いつ始めても英語が話せるようになる理由

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今このコラムを読んでくださっている方の中には、「英語を身につけるのに、今の年齢からでは遅いのでは…」と思っている方もいらっしゃるかも知れません。

僕自身、学校の勉強を除いては英語学習を36歳から始めましたが、当初は内心、「今からでは無理だろう」とも思っていました。

20年も30年も前から、そして今の時代もなお、子供や学生に「英語はやっておいた方がいいよ」という大人は多いですし、「英語は、子供の頃からやっていないと無理だ」「大人になってから英会話を習っても、仕事では通用しない」という言葉を耳にすることもあります。

最近では、2020年までに、中学校の英語の授業でスピーキングを取り入れたり、小学校5年生6年生で英語が教科になったりする動きも報じられています。
それは、とてもいいことだと思います。

では、大人は?

「大人になってからでも、英語はできるようになるの?」もしくは、「もう遅いからと諦めて、やらない方がいいの?」ということを、今回は書かせていただきます。

結論

まず、結論から書きますね。
あなたが今の年齢から英語を身につけることは、可能です。

理由

次に、あなたが今からでも英語ができるようになる理由を書いていきます。

1.目的があるから

「この年齢からでは遅いかも」と思いながらも、英語学習に取り組もうとしている、またはすでに取り組んでいる方には、何かしらの目的があるはずです。

たとえ「特にありません。ただなんとなく始めました」と言う方でも、「大人になってからでは難しい」「海外に行かないと難しい」「習得には時間がかかる」といった声を跳ね除けてチャレンジを始めるのですから、実際には心の中に、「英語でこれがしたい」というものを持っているのではないでしょうか。

この目的や動機は、英語学習を続けて英語を身につける上で、欠かせないものです。

2.時間がないから

学生の本業は勉強ですが、多くの社会人の本業は、勉強ではありません。
仕事、家事、育児など、勉強以外にも優先すべきことはたくさんありますよね。

「時間がない」「忙しい」ということは、英語学習をする上で不利に感じるという方が多いかも知れませんが、実際には、「時間がないからこそ集中できる」「忙しいからこそ、この日のこの時間帯に勉強するというスケジュールを立てられる」などの側面があります。

時間がたっぷりあると思うと、かえってエンジンがかかりにくく、逆に切羽詰まった状況になるとスピードも集中力も増してくるものです。
あなたも、仕事や家事や、TOEICなどの試験で、そのような経験をされたことがあるのではないでしょうか。

また例えば、人と会う予定を決める場合にも、「忙しくて来週の火曜と再来週の木曜しか空いていない」と言われれば、「じゃあ今週の火曜にしようか」と早く決まりますが、「どの日も全部空いてるよ」と言われると、「いつでも会えるし、またそのうち連絡するね」と、なかなか決まらないものです。

それに、英語学習をする大人から見れば「勉強が本業なんてうらやましい」と思うかも知れない学生さんも、実際には、部活に趣味に、恋愛にバイトにと、かなり忙しいんですね。

きっと、時間はもともと、誰にとってもないもので、それには年齢も職業も関係ありません。
だから、あなたが今から始めることも、不利にはならないということです。

3.経験が豊富だから

英語は、人と何かしらの情報をやり取りするコミュニケーションのツールですから、聴いたり読んだり、話したり書いたりする上では、英語のスキルだけではなく、その内容を形作る「経験」が必要になります。

英語のニュースを聴いたり洋書を読んだりする時の理解力や、意見を書いたり言ったりする時の考え方は、過去の自分の経験や人から見聞きした経験、またはそれらを通じて得た知識がベースになります。

「今からでは遅いかも…」と思っている年齢の方は、英語をやってこなかった分、日本語で何かしらの経験を積んできたはずです。

英語の文法や語彙、発音、読解、リスニングと一通り勉強した後、それらのスキルを実際に使っていく時に中身になるのは、あなたの経験です。
年齢がいっているほどネタは豊富ですから、その点で有利だと言えます。

4.ロジカルだから

大人は基本的に、子供よりロジカルです。
年を重ねるごとに、理屈っぽくなりがち…とも言えます。
これもぜひ、プラスに捉えましょう。

英語学習においては、二つ有意義な点があります。

まず、英文法や読解といった勉強をする際に、大人は理屈で理解することが得意です。
感覚的に理解できればそれに越したことはないと思いますが、そのためには大量にインプットをする必要がありますから、それまでの間は、「discussは他動詞だから、aboutはいらないんだな」とか、「whileは接続詞だから、その後にはS+Vがくるんだな」と、理屈で理解できることは、強い味方、補助輪になります。

次に、英語でアウトプットをしようとすると、ロジカルに伝えることが求められます。
どれだけ流暢でも、熱い想いを持っていても、また文法や語彙が完璧でも、何が言いたいかよくわからない話や文章だと、相手も自分も困ってしまいますからね。

すでに大人になっている方は、今までどこかで、物事をロジカルに考えて人に伝えるべき場面に遭遇し、少なくとも子供よりは、そのように実践できるようになっています。

5.環境が整っているから

一昔前には、英語を身につけると言えばまず第一に浮かぶ方法は、欧米諸国への海外留学でした。
学業が最優先ではない大人にとっては、仕事で喫緊の必要性でもない限り、留学するための休みはなかなか取りづらく、費用も高額で負担しづらいものでした。

でも今は、国内にいても英語を身につけるための環境が完全に整っています。
書店に行けば良質な学習教材がたくさんありますし、インターネット上のサイトやスマホのアプリで便利な学習ツールが無料または格安で入手できます。
家にいながら週に何回も話せるオンライン英会話もあり、留学も、フィリピン留学など低価格で学べる選択肢が増えています。

良い環境で学習できることは学生時代の特権ですが、今は、その気になりさえすれば、社会人でもそれと同等の環境で学べる時代です。
「学生時代にやっておけばよかった」などと、後悔する必要はありません。

まとめ

最後に、大切なことを書きますね。

今の年齢から英語を身につけるのに必要なのは、自分が本当に信じられる方法に、集中して取り組むことです。

「TOEICで高いスコアを取っても、役立つのだろうか」と半信半疑でいたり、「あっちのスクールの方がいいのでは」と迷い続けていたり、国内で勉強しつつも心の中では「やっぱり留学しないと無理では」と思っていたりすると、不思議なもので、ちゃんと勉強していてもなかなか身につかないんですね。

僕の場合は、2010年にレアジョブを始めて、「おー!これだ!これなら必ず英語を話せるようになるはずだ!」と信じられたし、途中「フィリピンの英語?訛りとかどうなの」とか、「他にもいいところ、いい方法がある」といった声も、耳に入ってきませんでした。
これは、結構ポイントだと思います。

きっと、40代の僕から見たら若い20代の人でも、「10代で始めておけばよかった」、さらには10代の人でさえ、「子供の頃からやっておけばよかった」と思ったりすることがあるのではないでしょうか。

でも、今からでも、できるようになりますよ。
頑張っていきましょうね。

今回の記事は以上です。
ご参考にしていただけたら、大変幸いです。

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