「英語を勉強しても、なかなか力が伸びない」「飽きてしまって続けられない」という人は多いのではないでしょうか。皆さんは学習するに当たり、「今日はコレを勉強する!」と、ポイントを絞っていますか?なんとなくダラダラ続けているだけでは、実力がつかずやがて飽きがきてしまうかもしれません。ポイントを絞ることの大切さと上手な設定の仕方について考えてみましょう。
ポイントを設定することのメリットは?
英語を勉強するとき、「1回に3ページ」「1日30分」といったように、学習の時間や量を設定することが多いと思います。でも、「3ページ」「30分」といった目標をこなしたことで満足してしまって、そこで自分が何を身につけたかということを意識していないのではないでしょうか。力が伸びない、続かない原因はそこにあるのかもしれません。
学習には必ず「ポイント」がある
手元の英語学習用の教材や問題集を開いてみましょう。何気ない日常の会話の練習のように見えても、そこには必ず「学習のポイント」があります。例えば、買い物の会話では「モノの名前を覚える」、夏休みの予定を立てる会話では「未来形」が使えるようになる、といった例があります。教材にそのことがはっきり書かれていない場合でも、「ここでは何を勉強することになっているのだろう」と、自分で意識するようにしましょう。
ポイントは自分で作ることもできる
インターネットのニュース記事や映画やドラマなどを見て英語学習をする場合は、自分でポイントを設定しましょう。例えば、「商談に関連する用語をできるだけ覚えるようにする」「Hi!やWhat’s up?など、あいさつのバリエーションを聞き取る」といった目標を決めるといいでしょう。その目標を意識しながら、英語を読んだり聞いたりするようにします。
自分に「ごほうび」をあげる
学習のポイントを決めると、ただなんとなく単語を覚えたり英語に慣れようとしたりするのではなく、勉強することで自分が何を得ようとしているのか、はっきり見えてきます。「今日は未来形の文が使えるようにする」「あいさつのフレーズを5つ以上覚える」といったように決めると、成功したときには「できた!」という達成感が生まれ、うまくいかないと「また明日がんばろう」という次の目標を設定することができます。
この「できた!」という達成感がやりがいにつながり、学習を継続するための原動力となります。また、「未来形の文が使える」「あいさつのフレーズがいくつも言える」という具体的な成果が得られ、必然的に英語力がアップしていきます。このやりがい、成果は自分にとっての「ごほうび」であると言えます。
「未来形の文が10個作れたら、帰りにビールを買っていいことにする」など、自分にモノでごほうびをあげることにしてもいいでしょう。そうすると英語の勉強がごほうびを得るためのゲームのようになり、苦労や努力をしなくても、自然に続けられるようになります。
ポイントを絞るための具体的な方法は?
それでは、学習のポイントを具体的にどのように設定し、どんなふうに学習を進めていけばいいのか、考えていきましょう。
1) 自分の苦手分野を見つける
「TOEICを受けたら、語彙や文法のセクションのスコアがすごく低かった」「海外旅行で、相手の発音がなかなか聞き取れなかった」など、誰にも自分が苦手とする分野があると思います。自分に足らないのはどのような力か、どんなことを克服したいかを考えてみます。英語の勉強を始めたばかりの人は、中学英語やり直しの問題集などを買ってみて、特にできないところを見つけてみるのもいいでしょう。
問題集の例:中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
2) 苦手分野を細分化してポイントを作る
「語彙や文法がわからない」「発音が聞き取れない」といったざっくりした苦手分野がわかったら、それを学習に生かすために、細分化してポイントを作ります。
例:語彙や文法を鍛えるためのポイント
1. 仕事で使う分野の単語がわかるようにする(経済、IT、環境など)。
2. 助動詞の使い方を復習する。
3. 現在完了の使い方を復習する。
4. 関係代名詞が使いこなせるようにする。
例:発音に強くなるためのポイント
1. 文字を見て正確な発音を覚える。
2. 「LとR」「BとV」などを区別する。
3. つながる音、消える音など、音声変化を覚える。
4. 文字を見ずに、耳だけで理解できるようにする。
3)普段の教材の中にポイントを見つける
苦手なポイントを克服するためには、その分野に合った教材を用意するのが一番便利です。例えば、語彙・文法学習であれば単語集や文法の問題集、発音であればリスニング教材などが考えられます。
ただ、特定のテーマを持った教材でなくても、会話を鍛えるための教材やインターネットの英語素材の中に、自分の鍛えたいポイントを見つけることができます。例えば、こんな方法があります。
・毎日インターネットのニュース記事を読み、自分の仕事で使いそうな単語をピックアップする。
・日常英会話のテキストを見て、would、should、mightなど助動詞が使われているところに印をつける。
・YouTubeの英語動画などを見て、現在完了が使われていたらすかさず書き留める。
・英語動画を字幕付きで見て、耳がついていけなかったところを何度も聞く。
・英語のドラマを見て、聞き取れたセリフを自分で繰り返し言ってみる。
最初にご紹介した「1回に3ページ」「1日30分」という目安も学習のリズムを作るのに有効なので、「今日はインターネットのニュース記事を3ページ分読んで、仕事に使いそうな単語をピックアップする」「今日は30分動画を見て、現在完了の文を書き出す」としてもいいかもしれません。
オンライン英会話レアジョブのレッスンでは、毎回学習のGoal(目標)が決まっています。例えば、「Weekends」(週末)に関するレッスンでは、I can talk about what people do on the weekend.(週末にすることについて話せるようになる)がGoalで、レッスンの中には単語の習得、発音、文法、リスニング、スピーキングなどさまざまな要素が詰まっていますが、最後にそのGoalが達成できたかどうかを振り返ります。
このように目標を設定することで、「今日はこれができるようになった!」という達成感ややりがいが得られるのです。さらに、先生とのフリートークの中で、助動詞の文を使ってみたり、「BとV」を意識しながら発音してみたり、自分なりのポイントを取り入れることもできます。ぜひ、「目標達成!」という自分へのごほうびが得られるレッスンにしてみてください。
まとめ
「勉強を続けて英語ができるようになる人は、自分とはどこか違うのかも」「続けるには何かコツがあるのでは?」と思ったことはないでしょうか。人によっては、達成感を得られるうれしさだけを励みに、勉強を続けることができます。見えないやりがいだけでは満足できない人は、ビールでもお菓子でも、がんばった自分に贈るモノを用意します。やりがいにせよモノにせよ、英語学習に成功した人はみな、この「ごほうび」を上手に使っていると言っても過言ではありません。自分にピッタリのごほうびを用意して、確実に学習を継続させましょう。
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