「1+1=2」計算式を英語で言える?計算など数学に役立つ英語表現

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「1+1=2」と英語で言えますか? 英語ができるようになっても、数式の読み方、数字の読み方は意外に知らないものではないでしょうか。技術系の職業の方はもちろん、日常生活でも「数字」や「計算」の話をする機会は意外と多いもの。英語でも言えるようになりたいですよね。それなのに、数学の記号は検索エンジンでは引っかからないことが多く、調べるのも一苦労です。

勉強や仕事でデータを扱う時、外国の方と買い物に行くとき、誰でも数式を英語で言う時があります。今回は、英語で計算をする方法をマスターしましょう。

「+、-、×、÷」四則計算を研鑽するとき英語で何ていう?

まずは、一般的な四則計算に使う記号の読み方から見ていきましょう。

記号 英語表記
plus
minus
× multiply
÷ divide
equal
( open parenthesis
) close parenthesis

四則計算に使われることばを英語で言ってみましょう

四則計算で使われることば 英語表記
計算をする calculate
足し算 addition
足し算をする add up
引き算 subtraction
引き算をする do subtraction
掛け算 multiplication
掛け算をする multiply / do multiplication
割り算 division
割り算をする divide / do division
四則計算で使われることば 英語表現
sum
remainder
product
quotient
余り remainder
(和を)求める find (the sum)

あまり見かけない英語が含まれていますね。足し算・引き算・掛け算・割り算、どれも思ったよりむずかしいスペリングの単語でおどろかれた方も多いのではないでしょうか。

おもしろいのは、引き算の「差」と、割り算の「余り」が同じremainderという単語で表わされるところです。remainは「残る」という意味の単語です。「差」も「余り」も、計算の結果残った部分という点では同じですよね。ですから、英語では同じ単語を使うのです。

今度は実際の数式を読んでみましょう

足し算

1+1=2
one plus one equals two
1足す1は2

引き算

2-1=1
two minus one equals one
2引く1は1

掛け算

2×3=6
two times three equals six
2かける3は6

割り算

9÷3=3
nine divided by three equals three
9割る3は3

実際に計算をするときは、「+」=plus、「―」=minus、「×」=times、「÷」=divided byということばを使います。「=」の部分はequalsです。三単現のSに注意してください。
括弧が混ざったときにはどうなるでしょうか?

(3+4)×(2+1)=21
three plus four times two plus one equals twenty-one
3足す4かける2足す1は21

普通の場合は、見ればわかるので括弧の部分を発音しなくても大丈夫です。どうしても強調したい場合は、in bracketsという表現を使います。

(3+4)
→three plus four in brackets

「小数、分数、パーセント」を計算するとき英語で何ていう?

意外にむずかしいのが、小数点以下の表現です。順番に見ていきましょう。

小数 decimal (デセマル)

英語表現
0.1 nought point one
0.2 nought point two
0.01 nought point oh one
0.02 nought point oh two
0.001 nought point oh oh one
0.011 nought point oh one one
1.1 one point one
1.2 one point two
1.23 one point two three

小数点の前に0がある場合には、nought(ナウト)と発音します。小数点はpointです。冒頭以外の0は「オー」と発音する場合が多いですね。小数点以下の数字は、そのまま連続で読みます。

分数はどうでしょうか? 分数は思ったよりもシンプルです。

分数 fraction

英語表記
1/2 a half / one in two
1/3 a third / one in three
1/4 a quarter / one in four
2/3 two third / two in three
3/4 three fourth / three in four

※「/」で区切られているものは、2つの表現方法があり、どちらも同じ意味であることを指しています。
例:1/2「a half」もしくは「one in two」どちらでも表現できる

分数は、分子を前に、分母を「順番を表わす形」にするだけで表わせます。
前置詞のinを使うこともできます。one in two=2の中の1=1分の1、two in three=3の中の2=3分の2という考え方です。

