大学入試や資格試験における「英語長文問題集」を選ぶ際のポイントと活用法

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国公立・私立を問わず大半の大学入試において、または、多様化が進む英語資格試験において、いわゆる「英語長文問題」は大きな比重を占め、その攻略は合否に大きく関わります。今回は大学入試や資格試験における「英語長文問題集」を選ぶ際のポイントと活用法についてです。

自分の語彙レベルに合った問題集を選ぶこと。

いろいろな人から英語長文問題に関する質問を受ける中で、私の感想(答え)は多くの場合、「この問題は〇〇さんには難しすぎる・・・」というものです。英語長文問題は自分の「レベルに合っている」ものを使用しなければ英語学習そのものの効率が悪くなってしまいます。「レベルに合っていない」最たるパターンは、語彙の難易度が高すぎるというものです。

英語長文問題を解く際には、語彙力・文法力・英文読解力などの多岐にわたる英語能力が使われますが、語彙レベルがあまりにもかけ離れている長文問題で学習した場合、文法力や英文読解力を使うことさえできない状況になってしまいます。詳しくは後述しますが、このような場合は、長文問題に取り組む前に、まず先に語彙力の向上を図らなければ英語学習そのものが効率悪くなります。

書店で実際に読んでみること。まずは語彙レベルの確認から。

「レベルに合っていない」長文問題集を選んでしまう原因の一つは甘いフレーズによる誘惑です。「14日間完成・・・」「すぐわかる・・・」などは一切無視すべきです。必ず書店で実際に手にして読んでみることが大切です。前述した通り、あまりにも意味のわからない単語が本文中にあるものは避けるべきです。おおよその感覚でしか記せないのですが、英文500字の中に意味の分からない(類推できない)単語が10個あれば、その問題集は語彙レベルが高すぎます。

しかし、どうしても自分の語彙力を超えている長文問題に取り組まなければならない場合もあります。例えば、いついつまでにある資格試験に合格しなければならない、また、センター試験後に受験を決めた国立大学の英語の長文問題が難しすぎるなどといった例です。このような場合は、長文問題に取り組むのではなく、まず、語彙力を高めることに時間をかけるべきです。前述した通り、英語長文を解く力は語彙力・文法力・読解力など様々な力がかみ合っていますが、その中で最も根幹にあるのが語彙力なのです。ある問題に対して語彙力が低すぎると他の力を伸ばすことさえできないのです。

英語長文問題はますます長文化の傾向に。

最近の英語長文問題はますます長文化の傾向にあります。TOEICテストやセンター試験などはその傾向を顕著に表しています。受験者としては速読力を向上させ、その傾向に対処したいと考えるのも当然です。しかし、その方法に問題がある場合が多々見られます。

書店などには様々な英語速読法の書籍が並んでいます。様々なトレーニング法もあるようです。しかし、基本となることは「英語→日本語」のスピードアップのはずです。
I like to play baseball.という英文を目にしたときにゆっくりと「わたしは、やきゅうが、すきだ」と一語ずつ目にしながら日本語にはしません。I like to play baseball.というかたまり全体で「私、野球好き」というイメージを持ちます。この感覚を英文レベルが上がった状態でも行っていきます。

A news article I read this morning said there was a big earthquake last night, which makes me very worried.のような英文も
A news article I read this morning said 「今朝読んだ新聞では」
there was a big earthquake last night, 「昨夜大地震あり、」
which makes me very worried 「心配になる」
という感じです。

そして、このようなトレーニングを繰り返すことによって、より語彙レベルが上がっても、より内容的に難易度が上がっても、「返り読み」せずに長文を読み進めることができるようになるのです。「返り読み」しないことが速読力UPの大前提となります。

速読力UPに向けたトレーニングとは?

速読力UP、つまり、「返り読み」しないためのトレーニングとして最適なのが「音読」です。「音読」は多くの人の英語学習に取り入れられているようですが、その目的はよく誤解されています。「音読」の目的は「発音をきれいにするため」でも「英語が話せるようになるため」でもありません。「音読」の目的は、「英語の語順通りに」=「返り読みすることなく」、英語を理解することなのです。「音読(声に出すこと)」により、必然的に返り読みができなくなり、(語順通りに)前へ前へと読み進めていく習慣が身につきます。これが速読力UPにつながるのです。

「英語長文問題集」選びにはいろいろ迷ってしまいますが・・・

考えすぎる前に行動に移すべきです。書店に行って、実際に手に取り、語彙レベルが合ったものを選びます。そして、問題を解いて終わるのではなく、音読して速読力をつけ、「長文化」の傾向に備えます。必ず結果が出るはずです。

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