「昨日、大阪駅で友達と別れたよ。」という意味の人と人が別れるシーンや、恋愛関係で「ずっと喧嘩していた彼とついに別れることにしたよ。」という人間関係が別れるといったシーンなど、「別れる」という言葉は様々な状況で使われます。今回はシーン別にさまざまな「別れる」という英語フレーズの使い方を紹介したいと思います。
友達と別れるなど、人と人が離れる際に使う「別れる」の英語表現
人と人が別れる場面を表す場合、別れた後の状況によって使われる英単語が異なります。
焦点の中心から離れるときは、leaveを使う
人と人が別れる場合、「そのままの状態にして別れる、離れる」という意味の「leave」が使われます。leaveは別れる側だけではなく、別れた後のその場にも焦点があてられるイメージです。
例えばこのような会話で使われます。
It was a great drinking party yesterday. How long did you stay in the karaoke after that?
(昨日の飲み会楽しかったね。あの後何時までカラオケにいたの?)Yeah, it was fun. I was in karaoke until around 1o’clock in the middle of the night, but I left home in the middle.
(うん、楽しかったね。私は夜中の1時までカラオケにいたけど、途中で抜けて帰ったよ。)
このように飲み会は彼が去った後も続けられていたようなシーンでleaveが使われます。leaveは不規則動詞なので、例文のように過去形になるとleftになるところにも注意しましょう。
1つのグループ全体が別れるときはbreak upを使う
友達と別れる場合でも、グループ全体がバラバラに別れる場合はleaveではなくbreak upが使われます。それでは例文をチェックしてみましょう。
It was great drinking party yesterday. How long did you stay in the karaoke after that?
(昨日の飲み会楽しかったね。あの後何時までカラオケにいたの?)Yeah, it was fun. I was in karaoke until 5am in the morning. Then we all walked to Osaka Station and broke up there.
(うん、楽しかったね。昨日は朝の5時までカラオケにいたよ。それからみんなで大阪駅まで歩いて、大阪駅で別れたよ。)
breakは連続した状態を断つ状態を表します。飲み会は5時まで続いたけど、5時に飲み会自体がお開きになったことを表現することができます。breakも不規則動詞で、過去形になるとbrokeとなるので注意しましょう。
また、恋愛関係で恋人同士が別れる場合もbreak upが使われます。恋愛で別れるシーンは自分のことだけではなく友達の恋愛関係など、会話に登場するシーンが多いので是非頭に入れておきましょう。
I might break up with him.
(私もしかしたら彼と別れるかもしれない。)
このように第三者に恋愛関係が終わることを伝える場合にbreak upが使われることはよくありますが、別れを告げるときに
I’m breaking up with you.
(私はあなたと分かれるわ。)
と恋愛関係上にある相手に伝えるとストレートすぎて相手を傷つけてしまう可能性があります。別れを告げるときにもお互いを思いやり、別れの理由も含めて伝えて話し合うのがお互いにベストでしょう。
Our relationship isn’t working out well. I think we should break up. Because recently we are no longer moving in the same direction.
(私たちの関係は上手くいってないよね。だから別れるべきだと思うの。だって最近お互いの考え方が違ってきたと思うの。)
全体の中で焦点の当てられた2人が別れるときはpartを使う
対象となる2人がそれぞれの方向に進んで行く場合の別れは、partが使われます。
He and I parted at Osaka station yesterday.
(私と彼は昨日大阪駅で別れました。)
恋人やパートナーとの別れを意味する英語フレーズ
上記で紹介した別れるという表現の他にも、恋人同士が別れる場面で使える別れを表現する英語フレーズはいくつかあります。ドラマや洋楽などでも使われるよく聞くフレーズをいくつか紹介したいと思います。
元々結びつきのあったものが別れるときはseparateを使う
separateは元々絡み合っていたものをバラバラにするという意味で使われます。例えば別居するときや、離婚するときにもこのseparateが使われます。
I will separate from my husband.
(私は夫と別れるわ。)
離婚を表現するときはdivorceを使う
divorceは離婚を指します。離婚には別居しているかどうかは含まれず、紙面上で離婚したことを指します。
Do you recommend that I get a divorce?
(あなたは離婚を私にすすめますか?)
be through(終わりだ)
関係性の終わりを伝えるフレーズとしてドラマでもよく使われるのがbe throughです。短いフレーズですが、話の展開を大きく変えるフレーズです。
I’m through with him.
(私は彼と別れたわ。)
They are through.
(彼らは別れたよ。)
It’s over.(もう終わりだね。)
別れ話の決定的なフレーズとしても使えるIt’s overは、恋愛関係だけでなくてパーティーが終わったね、など物事が終わった、過ぎ去ったときに使えます。
Our relationship is over.
(私たちの関係は終わりね。)
I’m done with you.(あなたとはもう終わりだよ。)
もうやってられないわと喧嘩別れをするような場面で使えるフレーズです。
I don’t know what are you thinking, I’m done with you.
(あなたが何を考えているか分からないわ、あなたとはもう終わりよ。)
split up(絶交)
別れる、離婚する、絶交を表すsplit upでは、交際関係の別れを表現することもできます。
I was crying so bad when my parents split up.
(私は両親が離婚したときにひどく泣いたわ。)
I split up with him.
(彼とは絶交したわ。)
洋楽から学ぶ別れのフレーズ
We are never ever getting back together.
(私たちは絶対にヨリを戻したりはしないわ。)
テイラースウィフトの曲の歌詞で使われているフレーズです。あなたが戻りたいって言ってきても、絶対にヨリを戻したりはしないわと伝える別れの曲です。ここではget back(恋愛関係に)戻るという意味の表現を「never ever(決して、絶対に)」で否定して過去の過ちを繰り返さないようにということを伝えています。
まとめ
「別れる」を表現するシーンはさまざまな場面で登場します。カジュアルな会話だけでなく、ビジネス会話、ガールズトークなど。今回はネイティブがよく使う表現を中心に紹介したので、日常会話できっと使う機会があるはずです。恋愛で別れを伝える場合は、上記のフレーズだけではなくもう少ししっかりと自分の気持ちを表現できるようにしておくといいですね。
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