英語でプレゼンって緊張しませんか? 慣れない言語で相手を説得するのは怖いもの。中でも、緊張感が最大になるのは、「開始15分前」だと思います。まだやれることがあるかも? でも、15分でなにができるんだろう? いろいろな思いが頭をめぐります。
15分で英語力が上がることはないにしても、なにかできないものでしょうか?
今回は、英語プレゼンの直前にできる準備を「リスニング」「質疑応答」「心構え」の3つに分けてご紹介します。
英語の準備1:耳を英語に慣れさせよう
英語プレゼンの前にやっておくべきなのは、まず頭を英語モードにすることです。私自身いくつかの言語を日常的に使っているのでわかりますが、頭には「外国語モード」のようなものがあります。
頭からいったん日本語を追い出して、英語を話す頭にする。英語スイッチを入れることで、プレゼンがスムーズになります。
英語の準備1:英語の聞き流しで耳を英語に慣れさせる
英語プレゼンの15分前には、もう資料などは出来上がっていると思います。話す内容が決まっているなら、大事なのは頭を英語に切り替えること。英語スイッチをオンにするいちばんかんたんな方法が、英語の音声を聴くことです。
耳から英語を入れることで、頭が英語モードに切り替わります。使う英語はどれでもかまいません。ただし、「聴き取れない」ほどのむずかしさだと、本番前なのに不安になってしまいますよね。ただでさえ緊張するのに、重ねて不安になるのはもったいないです。
聴きなれた英語をゆっくり流すのがポイントです。私はTED Talksの好きなプレゼンを、低速再生で聴いています。「あ、英語聴き取れる!」と安心することができます。
英語の準備1: 英語耳にしておく→軽く呟いてみる
慣れてきたら、今度は軽く呟いてみましょう。かんたんなシャドーイングです。耳から入った英語を、ゆっくり追いかけて口から出します。周りに人が居ないお手洗いなどで軽くシャドーイングをすると、頭が完全に英語モードになります。
頭を英語に切り替えることで、不安を追い出しましょう。
英語の準備2:質疑応答の準備をしよう
15分前になると、できることはかなり限られていますよね。いちばん大変な部分の準備に集中したいところ。では、いちばん大変な部分とはなんでしょうか? 私は質疑応答だと思います。
英語の準備2:怖いのは質疑応答
英語プレゼンでいちばん大変なのは質疑応答です。発表部分は、自分が一方的に話すだけですよね。原稿もメモもあります。
でも、質疑応答は何を聴かれるかわかりません。なにが来るかわからない質問に対して、失礼のない英語で回答をする…求められる能力が違ってきませんか?
語学力の枠組みの1つCEFRでは、一方的に話すスピーキング力と、オーディエンスと上手くやり取りするようなinteraction能力がわかれています。質疑応答は後者ですよね。実は、プレゼンと質疑応答では使う能力が違うのです。
英語の準備2:質疑応答の練習だけを頭の中でやってみる
15分後にプレゼンだ! となったら、私なら質疑応答の練習を頭の中でやります。
Thank you for your question.
ご質問ありがとうございます。
As you said …
おっしゃる通りで…
You are absolutely right,
ご指摘の通りで…
That’s something I need to consider in more detail
その件に関しては、更なる調査が必要だと思います。
質疑応答で使いそうな表現を頭の中でざっと思い出して、できれば軽く呟きます。不安なものは原稿の端にメモしておきます。いちばん怖いのは質疑応答、だからこそフレーズを頭に思い浮かべて予行演習です。
よく使うフレーズをしっかり思い出しておけば、質疑応答も怖くありません。
英語の準備3:内容>英語だと意識しよう
頭を英語モードにして、質疑応答のイメージトレーニングまで終わったら、最後は心の準備をしておきましょう。
英語のプレゼンには、緊張しなくてもいい理由があります。プレゼンは英語スピーチコンテストではないということです。多少英語がおかしくても問題ありません。大事なのは内容に説得力があるかどうかです。
最後の5分では、「大事なのは内容だ」と自分に言い聞かせます。
英語の準備3:聴きたいのはあなたの英語ではない
外国人が日本語でプレゼンしているのを想像してみてください。Aさんはきれいな日本語ですが、内容は滅茶苦茶です。Bさんは片言の日本語ですが、しっかりとデータに基づいて提案しています。
魅力的なのはBさんではないでしょうか。私は日常的に外国の方の日本語での発表を聴いています。特に理系の方の中には、日本語にあまり慣れていない方もいます。でも、日本語の上手・下手はほとんど気にしていません。発表やプレゼンは日本語スピーチコンテストではないからです。大事なのは内容であり、データです。
英語でも同じではないでしょうか。優秀なネイティブこそ、外国人の英語に慣れています。相手がノンネイティブなら、相手の英語も完ぺきではありません。圧倒的に、内容>英語なのです。
英語の準備3:伝わる英語>自然な英語を意識
プレゼンでは、先に資料を配布しますし、パワーポイントも使うことが多いですよね。万が一、英語が聴き取ってもらえなかったとしても、慣れている聴き手なら資料を見て理解してくれるでしょう。
プレゼン全体の論理性がしっかりしていれば、英語の上手さはあまり関係ありません。だからこそ、誤解なく伝わるように準備すればそれだけで問題ないのです。
最後の5分では、「伝わる英語>自然な英語」だということをしっかり意識します。少しでもリラックスできれば、発表も落ち着いてできるのです。
① 脳を英語モードに切り替える
② 質疑応答のイメージトレーニングをする
③ 「内容>英語」だと自分に言い聞かせる
この3つが、最も無駄ない15分の使い方です。
まとめ
外国語でのプレゼンや発表はだれでも緊張するものです。だからこそ、緊張が爆発しそうな15分前にしっかり対策するかどうかが大切になってきます。
頭を英語モードにすること、質疑応答の準備をすること、英語のハードルを下げること、この3つを守れば、英語での発表は怖くなくなります。
直前のちょっとした工夫で、プレゼンも楽しんでしまいましょう!
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