ビジネスシーンであなたが何気なく使っている英語……もしかしたら間違っているかもしれません!そこで、日本人に多い間違いをまとめました。あなたは大丈夫ですか?!
1. “All right!” は「承知しました!」(快諾)ではない
日本語でも「オーライ!」って馴染みのあることばで、どっちかというと快く「わかった!」「いいよ!」というときに使いますよね。
でも、外国人に頼み事をされたときは気をつけて!
“All right.”は、「しょうがないなぁ」「ほんとはやりたくないけど、仕方ないからいいよ」という“ちょっと乗り気じゃない”ニュアンスになってしまいます。
私もまだ英語が全然わからない頃、外国人マネージャーの依頼にとりあえず「All right.」と答えていたら厳重注意されました(笑)。
“Certainly. ”(もちろんです。)
” My pleasure. ”(喜んで!)
” OK, will do. ”(わかりました、やります。)
☞友達同士であれば 、カジュアルに” Sure! ”(もちろんだよ!)でOKです。
2. “Just 3 P.M.“ は「ちょうど午後3時」ではない
When did you go back to the office?「いつオフィスに戻ったの?」と聞かれて、
דI returned just 3 P.M.” と答えていませんか?
日本人のJustの感覚だと「ちょうど3時」言ってるつもりですが……
これでは「たったの午後3時に戻りました。」という意味になってしまいます。
”I returned 3 P.M. sharp. ”
”I returned exactly 3 P.M.”
3. “Succeed the business” は「ビジネスに成功する」ではない
「何かに成功した!うまくいった!」というとき、
דI succeeded the business!”と言っていませんか?
これだと「ビジネスを受け継いだ」という意味になってしまいます。
”I succeeded in the business!”
succeedで「成功する」の意味を表すときは自動詞扱いなので、後ろに目的語(the business)をとるときは前置詞inが必要なんですね。
☞その他にも形容詞 ”successful”(成功した、うまくいった)を使って
”My business was successful.” ともよく言いますので覚えましょう!
4. “Pick up”は「いくつかの中からピックアップする」ではない
英語で ”I picked up some good books.”というと、日本語の「いくつか良い本をピックアップした」ではなく、「いくつか良い本を拾った」という意味になってしまいます。
“I pick out some good books.”
5. “ I become to be a manager”「マネージャーになる」は間違い
「マネージャーになりました。」と言いたいとき、
ד I became to be a manager.” は間違いです。
“I became a manager” 「マネージャーになりました」
☞「上司のこと嫌いになった」など、「〜するようになる」と言いたいときも、
× “I became to hate my boss.”とは言いません。正しくはこう言います。
“I began to hate my boss.”
“I came to hate my boss.”
☞後ろにable toをもってくればbecomeを使って「〜できるようになる」と言えます。
“I became able to speak English fluently.”
「英語が流暢に話せるようになりました。」
6.「私は言われた」は ”I was said” ではない
「なんでも後回しにするタイプなんだねって言われちゃった。」というとき、
דI was said that I was a procrastinator.” ではありません。
“I was told that I was a procrastinator.”
Procrastinatorは“なんでも後回しにする人”という単語ですが、
スマートなビジネスマンであるためにも、ぜひそうならないようにしましょうね!
7.「今(あなたの所に)行きますね。」は”I’m going now.”ではない
誰かと待ち合わせをして、その人のところに「今行きますね」というとき。
דI’m going now.”とは言いません。
“I’m coming. ”
8. “You are easy to forget.”は「キミ、忘れっぽいね」ではない
話し相手が忘れっぽいなぁと思ったとき、
“You are easy to forget, aren’t you?”
なんていうと、相手が部下だとしてもキレられちゃうかもしれません。
実はこれ、「キミって存在感ないよね!(=キミを忘れるのは簡単だ)」という意味なんです!
“You are forgetful, aren’t you?”
「人(you) +be動詞(are) + 難易度の形容詞(easy) + TO不定詞 (to forget)」のとき、
TO不定詞の中の動詞 (forget) の目的語が主語である「人 (=you)」になる、という決まりがあります。(TO不定詞の副詞的用法)
9.「やろうと思ったけどやめた」は”Give up”ではない
「カンファレンスに参加したいと思ってたけど、忙しいので行くのをやめた」は、
דI was going to attend the conference, but I was too busy, so I gave up going.”とはいいません。
“give up”は「何かやっていることを途中で断念する」というときに使うので、「行く予定だったけどやっぱりやめた」(=そもそも行ってない)というときには使いません。
“I was going to attend the conference, but I was too busy, so I had a change of my heart.”
☞カジュアルな場面では “I changed my mind.” でもOKです。
10. “Recently”は「最近」ではない
「最近、売上が上がってきている」と言いたいとき、
× ”Our sales are increasing recently.”は間違いです。
“recently”は「最近まで〜だった」「ついこの前まで」という意味の「最近」なので現在時制と一緒には使えません!
☞現在時制で「最近は」というときは、”lately” 、“currently”、 ”these days” を使いましょう。
“Our sales are increasing these days. ” 「ここのとこ売上が上がっています」
☞“nowadays”も”these days”と同じ意味で使えますが、フォーマルな言い方なので、世間一般のことを述べるときやプレゼン、文章で使いましょう。
11. “I’m in trouble” はただの「苦労している」ではない
「ロスに出張したんですが、苦労しましたよ!」を
× “I went to Los Angeles for a business trip and I was in trouble there!”
と言ってしまうと、「えっ…ロスで何か警察沙汰になるようなことしちゃったのかな!?」とか「死にそうな目に遭ったのかな!?」と勘違いされてしまいます。
“I was in difficulty in Los Angeles.”
☞「英語話すのに苦労した」など具体的な行為で苦労した、はこう言います。
“I had difficulty speaking English.”
→have difficulty doing で「〜するのに苦労する、困難が伴う」です。
12. “in the internet”は間違い
「必要な情報をネットで見つけました」と言いたいとき、
× “I found out the necessary information in the internet.”は間違いです。
“I found out the necessary information on the internet.” といいます。
「電波に乗る」イメージですね。
☞新聞や雑誌といった「紙媒体」のものには ”In”を使いますので、区別しましょう!
“I found out the necessary information in the newspaper”
「必要な情報を新聞で見つけました。」
いかがでしたか?
こういうちょっとしたニュアンスを正しく言えれば、よりスマートなビジネスマンになれちゃいますよ!
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