自分の体の中でもっとも身近でよく使う部位が「手」ですよね。そんな「手」も、「爪」や「指」や「手のひら」など細かく分けると様々な英単語があります。
今回はそんな「手」に関する英単語を、複数形も含めて皆さんに自信をもって使っていただけるよう、まとめてみたいと思います。また箸の使い方や手の洗い方など、手を使った英会話表現も合わせて一緒にご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
全部言える?「手」の部位ごとの表現集
手と一言で言っても、「手の平」や「指」などいくつかの部位に分かれますよね。そんな部位ごとの英語表現をご紹介しましょう。
hand:手(複数形:hands)
I got burned on the hand.(手にやけどした。)
一般的に「手」という場合は「hand」という表現を使います。基本的には手のひらや指を含んだ部分を表します。下記の例文のように、両手でないとできないものの場合は複数形の「hands」を使います。
Wash your hands.(手を洗いなさい)
I shake hands all around.(みんなと握手する。)
She clapped her hands.(彼女は拍手した。)
上記3つのどの例文も、手が1つではできないことばかりです。2つ目の例文は、自分の手と相手の手で握手をするので、複数形の「hands」が使われています。
finger:指(複数形:fingers)
Don’t point your finger at me.(私に向かって指をさすな!)
ざっくりと「手の指」をあらわす英語は「finger」です。ちなみに足の指は「toe」であって、「finger」ではありませんので注意しましょう。
また「親指」などそれぞれの指の呼び名は下記のように別の英単語があります。
thumb:親指
index finger/forefinger/first finger:人差し指
middle finger/second finger:中指
ring finger/third finger:薬指
little finger/fourth finger/pinky:小指
人差し指の「index」 とは、「指し示す」という意味のラテン語を語源としているそうです。何かを指し示したり、ボタンなどを押したり、No.1という意味を表すとき、私達がいつも使うのは人差し指ですよね。そこからもっとも指らしい指として「first finger」と名付けられたとも言われています。
中指や薬指は、そこから数えて「second finger」「third finger」となっていくわけです。薬指の「ring finger」は通常左手の薬指を指すことが多いですよ。
また、下記のような例文のように、2本以上の指を使わなければならない状態の時には複数形の「fingers」を用います。
Your fingers are long.(指が長いですね)
Just keep your fingers crossed.(祈っておいてね。)
2つ目の例文の「fingers crossed」は「人差し指と中指を交差する」ことで幸運を祈るという意味がありますよ。これは指を交差することが魔女や悪魔祓いの仕草だったことに由来しています。
手の平(手の裏):palm(複数形:palms)
He placed a coin in the palm of his hand.(彼は手のひらに硬貨を置いた。)
Please join your palms together.(手のひらをあわせてください。)
何かを握る時、内側になる部分が「手の平」です。もともと植物の「やし」のことを「palm」といい、その葉っぱの形が手のひらに似ていることから「手のひら」を「palm」と表現するようになりました。また手のひらは、「palm of one’s hand」と言い表すこともありますよ。2つ目の例文のように、手のひらをあわせて合掌のポーズをする際は、2つの手のひらを使いますので、複数形の「palms」を用います。
手の甲(手の表):back of the hand(複数形: backs of the hands)
He wiped his eye to the back of his hand.(彼は手の甲で涙をぬぐった。)
The backs of his hands were hairy.(彼は手の甲が毛むくじゃらだった。)
手をグーにした際に表面側の見えている部分が「手の甲」で「back of the hand」と表現します。2つ目の例文で、「彼」の「手」は通常2つあるはずですので、こういった場合は複数形の「backs of the hands」を使います。「s」が2箇所に入りますので注意してくださいね。
1つ目の例文の「wipe」は「ぬぐう」の意味です。車のワイパーはこの単語が語源ですよ。
手の爪:fingernail(複数形: fingernails)
I hate the sound of fingernail scraping chalkboard.(黒板を爪で引っ掻くような音が嫌い)
I have a habit of biting my fingernails.(爪をかむ癖がある。)
手の爪は、「指の爪(fingernail)」と書きますが、「nail」だけで表現する場合もあります。足の爪の場合は「toenail」ですよ。2つ目の例文の場合は1本ではなく2本以上の爪を噛むと想像できますので複数形を使っていますが、もし右手の親指の爪だけを噛む癖があるのであれば、単数形で表示します。「scrape」は「キーキー音を立てる」という意味がありますよ。「habit(癖)」
手首:wrist(複数形: wrists)
He took me by the wrist.(彼は私の手首をつかまえた。)
She was wearing sweatbands on her wrists.(彼女は手首に汗止めバンドをしていた。)
「wrist」のもともと語源は「ねじれる」という意味だそう。たしかに手のひらと腕の間の関節部分である手首は「ねじれる」部分ですよね。ちなみに腕時計は手首部分につける時計なので「wrist watch」と表現します。1つ目の例文では「take 〜 by the wrist」で「〜の手首をつかまえる」という意味。2つ目の例文のように両手首を意味する場合には複数形を用います。
箸の使い方はどう説明する?
