CEFR(セファー)を知って英語を話せるようになろう!

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英語が話せるようになるには、明確な目標、現状の能力を把握する事、そして何を学習するかが大事です。そこで、本記事では今後スタンダードになるCEFR(セファー)とは何か、どういった能力があり、レベルが規定されているのかをご紹介したいと思います。

CEFRの概要、特徴

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CEFRとは?

CEFR(Common European Framework of Reference for Languages:Learning, Teaching, Assessment,「外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠」)は、複数の言語を対象とした学習、教授、評価のため、ヨーロッパをはじめ世界で広く用いられているガイドラインです。語学のコミュニケーション能力別のレベルを示す国際標準規格とも言い換えられます。

2001年、欧州評議会が発表したことを受け、多くの国で外国語教育の共通の枠組みとして取り入れられるようになりました。EU加盟国内ならどの国でも通用する他にも、最近では各国の政府や学校が積極的に採用しており、翻訳された言語数は30以上にのぼります。

CEFRのスキル

表現の幅(Range)
使える方法、構文、語彙、フレーズの量
正確さ(Accuracy)
どの程度正しく文法・語法を使えるか
流暢さ(Fluency)
どの程度スムーズに英語が口から出て来るか
やりとり(Interaction)
会話を始めたり終わらせたり維持したり、 意図する方向にどの程度意思表示できるか
一貫性(Coherence)
筋道の通った話し方の順序、言語選択
音韻(Phonology)
どの程度正しく(相手に誤解を与えない) 発音/イントネーション/抑揚が出来るか

CEFRの難易度区分

CEFRでは、理想的な話し方を目指すのではなく、その言語をコミュニケーションに活用していけること、つまり「その言葉を使って何ができるか(can do)」に焦点を置いています。そのため、言語の技能を、理解すること(聞く、読む)、話すこと、書くことに分け、A1,2、B1,2、C1,2と6レベルにわけた評価表を示し、それぞれ具体的に何ができるレベルなのかを示しています。

CEFRの6つのレベルは、大きく次の3段階に分けられます。

Aレベル……基礎段階
Bレベル……自立した言語使用ができる段階
Cレベル……熟達段階

さらに具体的には、概ね下記の基準を設けています。(※)

A1レベル

日常的な表現や基本的な言い回しを理解し、簡単な会話のやりとりができるレベル。相手がはっきりと話して協力してくれるならば、簡単なやりとりが可能。

A2レベル

日常の基本的な表現を理解して、簡単な会話のやりとりができるレベル。基本的な個人情報や買い物、地元の地理、仕事など、身近な話題については情報交換が可能。

B1レベル

身近な話題を理解して、意思や理由を簡単に表現できるレベル。その言葉が話されている地域で起こりそうなたいていの事態に対応可能。

B2レベル

専門分野の議論、複雑な文の主要な内容を理解し、自分の視点を説明できるレベル。母語話者とでも互いに緊張しないで自然なやりとりが可能。

C1レベル

高度で複雑な長文を理解し、流ちょうに自己表現できるレベル。社会生活のみならず、学問上や職業上も言葉を自由かつ効果的に操ることが可能。

C2レベル

ほぼネイティブレベル、あらゆる話題を理解して、細かい意味の違いも表現可能。

このように、CEFRは、さまざまな言語を横断的に、能力レベル別で「何ができるか」示す目安であり、それ自体で語学レベルを格付けする仕組みや組織ではありません
日本でもこの利用が進みつつあり、2012年以降、NHKのテレビ・ラジオ英語講座は、このCEFRに対応したレベル分けをしています。またエースクラウン英和辞典(第2版)は、各単語にCEFRのレベルを付した日本初の辞書として知られます。

まとめ

CEFRの「スキル」と「レベル」を基準に学習を進めて効率よく学習しましょう。英検、TOEICなどメジャー試験とCEFRスコア換算、レベル比較などはこちらをご覧ください

(※)参考リンク
http://eigoryoku.nhk-book.co.jp/cefr.html
http://4skills.eiken.or.jp/qualification/cefr.html

 
<参照サイトURL>
https://www.toeic.or.jp/toeic/about/result.html
https://www.cieej.or.jp/toefl/toefl/
https://www.eiken.or.jp
http://www.toeic.or.jp/press/2015/p_044.html

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