「胸がドキドキする」や「キュンとする」、「ときめく」など、恋愛での胸の高鳴りや、緊張による心臓の鼓動を表現する日本語はたくさんあります。こういった「ドキドキする」に関連した表現は、実は英語でも豊富に存在しますが、日本語と同様に、各々ニュアンスが異なります。今回はそんな一つ一つの表現の違いをご紹介し、今の気持ちを正確に表現するお手伝いができればと思います。
心臓(heart)と組み合わせて使う色々なドキドキ表現
緊張したり、好きな人の事を考えると胸がドキドキしたり、キュンとするもの。こうした「どきどき」や「キュン」という表現は、そもそも「心臓(heart)」の鼓動の音を表す擬音語です。同様に英語でも、恋愛感情や緊張や興奮を表現する際には、「心臓」を色々な角度から形容することが多いものです。そこでまずはそんな「心臓」にまつわる表現からまとめてみたいと思います。
心臓の鼓動がドキドキと高鳴る時
My heart is still pounding.
(胸がまだドキドキしてるよ。)
「pound」は「(心臓が)激しく高鳴る」という意味。「ドンドン打つ」という意味もあり、怖い事や嬉しいことがあって胸の鼓動がドンドンと打たれている場合に使います。
My heart throbbed with job.
(嬉しくて胸がドキドキした。)
「throb」は「脈打つ」や「鼓動する」という意味があり、心臓の脈がドクドクと動いているイメージとして用いられます。痛みなどで(脈の動きとともに)傷口がずきずきする、といった場合にも使われる単語です。
My heart beat quickly when I saw him.
(彼をみて胸がドキドキした。)
「beat」は「連続して打つ」というのがもともとの意味です。そこからheart(心臓)が主語になった場合には、「心臓が連続して規則正しく打つ」という意味になります。ドキドキするという場合には、その打たれるスピードが速くなる、というイメージなので、「beat quickly」や「beat fast」というような表現がよく使われます。
His heart was thumping wildly.
(彼の心臓はすごくドキンドキンしていた。)
「thump」は「げんこつや棒などでゴツンと打つ」というのがもともとの意味です。そこから心臓や脈拍が「ドキンドキンと打つ」という意味に派生していきました。その鼓動がかなり激しいイメージがこの表現には隠れています。
Oh, my God! My heart is racing!
(どうしよう!心臓がバクバクする!)
「race」は皆さんがよくご存知の車のレース(競争する)以外に、「エンジンなどが空回りする」という意味もあり、急激に速度を上げるというイメージがあります。そこから心臓の鼓動が一気に速度をあげて、バクバクと高鳴るという風に使うことができます。
The sudden news made her heart palpitate.
(突然の知らせに彼女の胸は激しく動悸を打った。)
「palpitate」は「激しく動悸を打つ」という意味で、医学用語で「palpitates=動悸」という意味でも使われる少し固めの表現です。「緊張や驚きで心臓の動悸が激しくなる=ドキドキする」という意味で使われます。ちなみにこの文章の中にある「made+A+動詞」は、「Aを〜にさせる」という意味で、この例文を直訳すると「突然の知らせは、彼女の胸(A)を、激しく打たせた(動詞)」というようになります。
キュンとすると表現したい時
When I saw you for the first time, I got the butterflies.
(あなたを初めて見た時、胸がキュンとした。)
もともと、「butterflies in my stomach」という慣用表現があります。直訳すれば「お腹の中の蝶々」という意味で、心臓ではありませんが、お腹の中で蝶々がひらひらと飛び回るようにそわそわしているという様子をあらわします。通常「I have butterflies in my stomach(胸がキュンとする)」というように使いますが、最近はそれを省略して単に「the butterflies(胸キュン)」と表現することができます。ちなみに「for the first time」は「はじめて」という意味です。
He is my heartthrob.
(彼にキュンときてる。)
Heartthrobは「ときめき」というような意味があります。「胸をときめかせるような素敵な人」や「憧れの人」のことを指します。そこから「He is my heartthrob.」は「彼は私の胸をときめかせる人だ。」=「彼にキュンとしている。」というような意味で使われています。このフレーズをそのまま覚えておきましょう。
ドキドキを簡単に表現できる便利な動詞
「心臓がドキドキする」や「胸がキュンとする」といった表現は上記のようにたくさんありますが、沢山ありすぎてなかなか覚えられないという場合には、まずは下の基本の動詞から覚えてみるのもおすすめです。「興奮によるドキドキ」と「緊張によるドキドキ」の2つのパターンにわけて覚えてみてくださいね。
be excitedで「嬉しいドキドキ」を表現する
I am excited at the thought of seeing her.
(彼女に会えると思うとワクワクする)
興奮で心臓がドキドキしたり胸がワクワクするということを表現したい場合には、「be excited」という動詞が便利です。「ワクワクドキドキ」という表現にぴったりの一語です。「be excited at…」で「…にわくわくして」という意味になります。
I am so excited that I can’t sleep.
(ワクワクが止まらない!)
ドキドキワクワクする気持ちがおさまらない!と言いたい時に日本語では「ワクワクが止まらない!」ということがありますよね。これは英語だと「興奮しすぎて眠れない(I am so excited that I can’t sleep).」と表現することができます。ちなみに「so 〜that…」は「〜すぎて…できない」と訳します。
be nervousで「緊張によるドキドキ」を表現する
I was so nervous now.
(今とても緊張でドキドキしています。)
たとえば仕事の面接の前や、発表会の前などで緊張して心臓がドキドキしている場合には、「nervous」という表現が便利です。「神経質な」という意味がある「nervous」は「そわそわする」「あがる」という意味としてよく使われ、「緊張でドキドキする」という際にもぴったりの表現です。
She is nervous of going out at night.
(彼女は夜に外出するのを怖がっている。)
緊張がさらに増して、怖くてドキドキしている場合にもnervousは使われます。「nervous of…」で「…を怖がって」という意味になりますよ。
まとめ
心臓がドキドキするというニュアンスの表現は、日本語でもたくさんありますが、ご紹介したように英語でも多種多様な表現がありました。一つでも多く表現を覚えてネイティブとの会話に備えてくださいね。またオンライン英会話の際に、緊張や興奮でドキドキしている際にも、今回ご紹介した表現を使って、ぜひ今のあなたの状態を伝えてみてくださいね。
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