パーセンテージは日本語と同じです。数字の後にそのまま%(percent)を読みます。

百分率 percentage

英語表現
1% one percent
10% ten percent
25% twenty-five percent
50% fifty percent
100% one-hundred percent

小数点以下の数字も決してむずかしくないことがわかりますね。

「数列、関数、極限」など計算するときに使われる英語表現

ここからは、数学でよく使う用語について英語で言ってみましょう。

数学でよく使われることば 英語表現
数学 mathematics
計算 calculation
数式 mathematical expression
方程式 equation
solution
代入 substitution
一次方程式 linear equation
二次方程式 quadratic equation
三次方程式 cubic equation
連立方程式 simultaneous equations
不等式 inequality
関数 function
一次関数 linear function
二次関数 quadratic function
三次関数 cubic function
picture
グラフ graph
変数 variable
数列 series
極限 limiting value
集合 set
確率 probability
線形代数 linear algebra
因数分解 factorization
素数 prime number
実数 real number
虚数 imaginary number
自然数 natural number
整数 integer
正の数 positive number
負の数 negative number
対数 logarithm

一見むずかしそうですが、これを暗記する必要はありません。必要になったときにこのページを確認していただければと思います。

これらの数学用語を実際に使うためのフレーズをご紹介します。

set up a mathematical expression
(数式を立てる)

数式を「立てる」時には、set upがよく使われます。ちなみに「目標を立てる」時にもこのset upを使うことができ「set up a goal」という表現になります。

solve a mathematical expression
(数式を解く)

数式を「解く」場合には、解決するという意味のsolveが使えます。方程式を解く時にも、solve a equationと同じ表現が使えます。

draw a graph / draw a picture
(グラフを描く / 図を描く)

この場合の描くはwriteではなくdrawが使われます。

substitute B for A
(AにBを代入する)

代入するという動詞はsubstituteです。一般的には代わりに使うという意味の動詞ですね。「xに3を代入する」なら、「substitute 3 for x」です。

calculate numbers in my head
(‘自分の頭の中で’暗算する)

日常的によく使うのが、暗算ということばではないでしょうか。英語では一対一で対応している単語はなく、「自分の頭の中で計算する」と説明するような言い方になります。

「√」「Σ」などなど……英語で数学記号を読んでみよう!

ここでは、様々な数学記号の英語での読み方をご紹介します。

数学記号 英語表現
√ x (square) root (of) x
3√ x cube root (of) x
4√ x fourth root (of) x
n2 n squared
n3 n cubed
n4 n to the fourth
the sum from i equals 1 to n
sin x sine x
cos x cosine x
tan x tangent x
A>B A is greater than B
A≧B A is greater than or equal to B
A<B A is less than B
A≦B A is less than or equal to B
f(x) function

√や○○乗など、意外なものがむずかしいことにおどろいた方もいらっしゃるかもしれません。日本語では何の気なしに使っていることばも、外国語にすると途端にむずかしくなってしまいます。

日常生活でもよく使う「>」「≧」の読み方、ご存知でしたか? 日本語では「だいなり」「しょうなり」が使われますが、英語では「greater(大きい)」「less(小さい)」が使われます。

その他、数列に使うΣや対数のlogなどの記号も、実は読み方が決まっています。生活の中で読み上げることはなかなかないかと思いますが、覚えておくと何かの得に役に立つかもしれません。

まとめ

学校では、英語の授業=英語そのものを学ぶ授業です。ですから、他の教科の内容は英語では言えなくなってしまいがち。その代表例が数学用語です。かんたんな足し算引き算のように、日本語でならだれでも説明できるものが、英語ではさっぱりわからなかったりします。

ビッグデータの時代に入って、誰でも統計データなどを扱うようになったと言われています。ある日突然、英語で数字のはなしをする日が来るかもしれません。数学用語をマスターして、まさかの一日に備えましょう!

参考
Mathematical and scientific symbols

Pronunciation of mathematical expressions

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