日本人が手を使って行うもっとも身近なことは「箸を使うこと」ではないでしょうか。海外からきた友達や同僚に「どうやって使うの?」と聞かれることも多いものです。そんな箸の使い方を英語ではどう説明すればよいのでしょうか。
Hold one chopstick with the index finger, middle finger, and the thumb, in the same manner as when you hold a pencil.
(鉛筆を持つときと同じように、一本の箸を人差し指、中指、親指で持ちます。)
Put the other chopstick between the bottom of the thumb and the tip of the forth finger.
(もう一本の箸を親指の付け根と薬指の先に差し入れます。)
The lower chopstick should remain still and you should only move the upper chopstick to grip food.
(食べ物を掴む際、下の箸は動かさず、上の箸だけ動かします。)
箸の持ち方を説明する際には5本指の英単語を覚えておく必要があります。また、「bottom of 〜(〜の付け根)」や「the tip of 〜(〜の先端)」といった表現も覚えておきましょう。手や箸などで何かを掴む際には「grip(掴む・握る)」という英単語が使えますよ。
このようにお伝えしても、実際に初めて箸を使う方にとってはすぐにマスターすることができないものです。海外の方がなかなか使えず戸惑っている場合には、「You can use a fork(フォークを使ってもいいよ)」と言ってあげましょう。
手洗いの歌を英語で歌おう!
手と言えば、いろいろなものを触ったり掴んだりする大切な部分ですが、それ故、手洗いはとても大事。そんな手洗いの歌は日本語だけでなく英語でも豊富です。今回はそのうちの一つをご紹介しましょう。この歌を覚えて、正しい手洗いの方法と英語の両方をマスターしてみましょう!
「Washy washy clean(綺麗に洗おう)」
歌詞と意味
It’s fun to wash your hands(手を洗うのは楽しいよ)
And I know you understand(君も分かってるよね)
So we washy washy clean, scrub scrub(だから手を綺麗にあらってゴシゴシしよう)
We start with washing palm to palm(まずは手の平と平を洗うところから始めよう)
Between each finger let us rub(指と指の間もこするよ)
Now the back of the hands, it’s such a simple plan(次に手の裏だ。ほら簡単なことでしょ)
We washy washy clean, scrub scrub(手を綺麗に洗ってゴシゴシしよう)
Clean the base of the thumbs one by one(親指も付け根から一つずつ洗おう)
Then the back of the fingers this is fun!(それから指の裏もだ。たのしいね!)
Don’t forget your fingernails, it’s about details(爪を洗うのも忘れないで、細かい部分だよ。)
We washy washy clean, scrub scrub(手を綺麗に洗ってゴシゴシしよう)
Now move on to the wrists, let us rub(じゃあ手首にうつるよ、こすっていこう)
I think we’re nearly done, so now what(ほらもうほとんど終わりだ、次は何?)
Just rinse the soap away, dry our hands and we’re ok(ただ泡を流して手を乾かせば完了だ)
We washy washy clean, scrub scrub. (手を綺麗に洗ってゴシゴシしよう)
日本語の「幸せなら手をたたこう」の曲にあわせた手洗い歌です。これまでご紹介した手の部位の英語が満載の歌詞ですよね。「Between each finger let us rub」の部分は、「let us rub between each finger」だったものが、前後が倒置されていると考えてみてください。
「let us 〜」は直訳すると「私たちに〜させてください」という意味です。「We’ re nearly done」の部分ですが、「nearly」は「ほとんど〜」という意味。「so now what」は「じゃあ次は何する?」という意味の、よく使われる口語です。
まとめ
手は体の中でもっともよく使う部位といってもいいでしょう。その分色々な場面で口にすることも多いので、各々の部位の英単語を完璧に覚えておくと安心ですよ。また手洗いは大人も子供もとても重要ですので、楽しい手洗い歌を覚えて、ぜひ完璧な手洗いを実行してくださいね。
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