料理の食感や、モノを触った感触など、それらをよりリアルに伝えるために、私たち日本人は日常で多くのオノマトペ(擬音語)を使っています。東京オリンピックに向けて訪日外国人が増えている今、日本食や日本文化の魅力などをより明確に的確に彼らに伝えたいものです。
そのために、微妙なニュアンスを伝えることのできる擬音語を英語でどう表すかを知っておくと便利です。日本独自のオノマトペの英語表現を学んで、感じたことをよりリアルに外国の人に伝えてみましょう。
1.日本語の擬音語オノマトペは英語でこう表す
crispy[発音:クリスピー/意味:カリカリ、サクサク]
“crispy-fried chicken”で「カリカリに揚げたチキン」となります。同じく「サクサク」の意味を表す方法として“y”を抜いた“crisp”という単語があり、“crisps”と複数形にすると「ポテトチップス」という意味にもなります。
sticky[発音:スティッキー/意味:ネバネバ]
「くっつく、突き出す」などの意味をもつ動詞“stick”から派生した形容詞です。同じ派生語には「シール、ステッカー」を表す“sticker”がありますが、あわせて覚えると定着しやすいでしょう。これで納豆の食感もバッチリ伝えられます
tick-tack[発音:ティクタク/意味:チクタク]
“the tick-tack sound of the clock”で「時計のチクタクという音」を表します。
また”tick”は「カチカチ鳴る」という動詞となり、”The clock is ticking”で「時計がカチカチ鳴っている」のように使われます。
crunchy[発音:クランチー/意味:カリカリ、バリバリ、シャリシャリ]
「カリカリのベーコン」は” crunchy bacon”で表すことができますし、” crunchy lettuce”で「シャキシャキのレタス」という意味になります。これで食感をより細かく伝えることができます。
bang[発音:バン/意味:ズドン、ガンガン]
工事現場の工事音や、戸をドンドン叩く音などのごう音を意味する動詞や名詞として使われます。例えば“the bang of a gun”で「銃声のズドンという音」を表します。また“banging”は形容詞となり、”banging door”で「バタンバタンと音を立てるドア」となります。
ting-a-ling[発音:チンリン/意味:チリンチリン]
鈴のチリンチリンなどの金属的な鐘の音を表します。ちなみに、電話の呼び出し音などの「リンリン」を表したければ”ring-a-ling”と言いましょう。
ding-dong[発音:ディンドン/意味:ジャラジャラ、ピンポーン、キンコン]
鐘の音を表す時にこの表現が使われます。またピンポーンというインターホンの音も意味することから、” ding-dong ditch”で「ピンポンダッシュ」という意味にもなります!この単語を使いたいがために、ピンポンダッシュをしないように!
bow-wow[発音:バウワウ/意味:ワンワン]
「ワンワン」という犬の鳴き声はこの単語で表します。また、犬の大きさや種類にもよって鳴き声は異なるので、”ruf ruf”や”woof”なども犬の鳴き声を表す表現として使われます。ちなみに猫の「ニャー」という鳴き声は、”meow(ミャーオ)”や”mew(ミュー)”で表されます。
buzz[発音:バズ/意味:ブーン、ブンブン]
ハチなどの虫が出すあのブーンという独特の嫌な音を表現するならこれです。”The mosquitos goes buzz”で「蚊はブーンという音がする」となります。また”buzzing”で「耳鳴り」を表す名詞にもなります。
2.【番外編】日本語の擬音語オノマトペは英語でこう表す
toddle[発音:トゥドル/意味:よちよち歩く]
赤ちゃんがよちよちと歩く様子です。よちよち歩きの赤ちゃんのことを“toddler”と言います。また赤ちゃんの「あんよ」という意味もあります。
stare[発音:ステアー/意味:じろじろ見る]
人をじろじろ見る時に動詞として使います。”Don’t stare at me!”で「じろじろ見ないで!」という意味に。副詞に“rudely”や“impolitely”を使うことで、無礼なさまでじろじろ見つめる、と強調することができます。
glare[発音:グレア/意味:じろっと見る]
“stare”に比べ、視線が強く、怒りなどの感情を含めて睨みつける時に使います。“stare angrily”と同じ意味になります。
dilly-dally[発音:ジリダリ/意味:ぶらぶらする、ぐずぐずする]
もともと“dally”だけで、計画などをもてあそぶ、のろのろ時間をつぶす、との意味があります。「町をぶらぶらする」は “dillydally around the town”で表すことができます。
英語の擬音語オノマトペをマスターして英会話をより深く、愉快に
日本語のオノマトペ表現を100%正確に英語で表現することは難しい場合もありますが、近い概念を表すことはできます。
日本語でもただ「美味しい」や「食感がいい」と言うよりも、「パリパリして美味しい」と言う方がより具体的に伝わりますし、「レタスがシャキシャキしている」と言えば、レタスのフレッシュさまで伝わってきますよね?
オノマトペ表現をマスターして、外国人とのコミュニケーションをいっそう深めてみてくださいね!
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