英語は大人になったらマスターできないって本当?

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英語は大人になったらマスターできない。こんなうわさを聞いたことがあるでしょうか。英語は子どもの間にしかマスターできない、まことしやかに伝わっているこの話、どこから出てきたのでしょうか? 本当に大人の英語はムダなのでしょうか?

結論からいえば、「大人はネイティブにはなれない」「でも、勉強する価値は十分にある」のです。

英語は大人になったらもう遅い?

英語は大人になったらもうマスターできない…というはなしを聴いたことがあるでしょうか。半分本当で、半分間違っています。大人はネイティブにはなれません。でも、英語を使えるようにはなれるのです。

英語は大人でもマスターできる? 臨界期仮説とは

英語は子どもしかマスターできないというのは、なんとなく納得できそうな気もします。実際、第二言語習得の世界では、「年齢が語学レベルに影響する」ことは常識です。

「臨界期仮説」という理論があります。人間は、ある一定の年齢になったら別の言語のネイティブにはなれなくなるという理論です。それが何歳なのかはわかっていません。研究者によって、4~12歳ほどと幅があります。

では、私たち大人は英語を勉強しても無駄なのでしょうか?

「英語ネイティブになる」には大人では遅い

英語ネイティブになるためには、大人では遅いです。小さいころから英語を使う環境で育たなければいけません。

ただ英語を使う地域に住んだというだけでも足りません。帰国子女でも、自分の言語を忘れてしまう人の方が多いのです。レベルの高いバイリンガルになるために、彼らだって努力しています。

子どものころの環境 + 日々の努力 がそろってはじめてネイティブになるのです。

英語を使う分には大人でもOK

臨界期仮説は、ネイティブになれるかどうかの問題です。私たち大人が英語を勉強するのは、英語を使うことですよね。「英語を使う」のが目的なら、何歳から勉強しても間に合います。大事なのは、自分に合ったゴールを設定することです。

まとめると、

・大人はネイティブにはなれない
・ネイティブになるには子どものころの環境 + 努力が必要
・英語を使えるようになることが目的なら、大人でもOK

大人でも英語は使えるようになるのですね。

英語は大人でも使えるようになる

英語は大人でも「使えるように」なります。ですが、私たちにはいくつか諦めなければいけないものもあります。

英語を学ぶ大人が諦めるべきもの:語感は身につかない

大人になってからでは「語感」が身につきません。その英語が合っているか間違っているか、きれいか汚いか…感覚的なところはネイティブでなければわかりません。だからこそ、文法を勉強してルールを覚えるのですね。

ただし、たくさんの英語をインプットしていくと、だんだんと語感のようなものが身についてきます。ネイティブほど鋭くなくても、似たものを得ることはできます。

英語を学ぶ大人が諦めるべきもの:ネイティブの発音は身につかない

ネイティブみたいなペラペラの英語を話せるようになりたい! と私も何度も思いました。でも、私たちはもうネイティブの発音は身につきません。

発音は、特に大人が身につけにくいものです。どうしてもネイティブとは違う音になってしまいます。

でも、大人は発音ができないというわけではありません。「しっかりと通じる音」レベルの音は出せるようになります。

英語を学ぶ大人が諦めるべきもの:聴き流しだけでは上達しない

子どものころは、周りの大人の日本語を聴いているだけで日本語が話せるようになりました。ですが、大人はその能力をもう失っています。聴き流し「だけ」では英語は話せないのです。

聴き流し自体は効果的な勉強法です。英語に慣れるために聴き流しをするのは王道ですね。ただ、聴くだけでマスターすることはできないのです。

英語を始める大人のための勉強法

大人になってから英語を勉強する人はどこに気をつければいいのでしょうか? 子供のころは「感覚的に」マスターできた言語も、大人は「頭を使う」必要があります。

大人の英語は、「頭の使い方」次第で一気に効率的になるのです!

大人の英語:大人の勉強は頭を使う

大人は自分で勉強しないとなかなか外国語が上達しません。でも言い換えれば、自分で目標を立てて、勉強方法を工夫できるのです。子どもはひたすら周りの大人のことばを吸収するしかありませんが、大人は自分で選べるのです。

大人は感覚的な勉強ができません。文法や発音のルールを地道に覚えて使っていくことが求められます。

子ども時代:なんとなくできるようになる
大人:自分で勉強して土台をつくる→ブラッシュアップ

大事なのはしっかりした土台を作ること。そのためにも、文法・発音・単語という基礎を捨ててはいけません。英語のシャワーを浴びるのも、土台があって初めて意味が出てくるのです。

大人の英語:相手を探そう

自分が日本語をマスターした時のことを覚えていますか? 私もさすがに覚えていません。でも確実に言えるのは、日本語を話す相手だけはたくさんいたということです。英語を勉強すると、練習相手がなかなかいません。

思い切って留学しない限り(留学に行ってすら)、大人は英語をマスターするために相手を探さなければいけません。練習相手を探すことが大人の最大のハードルになるでしょう。

英語の練習相手を探すには色々なやり方があります。大きく分ければ「友達を探す」と「英会話教室を利用する」の二種類です。

友達を探す場合は、SNSやイベントで外国人と知り合います。もちろん友達を増やすのは良いことですが、相手がどんな人かわからなかったり、英語を教えることに慣れていなかったりすることもあります。

英会話教室では、英語を教えることに慣れた先生を探してもらえます。英語力を付けることだけを目的にするなら、オンライン英会話を活用することで手軽に英語に触れることができます。

自分に合った方法で相手を探せれば、英語学習は勝ったようなものなのです。

まとめ

大人になってからでも、英語は間に合います。ネイティブと全く一緒にはなれないかもしれませんが、それでも英語を使えるようになるのです。

「もう大人だから…」と後ろ向きになるのではなく、「自分で計画を立てて自由に勉強できる!」と考えられたら、英語は必ず上達します。

大人に合わせた勉強で、最短で英語をマスターしましょう!

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