数字や範囲を表現するときに必要となってくる「以上」や「以下」「未満」「~を超える」という表現。英語ではどのように言い表すのでしょうか。そもそも、「3以上」だと3は含まれるのか、3は含まれないのかなど、基本がわからない人でも十分理解し、料金や人数、年齢について正しく言い表せるように、英語で範囲を表すときの違いや表記するときの不等号記号についてご紹介します。
英語で不等号「>」や「<」といった記号はなんていう?
不等号は英語でinequality signと表します。日本と同じように不等号は「>」や「<」などの記号で表現することもできますが、中には日本の表記と全く同じではない英語表記の不等記号も存在します。それぞれの不等号表記の違いだけでなく、どのように読むのかもチェックしておくといいですね。
This is an equation with a sign of inequality.
(この式は不等号を使って表されています。)
英語圏で不等号は主に数学で使われますが、テレビコマーシャルやポストカード、インターネットの掲示板などで使われます。
McDonald’s Fries > The Fries From Across The Road
(マクドナルドのポテトフライ > 向かいの店のポテトフライ)*マクドナルドのコマーシャル
「以上」「以下」の記号を表す英語表現
まずは以上、以下を表す英語表現からチェックしていきましょう。
「(数字)以上」を表す英語表現:(数字) or more / or higher など
「以上」という表現は、日本語でも混乱してしまいやすいですね。日本語で「3以上」と表現する場合、3も含まれます。
「以上」を英語で表現する場合は”or”が使われます。
例えば、「3以上」であれば”three or more”となり、また対象によっては”three or higher”や”three or greater”などが使われることもあります。
”three or more”は数えられるものを比較する場合、例えば、子どもがいる友達が何人いるかといった場合に使います。”three or higher”はテストの結果や年齢など、定められた数を比較する場合に使います。また、”three or greater”は愛の大きさなど数えられないものを比較する場合に使います。
「未満」という表現”less than~”を否定して”not less than three”で「3以上」と表現することもできます。
This bar is allowed to be accessed by people twenty years old or more.
(このバーは20歳以上が入場することができます。)
You can book this party room for ten people or more.
(このパーティールームは10人以上で予約することができます。)
「(数字)以下」を表す記号の英語表現:(数字) or less / or lower など
「以下」の意味も「以上」と同じ考え方で、「3以下」を表現する場合、3も含まれます。
また、英語表現をする場合、「以下」を英語で表現する場合も”or”が使われ、「3以下」を英語で表す場合”three or less”となります。
その他の表現も「以上」と同じように、対象によっては”three or lower, three or fewer”などが使われます。また前述の通り、「3を超える」という表現は、”less than~”を否定して”not less than three”で「3以上」と表現することもできます。
”three or less, three or lower, three or fewer”の使い分け方は、”three or more”“ three or higher”“three or greater”の使い分け方と同様です。
You don’t need to keep it. Anyway, it’s worth only five-pound or less.
(とっておく必要はないよ。とにかくそれは5ポンド以下の価値だからね。)
「以上」「以下」を表す不等記号
「以」「以下」を表す不等表記は日本語と少し異なるので注意が必要です。
日本語の場合
以上 ≧
以下 ≦
英語の場合
or more ≥
or less ≤
使用例:
Power consumption ≦ 20W(電化製品の表示)
日本語の「以上」「以下」は「≧」「≦」と、不等記号の下に「=」が加えられて表現されますが、英語の「以上」「以下」は、”≥” ”≤” と不等号の下に一本線が加えられた記号が一般的に使われています。記号の広がっている方が大きく、記号の角が向いている方が小さくなります。
英式不等号表現の例
A is three or lower: A ≤ 3 (Aは3以下です)
A is three or higher: A ≥ 3 (Aは3以上です)
※不等号を記号で表すときの注意点
不等号を記号で表す場合、計算式の記号と記号の間には半角スペースを加えるのが最も一般的です。論文を書く際など、公式に文章を作る場合は半角スペースがないと誤表記となってしまうこともあるので注意しましょう。
誤使用例: a<b=c (スペースなし)
正解例: a < b = c (スペースあり)
また、文章とともに不等記号を用いる場合は、逆に数字と記号の間にスペースを入れないのが正解です。
誤使用例: Snack A’s value reached – 10. It will be < 20.
正解例: Snack A’s value reached -10. It will be <20.
「~を超える」や「未満」を表す記号の英語表現:more than / greater than(数字)など
「以上」「以下」の他にも、日本語では「~を超える」という表現や「未満」で範囲を表すことができます。英語ではどのように表現されるのかチェックしてきましょう。
「~を超える」を表す英語表現
そもそも「3を越える」はどの範囲を指しているのでしょうか。答えは、「3は含まない」です。間違えやすいので気を付けておきたいところですね。
「~を超える」を英語で表現する場合は、”than”が使われ、例えば「3を越える」と表現するのであれば”more than three”となります。また対象によっては”greater than three”や”over three”、”above three”などが使われることもあります。
The highest temperature today will reach more than 30 degrees.
(今日の最高気温は30度を越えるでしょう。)
未満を表す英語表現:less than(数字)/
「未満」も「~を超える」と同じように、例えば「3未満」を表現する場合、3は含まれませんのでご注意を。
「未満」を英語で表現する場合も他と同様に”than”が使われ、「3未満」であれば”less than three”となります。その他の表現も「以上」と同じように、対象によっては”smaller than three”, ” under three”、”below three”などが使われます。
Children under eleven get a half price train fare.
(11歳未満の子どもの電車賃は半額になります。)
「~を超える」表現や未満を表す不等記号
以上、以下を表す不等号表記は日本語と同じ”<”、”>”となります。記号の広がっている方が大きく、記号の角が向いている方が小さくなります。
不等号表現の例
A is more than three: A > 3
A is less than three: A < 3
「~以内」の記号を表す英語表現:in / with in (数字/期間)
「~以内」の示す範囲は「以下」と同じように、例えば3日以内と表現する場合、3日目も期間に含まれます。
「~以内」を英語で表現する場合は”in”や”within”が使われます。
You have to visit the Japanese Embassy in London within one week.
(君は一週間以内にロンドンの日本大使館に行かないといけないよ。)
※期間を表現する場合の表記
日本語ではよく「~」が期間を表す表記として使われますが、英語では「~」ではなく「-」が使われるのが一般的です。例えば病院の時間など、日本では午前9:00~午後3:00と表現されますが、英語では9:00AM-3:00PMとなります。これは年号を表す場合も同様で、日本では1990年~2000年と表現するところを、英語では1990-2000と表現します。
「~まで」の記号を表す英語表現:up to
「~まで」が示す範囲も「以下」と同じように、3日までと表現する場合、3日目も期間に含まれます。
「~まで」を英語で表現する場合は”up to”が使われます。
You can carry up to 10kg luggage per person for this flight.
(このフライトでは1人10㎏までの荷物を運ぶことができます。)
まとめ
英語が苦手なミネコ
エリカ
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