安い早いうまいがそろった、おとなも活用できる「いま」の中学英語教科書

皆さんは最近の中学英語の教科書をご覧になられたことはありますか？最近の教科書を手にとって開いてみると、昔と比べ、現在の教科書は大きく変わっており、その変化は一目瞭然です。

また学習要領も、ここ最近では「対話」と重視した内容に変わり、それに伴い内容も大きく変化しています。そんな進化した中学の教科書は、実は大人の英語学習にも最適。

今回はそんな大人も使える中学英語の教科書をご紹介したいと思います。

中学英語の教科書いまとむかし

昔と比べて大きく変わった中学英語の教科書。それは、開いてすぐに気づく見た目のことから、よく読むと気づくような中身の内容まで、様々です。まずはそんな中学英語の教科書のいまとむかしをご紹介したいと思います。

キャラクターが可愛い

近年Twitterで話題となった東京書籍の「New Horizon」。その理由は、教科書のキャラクターがとても可愛いということでした。

特にエレン先生は大人気で、いわゆる萌キャラとしてピクシブ百科事典などにも二次創作されてしまうほどの人気だとか。昔はお硬いイメージだった教科書も、生徒により受け入れられやすくするために工夫をしているという訳ですね。

カラーやサイズが見やすくなった

昔の教科書は白黒の部分も多く、サイズもB5判が中心。しかし現在の教科書の殆どは、大きめの雑誌と同じサイズのAB判で、カラー写真やイラストなども多く取り入れられています。学習者側としてはとても見やすく分かりやすいですよね。

ストーリー仕立てで次が気になる

昔は英語の教科書といえば、文学作品やエッセイの読解が多く、英語嫌いになる生徒も多かったのですが、現在の教科書は多くがキャラクターを用いたストーリー仕立てになっています。

想像以上に入り込みやすいストーリー展開で、生徒たちも3年間を通してキャラクターに感情移入しながら自然と英会話を学習することができます。

英会話の話題が多様化

現在の教科書は、その社会的ニーズから、「英会話」や「コミュニケーション」を中心とした学習内容に進化しつつあります。

その為、いわゆる読み物として長年使われてきた文学作品に変わって、スポーツやノーベル賞など、つい最近のニュースや流行などを話題に取り入れた日常会話が学習の中心となっているようです。これは学習者にとっても「知っている話題」である分、興味を持ちやすいでしょう。

より実践的な内容に

国際化する社会のなかで、「より実践的」で「使える英語」を学習するというのが、中学英語の教科書にも反映されています。

例えば中学1年生で学ぶ最初の文。昭和では「This is a pen」が有名ですが、現在は「I’m ○○」です。「My name is ○○」と学んだ方も多いと思いますが、それすら表現としては古いということですね。

中学英語教科書のおとなの活用方法

進化した現在の中学英語の教科書は、実はおとなが英語を学習し直すのにも最適な教材です。カラー写真も多く雑誌のような教科書は、とても親しみやすく、英語嫌いだった人でも安心です。そんな教科書の利点と活用方法をご紹介します。

お金をかけずに学習できる

英語の教科書が優れている点は、何よりも経済的だということです。教科書は定価の場合、なんとたった322円から購入できますし、そのわかりやすさから独学も可能です。

高い教材を買ったり、何十万円もかかる英会話学校などに通うことなく、お金をかけずに効率的に英語のおさらいが可能です。

自分に関係のある場面設定から学習する

現在の教科書は、ストーリー仕立てになっている分、場面設定も豊富です。

その中にはレストランでの会話や、旅行での会話、道案内など、英会話が必要になった大人の方でも十分使える場面設定が目白押し。

例えばあなたが来週、海外旅行に行くことが決まっているのであれば、「旅行での会話」の部分だけでも声に出して読む事をお勧めします。

最初のページからコツコツやるのは苦手な方でも、自分に関係のある部分だけやればいいというのであれば気軽に始められますし、続けやすいでしょう。人生の中で英語が必要になった時にだけ取り出してくるバイブルのように、教科書を一冊本棚に置いておいてもいいと思いますよ。

時事英語の代わりに読む

英語学習は初心者だけれども、時事的な素材を読みたいという方にも中学の教科書はおすすめです。通常英字新聞などが時事英語の学習素材として挙げられますが、難しい単語も多く、初心者には続けにくいのが現実。

しかし中学英語の教科書であれば、難しい単語はほとんどなく、かつ、「錦織圭」「ワールドカップ」などの誰もが覚えているようなスポーツのネタなども豊富で、大人でも十分楽しめます。学ぶべき文法なども1年生から3年生まで、順を追って含まれていますので、新聞よりも学習しやすく、自然と身についていきます。

とにかく暗唱する

単純ではありますが、一番効果的な英会話の学習方法が、声に出して読むことです。中学英語の教科書であれば、ストーリーも短く、1文も短いので、声に出して暗唱するにはもってこいの素材です。

秘訣は「和訳しないこと」。意味を掴みながら読むのではなく、とにかく書かれているままに声にだして英語を読み、自然と口から出てくるまで何度も行います。

中学1年から中学3年までの教科書を全てこの方法で勉強すれば、なんと海外で生活できるレベルまで英語力を上げることができますよ。

オススメの中学英語の教科書をご紹介！

構成がしっかりしているので、独学で英語学習を進めたい方にもお勧めの中学英語教科書。そんな教科書の中でも、学習しやすく手に入りやすいお勧めのものをいくつかご紹介したいと思います。

三省堂「New Crown」

▼特徴
AB判で大きく、イラストやカラー写真も豊富。錦織圭選手のサクセスストーリーなど、学習者の好奇心を掻き立てる題材が豊富。

毎回、学習後に自己評価ができる「CAN DO」リストがあり、「英語でプレゼンテーションができるようになった」など、今、自分が英語で何ができるようになったのかが明確になり、達成感があります。

光村図書出版「COLUMBUS 21」

▼特徴
他の教科書に比べてストーリー展開がとても自然で面白いと先生達の間でも評判。友情、ロマンス、仲たがいなどがある中で、キャラクター達が成長していく過程をみていくことができるので、親近感が湧きやすく、自然と生きた英語が身につきます。

東京書籍「ミライ系New Horizonでもう一度英語をやってみる」

▼特徴
こちらは検定教科書ではありませんが、AR（拡張現実）を使った次世代型教科書として今話題の一冊。New Horizonのキャラクター達が大人になって帰ってきたという設定で、もう一度彼らとともに中学英語を学習し直すという大人向けの教科書。ネットで音声をダウンロードできたり、専用アプリをダウンロードしてキャラが動いたり話したりするのを楽しんだりと、まったく新しい形の教科書です。キャラクターがとにかく可愛いので、漫画を読んでいる感覚で英語を学習することが可能。

まとめ

実は意外と使える現在の中学英語教科書。現代の社会的ニーズに即して改定し続けられているものだからこそ、今英語が必要な大人の独学学習に持ってこいです。カラフルで興味をそそられる話題の多い教科書で、賢くお得に英語学習をスタートしてみてくださいね。