。in timeのinは、10時までの一定の長さの時間を指し、on timeのonは「10時」という特定の時点を指しています。

覚えておくと役立つ「前置詞+time」のフレーズ

She will be here in no time.
(彼女はすぐに来ます)

in no timeは「すぐに、あっという間に」ということ。no timeなので、「全然時間がかからないうちに」というイメージです。

The idea is behind the times.
(その考えは時代遅れです)

behindは「~の後に」。timesと複数になると「(さまざまな時が重なった)時代」という意味になり、behind the timesで「時代遅れ」となります。

It’s about time.
(そろそろ時間です)

このaboutは「およそ、約」という意味。次のような場面で使われます。

It’s about time to take a break.
(そろそろ休憩の時間です)

timeで回数や計算に強くなろう

three times(3回)のようにtimeは「~回」と言うのに使いますが、「~倍」と表現することもでき、さらに掛け算にも使えます。便利で実用的なtimeの使い方を知っておきましょう。

回数を表すtime

I’ve been to Thailand three times.
(タイには3回行ったことがあります)

「数字+times」だけで、「~回」と副詞のように使えます。なお、「1回」は通常one timeではなくonce、「2回」はtwo timesよりtwiceをよく使います。

「次回」と「前回」

Can we talk about it next time?
(次回それについて話せますか?)

このnext timeは「次の機会に」ということ。

You didn’t mention it last time.
(前回それには触れませんでしたね)

このlast timeは「前の機会に」ということ。

~倍を表すtime

The sleeper train is three times more expensive than flying.
(その寝台列車は飛行機の3倍高い)

「数+times+比較級」で、「~倍…である」となります。

The Arctic has warmed four times as fast as the global average.
(北極は地球の平均の4倍の速さで温暖化しています)

「数+times+as 形容詞/副詞 as」で、「~倍…である」となります。as fast asのところをfaster thanとしてもOK。

掛け算に使うtime

Five times two is equal to ten.
(5×2=10)

five times twoはいわば「2の5倍」。equalは「等しい」という意味の形容詞。

会話で役立つtimeのイディオム

timeは会話の中でイディオムとしてもよく使われます。うっかり意味を取り違えないよう、よく使われるものを知っておきましょう。

for the time being(今のところは)
Let’s leave it for the time being.
(今のところはそのままにしておきましょう)

when the time comes(頃合いを見て、そのときになったら)
We’ll think about it when the time comes.
(頃合いを見て考えます)

from time to time(時々)
I drink from time to time.
(時々お酒を飲みます)

kill time(時間をつぶす)
What’s the best way to kill time?
(時間をつぶすのに一番いい方法は?)

timeを使いこなせるようになるには

これまでなんとなく接してきたtimeという語に、実にさまざまな用途があることがおわかりいただけたでしょうか。

会話の中で使いこなせるようになるには、やはり実際に話してみるのが一番。それにはぜひ、レアジョブ英会話の無料体験レッスンを活用してください。

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