英語を話すのが怖いひとに役立つ3つの克服法

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英語を話していると、「怖い!」と思う瞬間がありますよね。

脅かしているわけではありません。日英のコミュニケーションスタイルはかなり違っていて、初めて英語を使うとビックリすることの連続です。私はメンタルが弱めなので、いつもドキドキさせられています。どうやってこの不安を解消したらいいのでしょうか?

今回は、「目線」「舌打ち」「話し方」の三つの視点から、英語のコミュニケーションを深掘りしてみましょう!

英語を話すのが怖いわけ1 ネイティブはなぜ睨みつけてくるのか

英語ネイティブ、特にアメリカ系の方とお話しすると、いつも思うことがあります。

「なんで睨みつけてくるんだ?」

彼らはとても眼光が鋭く、こちらの目を見据えて話してきます。

「やばい、怒らせちゃったかな…」

でもこれ、別に怒っているわけではないのです。

英語を話すのが怖いわけ1 眼を見るのが英語圏のマナー

英語圏では、相手の目を見て話すのがマナーです。日本では、あまり相手の目をじろじろ見ないのが普通だと思いますが、彼らは違います。

じっと相手の目を見据えて、堂々と話す。これが英語らしいコミュニケーションなのです。

私は未だにビクビクしてしまうこともありますが……これはもう慣れです! こちらも見返しましょう。

英語を話すのが怖いわけ1 眼光が鋭すぎる英語ネイティブ

私の友人の中で、とあるイギリスの方はあまり目を見て話しません。「イギリスでは目を見ないの?」と聞いてみたところ

「いや、俺は人の目を見るのが苦手なの。だからイギリスでは生き辛かったけど、日本に来てから楽になったよ。目を見なくてもいい文化だから」

なるほど……。ネイティブといっても色々な方がいるようです。

目を見るかどうかは、言語というより文化の問題かもしれません。なので、あまり相手の目を見ないアジア系の方と英語を使うときはそこまで気になりません。

ただし、ネイティブはおおむね眼光鋭いことは覚えておきましょう。

英語を話すのが怖いわけ2 外国人に舌打ちされた! とおびえる日本人

次に私たちをビックリさせるのが舌打ちです。英語を話していると、結構舌打ちされます。

「うわ、これは怒らせたかな」

「失礼だな!」

いきなり舌打ちされたら、ビックリしたり、怒ったりしてしまいますよね。

でも、実はこれにも深い意味はないんです。

英語を話すのが怖いわけ2 舌打ちに攻撃的な意味はない

英語での舌打ちには、深い意味はありません。

「ちょっと考えさせて」

という代わりに舌打ちする人がかなりいます。well…や、ah…などと同じようなもの。いちいち落ち込んだり、へこんだりする必要はありません。

コミュニケーションの中で、ツールとして舌打ちを使っているんです。

英語を話すのが怖いわけ2 むしろ日本語に移らないように注意!

英語に慣れてくると、日本語でもつい舌打ちが出てしまうことがあります。

筆者は中国語も日常的に使っていて、こっちもかなり舌打ちする言語。完全に私の日本語には舌打ちが移ってしまっています。日本の友達と話していて

「舌打ち多くて怖いんだけど……」

と怒られることもしばしば。これも文化の違いですが、英語が日本語に移ってしまうこともあるんです。隠れた注意点ですね。

英語を話すのが怖いわけ3 マシンガントークでタジタジにされる

英語が怖いと思う理由の3つ目は、ネイティブのマシンガントークです。

英語を話したことがある方はお気づきだと思います。ネイティブは一回の発言が長いんです!

「ベラベラベラベラベラベラ…」

1人でずっと話していて、こちらが口を挟むタイミングがありません。

しかもネイティブはあいづちも打ちません。聴いている時は、無反応にただ聴いているだけ。

ずっと自分で話していて、あいづちも打たない人…怖いと思ってしまっても仕方ないですよね。

英語を話すのが怖いわけ3「長ければ長いほど丁寧」な英語!?

最大の原因は英語と日本語のマナーの違いです。

日本語では、あんまり長く一人で話しているとマナー違反になりますよね? 英語は逆です。1つの長い文章を最後まではっきりと言い切ることが、英語のマナーになります。

関連記事:ビジネス英会話に効果大!英語の「敬語」や「丁寧表現」を知るための3つのポイント

また、英語ではあいづちはマナー違反になるのであまり打ちません。英語の先生たちがよく言う疑問は「なんで日本人はyesとかhuh? とか言わないと話を先に進めてくれないの?」です。

英語では、あいづちを打たなくてもどんどん話を進めていきます。むしろあいづちは「邪魔」だと思われてしまうのです

関連記事:その相槌、海外ではマナー違反かも? “印象の良い英語”のために知っておきたい相槌文化の違い

英語ネイティブ「礼儀正しく話したいから長―くしゃべるよ!」

日本語ネイティブ「話長い! しかもあいづちも打たない。こっちの話聞いてないのかな?」

不幸なすれ違いはいつも発生してしまいます。

英語を話すのが怖いわけ3 焦らず聴くに徹しましょう

話し方の違いも、基本的には慣れです。聴くときはあいづちなどあまり打たずに、できるだけ聴くに徹しましょう。

話すときは、一文を最後まで言い切るのが大事になります。英語らしいコミュニケーションとは、「長い一文でのキャッチボール」なんですね。

英語を話すのが怖くなくなるテクニック

英語と日本語の違いを理解すれば、英語を話すことはちっとも怖くありません。もう一度、マナーの違いを復習しましょう。

  • 目を見て話す
  • 舌打ちはNGではない
  • あいづちは打たない

英語のマナーを知ろう!

英語らしい英語の参考書では、こちらがおすすめです。

著者おすすめ書籍:感じのよい英語 感じのよい日本語 ―日英比較コミュニケーションの文法

学術書ですが、一般の方でも楽しく読めるわかりやすい文章です。

英語を使ってコミュニケーションするための「マナー」に焦点を置いた一冊、ぜひ読んでみて下さい。

英会話で慣れておく、という選択肢

しかし、本で勉強しただけではなかなか身につかないのも現実。実際に外国人と話してみるのも大事です。

ネイティブ・ノンネイティブを問わず色々な人たちと英語で話してみることで、英語への恐怖心は薄くなっていくはず。

手っとり早いのは英会話のサービスを使ってみることです。実際に英語を使って話してみると、「ああ、英語ってこういうコミュニケーションをする言語なんだな」と体で覚えることができます。

コミュニケーションは場数が命! まずは話してみましょう!

まとめ

どの言語にも特有のマナーがあります。

目は見ない・舌打ちはNG・あいづちは大事…日本語では当たり前のことも、外国語では当たり前ではないのです。新しいマナー・新しい常識に触れることも語学の楽しさなんですね。

最初は怖いと思ってしまうのも仕方ない。でも、一歩踏み出してみれば、日本語とは違う世界が広がっています。英語で新しい世界を見てみませんか?

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