夏休みや冬休みなどの長い休みから、ちょっとした週末の小旅行や祝日など「休暇」と一言でいってもいろいろなタイプの休みがあります。
英語で休暇というと、vacationとholidayという単語がすぐ頭に浮かぶと思いますが、この2つの単語をどう使い分けたらいいのか悩む人も多いのではないでしょうか。
今回は日本語でも日常的によく目にすることの多い「バケーション」と「ホリデー」の違いを学びましょう。
休暇に関する代表的な単語:vacationとholiday
vacationは主にアメリカで使われる休暇
90年代に木村拓哉さんと山口智子さん主演で一斉を風靡した「ロングバケーション」というドラマがありましたが、vacationという単語は英語ができない方やどの年代の方が聞いても「長期休暇のことだ」とすぐ理解できるぐらい広く浸透している言葉です。
英語でも意味は同じで学校や仕事の長期休暇を指し、主にアメリカで使われますが、この用途で使われる代表的な表現として次のようなものがあります。
・Summer vacation(夏休み)
・Christmas vacation(クリスマス休暇)
Vacationは長期休暇の意味以外に、旅行や家でリラックスなど自由に時間を使う期間を指すことがあります。
I’m taking a vacation in July.(7月に休暇を取るつもりだ。)
We went to Hawaii on vacation.(休暇でハワイに行った。)
上記の2つの例では、特に長期間に限らず数日間の場合も考えられますが、「仕事を離れてゆっくり過ごす」という意味で使われているのがわかりますね。
さらにアメリカではvacationが動詞としても使われることがありますので覚えておきましょう。活用形は、vacation(現在形)vacationed(過去形)vacationing(現在進行形)となります。
We vacationed in Bali last December.
(昨年12月に休暇でバリに行った。)
They plan to vacation in Florida this summer.
(彼らは今年の夏は休暇でフロリダに行く予定だ。)
holidayはイギリスで一般的に休暇の意味で使われる
Vacationがアメリカでよく使われるのに対し、イギリスではholidayが一般的です。
次の例のようにvacationと同じく学校などの長期休暇やリラックスを目的とした休暇の意味で広く使われています。
・Winter holiday / Easter holiday
(冬休み / イースター休暇)
I’m going to Spain for the summer holiday.
(夏休みはスペインに行く予定だ。)
Where are you going on holiday in Dec?
(12月は休暇でどこに行くの?)
イギリスでは口語で複数形の「holidays」やさらにそれを省略した「hols」もよく使われますので、頭の片隅にとめておきましょう。イギリス人だけではなく、オーストラリア人もよく使うので、友達からのメッセージなどで見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
My kids’ school holidays will start soon!
(子供達の学校の休暇がもうすぐ始まるんだ!)
I haven’t decided my plan for hols yet.
(まだ休暇の予定はないんだ。)
さらにholidayはvacationでは使われない意味があります。それは「祝日」です。公休日や国民の祝日を、public holidayやnational holidayと呼びますが、public vacationやnational vacationとは言わないのが普通です。
Last Friday was a public holiday.
(先週の金曜日は祝日だった。)
July 4 is a national holiday in the US.
(7月4日はアメリカの祝日だ。)
holiday、vacation以外で休暇に使われる単語
holiday、vacationと同じ意味で使われるbreak
holidayやvacationと同じぐらいよく使われる「休暇」を指す単語に「break」があり、アメリカ・イギリス両方で、同じように学校の休みやリラックスに使う休暇の意味で使われていますが、どちらかというと2週間以下の短い休暇を指すことが多いようです。
・Christmas break(クリスマス休暇)
・Spring break(春休み)
・Winter break(冬休み)
My work has been hectic. I need a break.
(仕事が忙しくてさ。休暇が必要だよ。)
さらにbreakは、coffee break, break timeのようにちょっとした休憩時間の意味でもよく使われます。みなさんにはこちらの意味の方が馴染みがあるかもしれませんね。
・During the coffee break(コーヒー休憩中に)
・In break time(学校などの休憩時間に)
休暇に関するトレンドの言葉
休暇を指す言葉には、近年新しく生まれた造語もあります。代表的なのが、次の2つです。
Staycation(ステイケーション)
海外旅行に行かず、近場のホテルや自宅でゆっくり休暇を過ごすこと。日本でも新型コロナの影響で外出自粛をする方も増え、この「ステイケーション」が徐々に広まってきているようですね。
Staycationはいつもの週末のように過ごすのではないところが特徴です。一工夫して非日常を演出したり、近いにも関わらず行ったことのなかった美術館・博物館を訪問したり、自宅で普段やらないアクティビティや近所の人を呼んでホームパーティを開いたり…
地元にいながらいろいろなアイデアで旅行中のような新しい体験をすることが可能ですので、ぜひトライしていただきたい休暇の形です。
momholiday (英ではmumholiday)(ママホリデー、ママ旅)
日本でママ旅というと、母子旅行をイメージしますが、英語では子供抜きのママ同士だけの旅行のこと。普段子育てや家事に加えさらに仕事にも忙しいママたちが、家族に気兼ねなく女友達とゆったり過ごすことを指しています。
実際私も海外旅行に行くと、欧米からのママ旅中の女性たちによく遭遇しますし、自分自身もたまに友人とママ旅に出ます。家族一緒も楽しいですが、たまには友達と時間を気にせずゆっくりすると、リフレッシュして家族にもいい影響があります。日本でも徐々に受け入れられつつある休暇の形ですが、欧米に比べるとまだまだハードルが高いようですね。
まとめ
休暇に関する話題は楽しく、外国人との会話にも話しやすいテーマです。
”What’s your plan for the summer holiday?(夏休みの予定は?)” と尋ねて、そこから会話を膨らませると、自分の経験やお店やレストラン情報、文化に関する話題など尽きることがなく、積極的に会話をすることができるのでは?
休暇はかなりの頻度で一年中ありますし、祝日に至ってはほぼ毎月あります。オンライン英会話や外国人の友達や同僚と、ぜひ「休暇」を話題にしてみてくださいね。英語のスモールトークが苦手な方に特におすすめです。
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