TOEIC公式問題集を使った自己学習法の手引き

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TOEIC対策として欠かすことの出来ない教材が「TOEIC公式問題集」です。実際に、これを用いて学習に取り組んでいる方も多いのではないでしょうか。

この公式問題集は、TOEICテストを制作しているETS(English Testing Service)が実際のテストを制作するのと同じプロセスで書き下ろしているため、世の中に数多くあるTOEIC関連の参考書の中でも、そのクオリティと信頼性は抜群です。また、音声も本番同様のTOEIC公式ナレーターが担当しているため、本番に最も近い演習ができるという点も非常に大きなメリットになります。

今回の記事では、この「TOEIC公式問題集」の活用方法について、スコアアップを狙うにあたりおさえておきたい学習のポイントとともにご紹介していきます。
(※注:以下、今回の記事で「TOEIC」と表記する場合、「TOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)」のことを指します)

【ポイント1】公式問題集は新しいものから

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まず、TOEIC対策の大前提となる「問題集の選び方」についてお伝えします。2016年12月現在では、8冊の公式問題集が出版されています。TOEICテストは、問題の傾向が年々少しずつ変わっており、特に2016年5月からはこれまでとは異なる新しい出題形式が加わり、各パートの問題数にも変化があったため、これらに対応している以下の最新版の問題集は外せません。

・「TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編」(2016年2月)
・「公式TOEIC Listening&Reading問題集1」(2016年10月)

問題形式への慣れは、スコアアップに欠かせない要素なので、どちらかひとつは手に入れておきたい教材です。

また、問題を解く練習を行うためには、以前の問題集(「TOEICテスト新公式問題集」vol.1〜vol.6)も同様に活用していくといいでしょう。選択するのであれば、vol.1からではなく新しいvol.6から取り組む方が最近の傾向に即しているため、優先度は高まります。

【ポイント2】繰り返し学習する

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公式問題集は、2回分の模擬試験が収録されていますが、ただ問題を解いて参考スコアを確認して終了……という使い方だけでは十分ではありません。本番までの期間には、同じ教材を繰り返し学習し、徹底的にやり込んでいく必要があります。そのため、公式問題集にある2回分の解答用紙(マークシート)については、繰り返し取り組めるよう直接書き込まず、コピーをして使用することをおすすめします。

スコアアップのためには、自分の間違えた箇所を復習していくことに加え、問題に出てきた単語・表現もしっかりと学習し、語彙力を高めていくことも重要です。語彙力が高まれば、リーディングの速度が高まるのはもちろんのこと、リスニングのPart3・4においても問題文と選択肢を読むスピードや処理速度を上げていくことにもつながります。公式問題集には、本番でもよく使われる単語や表現が多く盛り込まれているため、ここをしっかり押さえておくことで、実力をつけていくことができます。

【ポイント3】時間感覚を身につける

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TOEICテストでのスコアアップにおいては、時間の管理も重要となってきます。
たとえば、先述のように、リスニングのPart3、4では、ある一定量の文章(問題文・選択肢)を、問題と問題の間にある数秒間という限られた時間内で素早く読まなくてはならないため、その練習が必要です。

また、リーディングでは、100問を75分という制限時間内に解かなくてはなりません。Part7の長文読解で時間切れ…とならないためにも、Part5の短文穴埋め問題をいかに素早く正確に回答できるかが鍵となってきますので、練習の段階から1問あたりの回答速度を意識しておくことは重要です。たとえば、1問あたり15〜30秒程度を目標にしていくといいでしょう。

では最後に、これらを踏まえた具体的な学習方法とポイントについてご紹介します。

【参考例】一冊の公式問題集を繰り返し学習する方法

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1回目:本番と同じ環境で解く(Part1〜7)

・時間制限あり(リスニング45分間、リーディング75分間)
・分からなかった、時間がなかった問題も“塗り絵”で埋める
→答え合わせで参考スコアを算出する=現状把握を行う
→自分の苦手なパート、時間の使い方もチェックする

2回目:各パートを復習する

・時間制限なし
・1回目で間違えた問題を重点的に復習する=弱点の強化
・各問題の理解を深める、分からない箇所を徹底的に調べる
・問題に出てきた単語や表現を学習する=語彙力の強化
・一度に全部を取り組まず、今日はPart1、明日はPart2…のように取り組めば学習時間も確保しやすく無理がない

3〜4回目:リスニングを通しで解く/リーディングを通しで解く

・時間制限あり 
・リスニング、リーディングのセクションを通しで解くことで、集中力を身につける練習を行う
・時間配分を意識して問題を解く
・各パートにおいて、1回目よりも正答数が高いことを数値目標とする
・間違えた箇所を重点的に復習する

5回目:本番と同じ環境で解く(Part1〜7)※1回目と同様

・時間制限あり(リスニング45分間、リーディング75分間)
・3〜4回目よりも正答数が高いことを数値目標とする
・間違えた箇所を重点的に復習する

このように、繰り返して同じ教材に取り組むときには、時間配分や正答数の目標を具体的に数値に落とします。具体的な数値を目標としておくことで、自分の目標達成度合いが図りやすくなりますし、回を重ねるごとにより良い結果を目指すことになるので、目標が明確になります。この目標を毎回クリアしていけば実力がつき、結果も必ずついてきます。

おわりに

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TOEICの公式問題集を使用した学習方法についてご紹介しました。繰り返しの学習でしっかり復習を行い、スコアアップを目指していきましょう!

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