英語が使えるようになるためにはどんなトレーニングが必要なのでしょうか。英語を勉強している人なら誰もが気になるところですよね。
私は最近TOEICを徹底的に勉強しなおしています。その中で、意外なところに英語力のカギを見つけました。それは「フレーズへの反応速度」です。
We will tour the factory.
tour (ツアーする)もfactory(工場)も、むずかしい単語ではありません。では、この文の意味が「一瞬で」出てきますか? 筆者は出てきませんでした。
英語が上手くなるには
・フレーズを見てすぐに理解できる
・すぐに口から出せる
2つの方向でトレーニングが必要です。今回は0.5秒というキーワードでフレーズ勉強法を紹介します。
英語はフレーズで勉強しよう!
We will tour the factory.
この文が理解できなかったのは、日本語に引きずられてしまったからです。
tourは「ツアー」、factoryは「工場」だと思ってしまった。すると、「工場をツアーする」という理解になってしまいます。ルクセンブルクのワイン工場のような観光地でしょうか。
いえいえ、冷静に考えれば、tourは「見学する」という意味の動詞です。
We will tour the factory.
私たちはこれから工場を見学します。
何のことはない普通の文です。でも、これが瞬時に理解できなかったせいで、リスニング問題を落としてしましました。
英語はフレーズが勝負 単語だけでは使えない
tour the factory → 工場を見学する
英語には決まった言い方があります。まるごと覚えてしまえば、日本語に引きずられてまごまごしたりはしません。
英語力は覚えた単語の数ではなく、それを使いこなせるかで決まります。
I need to pack my bags.
packは包む、bagはカバンという風に直訳で考えると、「カバンを包む」という日本語になります。かばん屋さんがセット販売をしているのでしょうか? 実は、pack one’s bagsは荷造りをするという意味のフレーズなんです。
I need to pack my bags.
荷造りしないと。
単語だけがわかっても、意味がない時があります。
英語はフレーズで話せばもっと通じる
英会話でも同じです。単語をならべるだけでも会話は出来ますが、相手の言っていることはわからないでしょう。
Let’s go hanging out!
hangにぶら下がるという意味があるからと言って、今からぶら下がりにいこうぜ! とはまず言いませんよね。hang outで「遊びに行こう」という意味になるのです。
英語はフレーズの数を増やせばもっと通じやすくなります。
英語フレーズ→日本語に 0.5秒トレーニング
会話でも、TOEICのようなあわただしく読み解かなければならないテストでも、フレーズが目に入って0.5秒で理解できる必要があります。わからない間に話が進んでしまうからです。
フレーズの意味はgoogleで検索すればたいてい出ています。手間を惜しまず検索することで、着実に本当の英語力が身についていきますよ!
英語フレーズを見て0.5秒で景色が浮かぶ?
筆者が引っかかったフレーズをご紹介します。0.5秒でどんな状況か想像できますか?
We will be done any day now.
will be done:終わる
なにかをやっていて、それが終わるのですね。では、any day nowとは? どれでも、日、今…いつなのでしょうか? これも決まった言い方で、「もうじき」という意味です。
We will be done any day now.
もうじき終わりますよ。
I’m nearly halfway through.
halfway:道半分、through:通った
だいたい半分くらい通った…「今どこにいるの?」と聞かれたのでしょうか。いえ、これは仕事の進捗状況を報告している場面です。throughには「終わる」という意味があるからです。
I’m nearly halfway through.
半分くらい終わりました。
むずかしい単語は出てきていないのに、どうしてもいまいちわからない。そんな時は、フレーズ力が足りていない可能性があります。
しっくりこない時には、必ずgoogleで検索してみましょう。辞書や質問サイトに99%答えが出ています。
想像に頼るのは絶対にやめましょう。正直に言えば、それなりに英語を勉強してきた私でも、フレーズの意味を想像で当てられたことはほぼないです。私は必ず調べることにしています。
英語フレーズのイメージを脳に焼き付けよう
単語をベースにして英語を理解していると、速いペースの会話についていけなくなります。
英会話を楽しみたい方、TOEICやTOEFLで高いスコアが欲しい方は、どうしてもフレーズ力を高める必要があるのです。筆者自身も今、フレーズ力を1から鍛え直しています。
フレーズは日本語に対応させるとかえって覚えにくいです。場面で覚えましょう。
自分が「あとどれくらいで終わる?」と聞かれた場面を想像してany day now
進捗を報告する場面を想像してI’m nearly halfway through.
イメージ+フレーズで覚えることで、もっと記憶に残りやすくなります。
日本語→英語フレーズに 0.5秒トレーニング
今度は英語から日本語に0.5秒で訳してみましょう。
・お客様が部屋に来ています。「座ってもいいですか」と聞いてきます。
もちろんです。ご自由にどうぞ。
→No problem. Be my guest.
自由=freeではありません。be my guestという表現があります。
・資格試験はいつごろですか? と質問されました。
今年の終り頃です。
→Toward the end of year.
○○頃=aboutというわけではありません。終わり頃の場合はtowardが使われます。
このトレーニングはかなりしんどいですね。日→英に瞬時に訳すのは頭にかなり負担がかかります。一日五分と決めてやってみると良いでしょう。
イメージ→英語フレーズに直接翻訳してみよう
こちらも、日本語を間に入れずに、イメージから英語にするのがゴールです。
目の前にお客さんがいると思ってBe my guest. 日本語が間に入らない方が頭の負担が減りますね。瞬間翻訳+イメージトレーニングで最速のフレーズ力アップを目指しましょう。
英語フレーズマスターの近道はオンライン英会話
オンライン英会話はフレーズマスターの近道です。
外国人講師と話すことで、面白いフレーズに触れるチャンスがグッと増えます。よいフレーズも、知らなければ無いのと同じ。英語を話せば話すほど出会いも増えるのです。
チャットで送ってもらえばメモも取れます。ただ外国人と話すだけでは、メモが取れなくて忘れてしまいがち。語学マニアは常に分厚いメモ帳を持ち歩いていますが、普通はそうはいきません。
チャット機能がついているというオンライン英会話の強みが、フレーズ学習で生きてきます。
まとめ
英語は単語だけでは話せません。フレーズを覚え、その反応速度を鍛えることで、初めて英語が「使える」ようになります。フレーズ力の大事さに気づいていない方も多い今、ライバルに差をつけるチャンスです。
筆者もフレーズ力を徹底的に鍛えていきます。みなさまも今日から「フレーズ筋」鍛えませんか?
Please SHARE this article.
英語を話せるようになりたいなら
学習のプロにみてもらおう
英語を学んできたのに、いざ話そうとなると全く言葉が出てこない、その原因は圧倒的にアウトプット量が不足していることにあります。
英会話の経験量を増やしたいなら断然オンライン英会話がおすすめ。1日25分だけ英語を話す習慣が鍵を握っています。高いお金を払って海外留学する必要はないのです。
無料登録しておくとお得な情報が届きます
今すぐ無料体験する最適な学習サイクルが
レアジョブ英会話ひとつで完結
※「ソロトレ」は有料会員様のみご利用いただけます
レアジョブ英会話なら、英会話レッスンはもちろんのこと、「聞いて話す」発話トレーニング「ソロトレ」や一歩一歩英語力を積み上げられるオリジナル教材など、オンライン英会話市場で長年培ってできたコンテンツを豊富に取り揃えています。(追加料金なし/教材無料)苦手を克服したいなら使うべき選りすぐりのコンテンツです。
利用者インタビュー
無料登録~7日以内なら初月半額
今すぐ無料体験する