今年もカンヌライオンズが終わり、広告・マーケティング業界もまた新しい1年が始まったといったところですが、今やビジネスシーンは日本国内だけではなく、海外にも広がり、さらにはアメリカや主要ヨーロッパに加えて、様々な国に行くケースが凄く増えています。
そういった点からも日々ビジネス専門用語をチェックしていくことが大事です。今回はそのマーケティングの世界で使える英語をいくつかの領域に特化してご紹介していきます。
戦略立案の際に使える単語
まずは社内社外問わず、プラニングフェーズで頻出する用語を見ていきます。
消費者購買行動 – 心理変容プロセス –
マーケティングと消費者は重要な関係がありますが、消費者が購買行動を取るまでの心理変容プロセスを抑えます。
Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)
この5段階が、消費者が購買する際の基本的なプロセスになります。これらの用語を使って会話を組み立てていきます。
Attention(注意)
A: How do you think we can make our target pay attention to our service?
(ターゲットを我々のサービスに注目してもらうにはどのようにすればいいと考えていますか?)
B: That is good question.
(良い質問ですね。)
Interest(関心)
A: It is obvious that they are interested in sport from the point of their attribution.
(ターゲットの属性から考えるとスポーツに興味があるのは明らかです。)
B: I see.
(なるほど。)
Desire(欲求)
A: And joining a community for same generation strengthens their desire.
(年齢層的には同年代のコミュニティーへの参加がより一層その欲求を強めます。)
B: That makes sense.
(それは理にかなっていますね。)
Memory(記憶)
B: We should invest on advertisement to raise the awareness of our service and to keep target’s memory sharp.
(我々のサービスの認知向上とターゲットの記憶を常に鮮明にしておくために広告に投資すべきだ。)
A: Yes, it would work well.
(そうですね、機能すると思います。)
Action(行動)
A: How about holding an event our target can experience our service?
(我々のサービスを体験できるイベントを開催してみてはどうですか?)
B: That is good idea. Please arrange the whole journey which our target can take action in the end of the event.
(それは良いアイデアだ。イベントの最後にターゲットが行動を起こせるような全体フローを構築してください。)
戦略立案プロセス
次に戦略立案から実際に運用していく全体プロセスです。Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の4段階です。この4つの単語は難しいものではないので、同様の意味で言い換えた内容をご紹介します。
The PDCA cycle is well-known as a management method in marketing.
(PDCAはマーケティングにおいて有名なマネジメント方法です。)
P means PLAN which is to intend to do something to achieve great success.
(PはPlanを意味していて、成功を達成するために何かを行おうと意図する事です。)
D is Do. Simply executing the plan.
(DはDoです。シンプルに、計画を実行する事です。)
C represents CHECK. Review and assess what worked and did not work.
(CはCheckを表しています。計画の何が機能したか、何が機能しなかったかを振り返り、評価します。)
A stands for ACTION. Making improvements on the plan for campaign based on the result and the assessment.
(AはActionを表しています。実施した結果と評価を踏まえ、次のキャンペーンに向けて計画の改善を行います。)
プラニング時によく出てくる用語
次に企画書やプレゼンの中で共通してよく出てくる用語を文章の中でご紹介していきます。
It is very important to understand the insight of the target for building up the strategy.
(戦略を構築する上では、ターゲットのインサイトを把握する事が非常に大事です。)
Setting KPI (Key Performance Indicator) before executing plan helps assessment afterwards.
(計画を実行する際に、KPIを設定しておくことで、後で評価がしやすくなります。)
The target can be divided into two segments. One is cost-conscious group, and the other is convenience-oriented group.
(ここではターゲットを2つの層に区分できます。1つは価格志向グループ、もう1つは利便性志向です。)
Increasing customer satisfactory is one of the elements to enhance company brand.
(顧客満足度を高める事が企業ブランドを高める要素の1つでもあります。)
Group interview is effective way to measure target’s need.
(ターゲットのニーズを把握するためにグループインタビューを行うのは非常に有効な手段です。)
We should better to talk about next topic when we make a success for raising awareness of our product and bringing consumers to our homepage.
