日本でスポーツといえば、サッカーや野球の人気が高く、最近ではフィギュアスケートの大会なども盛り上がりを見せていますよね。ひとたび国を変えると、人気のあるスポーツは異なり、アメリカでは野球やアメリカンフットボール、イギリスではサッカーなど、地域色が見えるのが面白いところ。新聞紙のスポーツ面を賑わせるニュースに注目することで、その国の国民性も垣間みえてくるかもしれません。
レアジョブ英会話の公式教材「Daily News Article」を題材に、旬な英語ニュースの読み方を解説する新連載シリーズ『ニュースな英語』。
今回は「体操世界選手権」に関する記事をピックアップして、スポーツニュースの読み方を解説します。スポーツには欠かせない“勝ち負け”や、スコアについて、英語のニュースではどのように報じられるのでしょうか。
(日本男子体操チーム、世界選手権で勝利)
「メダルを獲得する」は英語で?
(原文)
Led by Kohei Uchimura, Japan’s Men’s Gymnastics team struck gold at the 2015 World Artistic Gymnastics Championship.(和訳)
内村航平が率いる日本の男子団体は、2015年の体操世界選手権で金メダルを獲得した。
頻出単語・フレーズをチェックしよう!
Led by:〜率いる
“lead”の過去分詞“led”を用いた、受け身の表現です。チームのキャプテンや監督などについて言及する際によく使われるフレーズです。
stike gold:金メダルを獲得する
“strike gold”には「金を掘り当てる」の意味もあります。“win a medal”で「メダルを獲得する」という表現も使われますが、この場合の“win”は「勝ち取る、獲得する」を意味する他動詞。「win a prize/受賞する」「win a lottery/宝くじに当選する」など、汎用性の高い動詞なので、その他の用法もチェックしてみてください。
「得点」に関する話題はどうやって表す?
(原文)
Despite committing a mistake during the final round, Uchimura was still able to attain the highest score of 90.654 points in all of the six individual events. Meanwhile, for the team event, the Japanese team scored 358.884 points, beating China’s overall score of 357.027 points during the team final.(和訳)
最後の種目でのミスがあったにもかかわらず、内村は出場した個人競技全6種目において90.654ポイントという最高得点を獲得することができた。一方で、団体競技としては、日本男子チームは団体のファイナルで358.884ポイントを獲得し、中国の総合評点357.027ポイントを上回った。
頻出単語・フレーズをチェックしよう!
attain:獲得する
ここでは、“attain score of〜” 「〜点のスコアを獲得した」となっていますが、動詞の“score”「得点する」が使われることもあります。
beat:打ち負かす
“A beats B”で、「AはBを打ち負かす」、「AがBに勝利する」の意味で、類義語には“defeat”があります。”A beat B 9 to 4”「AはBを9対4で打ち負かした」などとスコアをつけて表すことも。この場合、スコアは”9-4”とダッシュ(-)を使って表されることもありますが、“nine to four”と読むことも覚えておいてください。
補足ポイント:接続副詞に注目して読んでみよう
1文目と2文目をつなぐ「一方で」を意味する“meanwhile”。前後の文章内において、何かを比較して説明しているということが分かります。1文目では、内村選手の「個人競技」“individual events”についての話でしたが、“meanwhile”で結ばれた2文目ではすぐに“for the team event,〜”と続いているので話題が団体競技に変わり、個人競技と団体競技について比較しているのだと読み取ることができます。
勝ち負けを英語で話そう。「連勝」は英語で…?
(原文)
Japan’s win at the World Artistic Gymnastics Championship marks the first for the country since 1978. Their win has also ended China’s winning streak. For the past five years, China has dominated first place, leaving Japan in second place. China has also claimed gymnastic gold during the last two Olympics. The last time Japan won an Olympic team title was in 2004.(和訳)
日本の体操世界選手権での勝利は、1978年以来初めての記録となる。今回の勝利はまた、中国の連勝を終わらせることにもなった。過去5年間、中国が1位を独占し、日本は2位にとどまっていた。中国は過去2回のオリンピックにおいても体操競技で金メダルを獲得している。日本がオリンピック団体種目で最後にメダルを獲得したのは2004年であった。
頻出単語・フレーズをチェックしよう!
winning streak:連勝
「連勝を続けている」は、現在も継続中なので現在完了形を使って”XX have kept one’s winning streak going” となります。
【連勝を表すほかの表現】
「3連勝する」
win 3 successive/consecutive/straight games
win 3 games in a row
関連表現:
「連勝が止まる」end one’s winning streak, winning streak stops/snapps
first place:1位
「1位になる」take/win/get first place
「2位、3位になる」は、first をそれぞれsecond, thirdに置き換えましょう。
関連表現:
「首位を争う」compete for first place
押さえておきたい文法ポイント!
The last time (when) Japan won an Olympic team title was in 2004.
(最後にオリンピック団体種目で最後にメダルを獲得したのは、2004であった。)
“The last time”(最後のとき)のあとには、関係副詞のwhenが隠れており、名詞である“The last time”をwhen以下が修飾している形になっています。文章の大まかな構造を捉えると“The last time”「最後のとき」が主部、“was in 2004”「は、2004年であった」が述部となります。
The last time I was in America on a business trip was 6 years ago.
(最後に出張でアメリカに行ったのは、6年前だった)
述部の中の「(いつ)だった」の部分には、次のような表現を使います。
・XX years ago(XX年前)
・in XX(XX年)
・when I was ○○
when I was a baby(私が○○だったとき)
when I was a freshman(私が○○だったとき)
スポーツ観戦のあとは、英字新聞で2度楽しむ
ニュースは自国にフォーカスして書かれる傾向があるので、日ごろ日本語で読んでいるスポーツ関連の記事も、英語の記事では視点が異なり、面白い発見があるかもしれません。
「どのチームが勝ったのか」、「何点差でどうやって勝ったのか」などに注目して、ぜひ英語でスポーツニュースを読んでみてはいかがでしょうか?
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