(商品の認知度を上げ、そして消費者をホームページに誘引してくるのに成功した上で次のトッピクスを検討しましょう。)
デジタルマーケティング
次に世の中の流れを汲んで、デジタルマーケティングで使われる用語を紹介していきます。SNSが海外発のものが多いせいか、英語がそのまま使われているケースも多く、よく耳にするものが多くなっています。すでに知っている用語に加えて新しく1つ1つ覚えていくと一気に幅が広げられます。ここでは用語を説明文に組み込んで紹介していきます。
Owned media is media that a company owns and manages by itself such as web site, blog, and etc…
(オウンドメディアとは企業が自社で所有し管理しているメディアの事で、ウェブサイトやブログなどがあります。)
Earned media is mainly about social media that a company can earn reputation for it is product or so.
(アーンドメディアとは主にソーシャルメディアで、企業は商品などの評判や信頼を獲得することができます。)
Paid media is media that a company pays for it is advertisement space such as Newspaper, TV and website…
(ペイドメディアは企業が広告枠などに支払って掲載してもらうメディアで新聞やテレビ、ウェブサイトなどがあります。)
Maximizing reach to the target is one the most important element in SNS marketing.
(SNSマーケティングではターゲットにリーチする事が大事な成功要素の1つです。)
There are two best ways. One is to increase followers of the account and the other is to acquire engagements to expand the content.
(その手法としてベストなものが2つあります。1つはFollowerを増やす事、もう1つはエンゲージを獲得してコンテンツを広げていく方法です。)
Engagement means that the number of likes or shares or the actions by consumers, and cooperating with influencer is also the key to success.
(エンゲージとは、いいねやシェアなどの消費者からのアクション数で、影響力の高いインフルエンサーと協業する事も成功へのカギとなります。)
Designing reasonable consumer journey is essential to success in internet business.
(インターネットビジネスでは理想的な消費者行動行程の設計が必要不可欠になります。)
Triple screen means the screen of TV, PC and smartphone.
(トリプルスクリーンとは、テレビ、パソコン、スマホの3つのデバイスの3つのスクリーンのことです。)
Marketing exists for making profit.
(利益を上げるためにマーケティングが必要です。)
マーケティングに関する本の紹介
最後に、いくつかマーケティングに関するオススメの本を紹介します。専門用語ばかりなので、難しいとは思いますが、いずれ原書を読めるようになると、いち早く最新トレンドをキャッチアップできるので、少しずつトライしてみてはいかがでしょうか。
Social Marketing: Behavior Change for Social Good Nancy R. LEE
– Philip Cotler(著)
マーケティング界の神様コトラーの最新刊。実践的なソーシャルマーケティングのノウハウを習得できます。学術的な面もありますが、読み手にわかりやすい実例によってリーダーフレンドリーになっています。
Marketing 3.0 from products to customers to the human spirit
– Philip Kotler(著)
安倍総理大臣が提唱しているSociety5.0と同じく、マーケティングのあり方の最前線を問う考えをまとめた本。来たるマーケティングの考え方は「人間中心主義」と題して、”世界をより良くしていく”と企業活動について書いています。
Connected Marketing: The Viral, Buzz and word of Mouth Revolution
– Justin Kirby(編)/ Marsden Paul(著)
少し古くなってしまいますが、現代マーケティングの中で未だに力強い影響力がある「消費者と消費者」の間で起こる活動について書いています。所謂口コミやSNSの本質についても考えさせられる内容です。また価格の高さからも充実度がわかると思います。
The Digital Marketing Handbook: A Step-By-Step Guide to Creating Websites That Sell
– Robert W. Bly (著)
もう1冊は上でも取り上げたデジタルマーケティングからです。より実践的な1冊で、スキームから手法を傾向と対策を含めて書かれているため、プラニングと言うよりもOJT感覚で、実施しながら読み進めると言う形がおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。マーケティングといえども非常に範囲が広いため、今回はある程度絞った領域で紹介してきました。分析・調査、クリエイティブ・制作、ターゲット論など分野によって様々な用語がありますので、少しずつカバー領域を広げていってください。
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